1968年に ザ・ヤードバーズ(The Yardbirds)が解散したのを切っ掛けに,ヴォーカル&ギターの キース・レルフ(Keith Relf)と,ドラムの ジム・マッカーティ(Jim McCarty)が,1969年に結成したフォーク・デュオから派生した ルネッサンス(Renaissance).

 1970年には初期メンバーが殆ど脱退,1971年には女性ボーカリストの アニー・ハズラム(Annie Haslam)が加入し,メンバー交代を行いながら,最近までライヴ活動を行っていた ルネッサンス(Renaissance).

 本アイテムは,1974年1月23日オランダはヒルフェルスムにあるTV局(RTL 4)のスタジオで収録されたマルチ・カメラによるプロ・ショット映像を 33分に渡って収録した 『 RTL4 Studio 1974 (Amity 747) 』 です.

 私的に ルネッサンス(Renaissance)は,1977年1月の映像を収録した 『 Sight And Sound In Concert (No Label) 』 しか所有していないのですが,店頭で映像を観てクリアなので,購入したもの.

 時期的には,『 Ashes Are Burning (燃ゆる灰) 』(1973年10月),『 Turn Of The Cards (運命のカード) 』(1974年6月)の間に行われたライヴで,ある意味全盛時代と言える時期です.

 これは映像がクリアなので,ファンにはお勧めのアイテムですし,楽しめます.

 メーカー情報では
 『大名盤『燃ゆる灰』『運命のカード』を連発し、一気に全盛時代へと突入していった1974年のRENAISSANCE。その象徴ともなる極上プロショットがアップグレード。映像美/サウンドの両面に及ぶ最高峰更新版がリリース決定です。

 そんな本作が撮影されたのは「1974年1月23日ヒルフェルスム」。
 オランダ最大の民放TV局“RTL 4”で収録されたマルチカメラ・プロショットです。1974年は時期によって“ASHES ARE BURNING Tour”/“TURN OF THE CARDS Tour”が切り替わる時代。当店では『ACADEMY OF MUSIC 1974 PRE-FM MASTER(Amity 183)』『MY FATHER'S PLACE 1974(Amity 683)』といったサウンドボード・アルバムも定番となっておりますので、まずは当時の感動概要を俯瞰し、それぞれの位置関係を確認してみましょう。

 ●1973年
 ・2月3日+18日:北米#1(2公演)
 《4月ー8月『燃ゆる灰』製作》
 ・9月2日/10月27日ー11月24日:北米#2(14公演)
 ・12月22日:ロンドン公演
 ●1974年
 ・1月23日:RTL出演 ←★本作★
 ・3月22日ー5月25日:北米#3(24公演)←※ACADEMY OF MUSIC他
 《7月『運命のカード』発売》
 ・7月24日ー8月18日:北米#4(6公演)
 ・10月18日ー12月11日:北米#5(17公演)

 これが1973年/1974年のRENAISSANCE。

 実のところ当時の情報には不明な点もあり、資料によっては矛盾することもある。上記はあくまで資料の1つを元にしており、細部を信じる事なく参考程度にお考えください。ともあれ、本作や『ACADEMY OF MUSIC 1974』『MY FATHER'S PLACE 1974』はいずれも1974年でありつつ、まだ『運命のカード』の発売前というタイミング。特に本作は「北米#3」を行う前に収録されたTV番組用の特別パフォーマンスでもありました。
 そんなTV放送プロショットは以前から知られていたのですが、実はこの映像のベスト・マスターは2種ある。本作は、その2種の良いとこ取りをした唯一無二の最高峰更新版なのです。ここで、2種マスターの特徴を整理しておきましょう。

 ●A:オフィシャル級の極上マスター(2021年発掘)
 当店ではご紹介していませんでしたが、3年前に発掘され、マニア間で「映像も音声もオフィシャル級!」と話題になったもの。白線ノイズやテープヨレなどアナログ経由の劣化がまるでないクオリティは確かに超極上で、時折「RENAISSANCE RTL4 STUDIO 1974」のタイトル・テロップがデカデカと表示される以外は文句の付けどころがない。当時は「これ以上のアップグレードはあり得ない」とさえ言われていました。

 ●B:テロップなしの超ビビッド発色版(2023年発掘)
 そんな「あり得ない」はずのアップグレードを実現してしまったのが、2023年発掘の新マスター。タイトル・テロップが乗る前の大元マスターでして、よく見ると「A」より画面の上下端が広く残されているのです。しかし、そうした違いはあくまで「大元」の証拠に過ぎず、衝撃なのは映像美。画質の細やかさは「A」と同等ですが、発色が明らかにアップグレード。TV局内の照明もキラッキラのビッカビカに輝いている。ひと口にオフィシャル並みとは言っても「A」は言わば「発掘オフィシャル級」、それに対して「B」は「名作オフィシャル級」とでも呼べるものだったのです。

 ★本作:「A+B」で実現した究極の最高峰更新版!
 「B」が発掘された次点でご紹介しても良かったのですが、実は衝撃の「B」ですら完全無欠ではありませんでした。それはサウンド。音声トラックのみ劣化していたのか、あるいは作業中の無声映像に劣化音声を被せてしまったのか、原因は不明ながらくぐもった音質は映像美には不釣り合い。「A」のようにオフィシャル級とは呼べないレベルだったのです。そこで、本作は「B」の超極上映像と「A」のオフィシャル級サウンドをシンクロ。本作でしか体験できない、唯一無二の究極版が誕生したのです!
 『燃ゆる灰』時代のRENAISSANCEを輝く映像美と完全オフィシャル級の超極上サウンドボードで描いた文化遺産級のプロショット作品です。誰もが「あり得ない」と確信していたアップグレードを果たした衝撃映像。他では体験できない極めつけのクオリティ、どうぞ本作で存分に味わい尽くしてください。

 ★「1974年1月23日」に撮影されたTV放送用マルチカメラ・プロショット。
 オフィシャル級サウンドの「2021年発掘版」と超極上映像の「2023年版」を融合させ、映像美/サウンドの両面で頂点を究める本作だけの最高峰更新版が誕生しました。約30分枠の番組ではありますが、『燃ゆる灰』時代の貴重なスタジオ・ライヴが楽しめる文化遺産級のプロショット作品です。』

RTL4 Studio 1974 (Amity 747)
 
 Live At RTL4 Studio, Hilversum, Netherlands
 23rd January 1974
 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.33min.
 [UPGRADE!!!]
 

   01. Introduction
   02. John Tout Interview
   03. Band Introduction
   04. Can You Understand?
   05. Ashes Are Burning
   06. Prologue

 Annie Haslam : Vocal
 Michael Dunford : Guitar
 Jon Camp : Bass
 John Tout : Keyboards
 Terence Sullivan : Drums

 収録されている映像の一部
 

[参考]











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