【ニチレイフーズ】アットホームバル<冷凍宅配お試しセット>




 ジョン・マクラフリン(John McLaughlin)率いる マハヴィシュヌ・オーケストラ(Mahavishnu Orchestra).
 1970年結成当時のメンバーは,ギターの ジョン・マクラフリン(John McLaughlin),ヴァイオリンの ジェリー・グッドマン(Jerry Goodman),キーボードの ヤン・ハマー(Jan Hammer),ベースの リック・レアード(Rick Laird),ドラムの ビリー・コブハム(Billy Cobham)と,凄い面子が参加していました.
 正直,このバンドは一般受けしない上に,好き嫌いが両極端で,当時のジャズ・ロック勢の中でも異彩を放っていた存在でした(笑)

 そんな マハヴィシュヌ・オーケストラ(Mahavishnu Orchestra)の 1975年5月3日マサチューセッツ州ボストンはボストン・ミュージック・ホール公演のオーディエンス録音を収録し Gravy Trainレーベルから 2010年春にリリースされた 『 Boston 1975 (Gravy Train 035) 』 が,再入荷と告知されたので購入.
 過去に購入していたと思ったのですが,購入してませんでした(笑)

 因みに,本オーディエンス録音は,ボストン近郊で名テーパーとして名を馳せた ダン・ランピンスキー(Dan Lampinski)氏によるものなのです.

 時期的に,ジョン・マクラフリン(John McLaughlin)以外は,結成当時のメンバーもおらず,1975年2月にリリースされたアルバム 『 Visions of the Emerald Beyond (エメラルドの幻影) 』 のプロモーションを兼ねたツアーなのでしょうか.

 流石,ダン・ランピンスキー(Dan Lampinski)氏による録音です.
 音像的には若干遠目ではあるものの,各パートの出音のバランスも相応に良く,高音質のオーディエンス録音です.

 メーカー情報では  
 『「Visions Of The Emerald Beyond」リリース後、1975年5月3日ボストンはミュージック・ホールでの公演を オーディエンス録音(ランピンスキー・マスター)で収録。
 ナラダを核に、見事にグルーブするアンサンブルをリアルに体感できる、これ以上はない理想的なサウンドで収録されています!(残念なことにLila's Dance 14:10でカット、Vision Is A Naked Sword 7:10~8:00で不規則なノイズ有)

 この日のライヴは、第2期から第3期に移行する過渡期にあたり、おなじみ第1期の、Jan Hammer、Jerry Goodman、Rick Laird、Billy Cobhamでのアンサンブルとはかなりかけ離れたものになっており、本来のスタイルとは違う管楽器の、スティーヴ・キンドラー(元ヤン・ハマー・グループ)、キャロル・シャイヴ(マクラフリン他、チック・コリア、アル・ディ・メオラ等々、数多くのセッションに参加)、ノーマ・ジーン・ベル(トミー・ボーリンやフランク・ザッパのバンドのほか、Pファンク・オールスターズにも参加)、プレミック・ラッセル・タブズ(サンタナやホイットニー・ヒューストンのレコーディングに参加)が参加している事により、この時期ならではの独特のアンサンブルを創りあげています。このゲイル・モラン脱退後(リターン・トゥ・フォーエヴァーに参加「Musicmagic」をリリース)ですがその頃のRTFがホーンをフィーチャーしたビッグ・バンド編成であった為、モラン脱退後となるこの時期、少なからずその影響を受けていたのかもしれません。

 時代的にもクロスオーヴァーからフュージョンへと呼び名が変わる時期であり、ロックも大仰なプログレから徐々にパンクやニューウェーヴの時代へと向かっていく状況だったりするので、マクラフリン自身もいろいろ試行錯誤を重ねていたと思われます。(ちなみにラルフ・アームストロングはマハヴィシュヌのあとジャン=リュック・ポンティのグループに参加)殆ど1コードで繰り広げられ、絶妙なインター・プレイ満載のYou Know, You Knowを筆頭に、「Birds Of Fire」からSanctuary、「Apocalypse」からVision Is A Naked Sword、「Visions Of The Emerald Beyond」からEternity's Breath、Lila's Dance、「Electric Guitarist」からMy Foolish Heartと満遍なく取り上げた理想的なセットで繰り広げられる唯一無二のプレイの数々は全てが聴きどころになっています。まさに向かうべき方向が定まってないマハビシュヌの、究極にスリリングなアンサンンブルを貴重なラインナップで味わえる、ファン必携のアイテムがGravy Trainレーベルよりリリース決定です!

 ★beatleg誌 vol.120(2010年7月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
 東海岸のテーパーとして名を馳せたDan Lampinskiが録音した、Mahavishnu Orchestraの1975年のBoston公演がリリースされた。テープカット(「Lila's Dance」)やノイズ(「Vision Is A Naked Sword」)があるが上質なオーディエンス音源であり、すでにtorrentサイトで入手された方も多いだろう。
 アルバム『Visions Of The Emerald Beyond』リリース後のツアーで、編成としては第二期から第三期への移行期。従って、Jean-Luc Pontyは不在で、代わりに2人のバイオリニストと2人のサックス奏者を加えた、バンド史上最も大所帯でのステージとなっている。『Visions Of The Emerald Beyond』では、JazzやFusionというよりも「Lounge Music」風の清清しさや爽やかさを併せ持つ、透明感溢れるサウンドが印象的だった。しかし本公演はまったく逆で、Narada Michael Waldenの激しいリズムを中心としたサウンドで、例えるなら1973年頃のZappaバンドのようにも聞こえる。空間が音の洪水で満たされ、あまりにスリリングで息苦しいほどだ。結局、Mahavishnu Orchestraは1975年をピークに崩壊、John McLaughlinは1976年かは始めた「Shakti」へ傾倒していくことになる。』

Boston 1975 (Gravy Train 035)
 
 Live At Boston Music Hall, Boston, MA, USA
 03rd May 1975

  Disc 1
   01. Intro
   02. Eternity's Breath
   03. You Know, You Know
   04. Sanctuary
   05. Lila's Dance

  Disc 2
   01. My Foolish Heart
   02. Vision Is A Naked Sword

 John McLaughlin : Guitar
 Ralphe Armstrong : Bass
 Stu Goldberg : Keyboards
 Steve Kindler : Violin
 Carol Shive : Violin
 Norma Jean Bell : Saxophone
 Premik Russell Tubbs : Saxophone
 Philip Hirschi : Cello
 Narada Michael Walden : Drums

  Eternity's Breath
 
  Sanctuary
 
  My Foolish Heart
 

[参考]




[関連記事]
Vital Heat (Gravy Train 014)
 


#2023-12-05 #再入荷 #2010‐05

【定期便】フルーティス4本(希釈タイプ)モニターセット

 



ふるさと納税サイト「ふるなび」



自然派ストア Sakura 本店