元 フリー（Free）のヴォーカリスト：ポール・ロジャース（Paul Rodgers）と ドラマー：サイモン・カーク（Simon Kirke），元 モット・ザ・フープル（Mott The Hoople）のギタリスト：ミック・ラルフス（Mick Ralphs），元 キング・クリムゾン（King Crimson）のベーシスト：ボズ・バレル（Boz Burrell）の 4人によって結成され，1974年にデビューしたブルースを基調とするハード・ロック・バンド：バッド・カンパニー（Bad Company）．
結成当時は スーパー・グループとも呼ばれていました．
本商品は，1974年6月にリリースされる 1st アルバム 『 Bad Company （バッド・カンパニー） 』 のリリースに伴い，プロモーションを兼ねて，4月7日オックスフォードはニュー・シアター公演を皮切りに開始されるツアーに先立ち，その 1ヵ月前の 3月9日，英国内でのお披露目公演的な意味合いも兼ねてニューカッスルはニューカッスル・シティ・ホールにて行われた公演のサウンドボード録音を収録し Wardourレーベルからリリースされた 『 Newcastle 1974 Soundboard （Wardour-559） 』 です．
因みに，この 1年後の 1975年3月3日には，1夜限りの来日公演が行われており，その内容は 『 Budokan 1975 （No Label） 』 としてリリースされています．
ステレオ・サウンドボード録音なので，初心者でも安心して聴くことができると思いますし，やはり フリー（Free）のサウンドを受け継いで進化したブルース・ロックは良いですね．
メーカー情報では
『衝撃の登場と共に絶頂を極めていた1974年のBAD COMPANY。デビュー・アルバムと並ぶ象徴として君臨してきた伝説サウンドボード・アルバムがブラッシュ・アップ。輝きを永久に残すプレスCDでリリース決定です。
そんな本作に刻まれているのは「1974年３月９日ニューカッスル公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。本作最大のポイントは完全オフィシャル級のサウンドにあるわけですが、それと共に活動開始直後という黎明のタイミングも重要。その初期っぷりをご理解頂くためにも、まずは当時のスケジュールから紐解いてみましょう。
・２月23日ー３月９日：欧州（３公演）←★ココ★
・４月７日ー18日：英国#1（９公演）
《５月10日：先行シングル『Can't Get Enough』発売》
・５月18日：ロンドン公演
・６月８日：ベーブリンゲン公演
《６月26日『BAD COMPANY』発売》
・６月26日：ランドーバー公演
・７月13日ー９月13日：北米（29公演）
《９月『STRAIGHT SHOOTER』製作》
・11月28日ー12月19日：英国#2（17公演）
これが1974年のBAD COMPANY。
最初のリリースは先行シングル『Can't Get Enough』だったわけですが、本作のニューカッスル公演はその２ヶ月も前、現存するツアーデートでは３公演目という極初期でした（なお以前は「３月８日」説もありましたが、現在は「３月９日」説で固まったようです）。
そんな「歴史が動き始めた現場」を伝える本作は、クオリティも歴史的。マスター自体は以前から知られる最高峰版ですが、今回はそれを細密マスタリング。最高峰を更新させた上で永久保存しました。そのポイントは「補修」。無闇矢鱈に派手な音に改変するのではなく、1974年の現場音を可能な限り正確に再現したのです。
その作業手法はシンプルにして基本に忠実。ピッチや位相ズレの補正、微細なノイズのトリートメント等々。今回、特に大きかったのは音圧です。別に音圧稼ぎでド迫力！と言っているのではありません。そうではなく、従来マスターでは音圧が（微妙に）不安定だったのです。ランダムに変化していたので一概には言えませんが、大雑把にテープ後半に向けて音圧が下がっていく感じでした。本作は、そんな「揺れ」もビシッと安定化。音楽作品としての完成度を極限まで突き詰めたのです。
そのブラッシュアップ・サウンドで甦るのは、今まさに栄光が始まったステージ。
初期ならではのセットも重要ですので、ここで整理しておきましょう。
●バッド・カンパニー（６曲）
・Rock Steady／Ready For Love／Don't Let Me Down（★）／Bad Company／Movin' On／Can't Get Enough
●その他（５曲）
・シングルB面：Little Miss Fortune（★：カットイン）／Easy On My Soul（★）
・その他：Deal With The Preacher／The Stealer／Rock Me Baby（★）
※注：「★」印は70年代のみの限定曲。
……と、このようになっています。
残念ながら「Little Miss Fortune」はカットインで始まりますが、他は完全収録です。デビュー作『BAD COMPANY』だけでなく、FREE時代の「Easy On My Soul」「The Stealer」も披露。特にレアなのはB.B.キングのカバー「Rock Me Baby」でして、1974年内にしか記録のない極初期の限定曲です。
そして、そんなセットを綴るパフォーマンスが深い。深すぎる。BAD COMPANYそのものがFREEの後継ではありますが、本作では特にそのカラーが濃厚。何しろ、本作での彼らは新バンドやデビュー作に手応えは感じてはいても、実際の成功を収めたわけではない。期待と野心を胸に秘めつつ、まだイケイケなノリが表に出てきていない。実力と滋味を全力で証明しようというひたむきさが瑞々しいのです。
セット的にもデビュー作の名曲がてんこ盛りですが、それ以上に演奏の深みが素晴らしい。名実共に「生演奏版のBAD CO.」となる歴史的サウンドボード・アルバムです。細部に至るまでトリートメントを施し、後世に語り継ぐ音楽作品として磨き込まれた１枚。どうぞ、永久保存プレスCDで存分に味わい尽くしてください。
★「1974年３月９日ニューカッスル公演」のステレオ・サウンドボード録音。大定番のベスト・マスターを細密マスタリングで磨き込んだ最高峰更新盤。元々オフィシャル級でしたが、今回は微細なノイズやわずかな音圧揺れも徹底補正。音楽作品としての可能性を追究しました。バンドの活動開始３公演目という超極初期を体験できる歴史的絶対アルバムです。』
Newcastle 1974 Soundboard （Wardour-559）
Live At Newcastle City Hall, Newcastle, UK
09th March 1974
[STEREO SOUNDBOARD RECORDING / UPGRADE]
01. Little Miss Fortune
02. Rock Steady
03. Ready For Love
04. Don't Let Me Down
05. Easy On My Soul
06. Bad Company
07. Deal With The Preacher
08. Movin' On
09. Can't Get Enough
10. Stealer
11. Rock Me Baby
TOTAL TIME (56:18)
Paul Rodgers : Vocal
Mick Ralphs : Guitar
Boz Burrell : Bass
Simon Kirke : Drums
Rock Steady
Can't Get Enough
Stealer
[参考]
1974 Tour Dates
February
[European Warm-Up Shows]
23 Palais de Beaulieu,Lausanne,SWITZERLAND
24 Mehrzweckhalle,Zofingen,SWITZERLAND
March
09 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
April
[UK Tour]
07 New Theatre,Oxford,UK
08 Colston Hall,Bristol,UK
09 Birmingham Town Hall,Birmingham,UK
10 Guildford Civic Hall,Guildford,UK
11 Rainbow Theatre,London,UK
13 Liverpool Stadium,Liverpool,UK
14 Hard Rock,Manchester,UK
16 Portsmouth Guildhall,Portsmouth,UK
18 Apollo Theatre,Glasgow,UK
May
18 Charlton Athletic Football Ground,London,UK
⇒ [Summer Of '74]
June
08 Sporthalle,Böblingen,GERMANY
[North American Tour]
26 Capital Centre,Landover,MD,USA
July
13 Dallas Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
14 Travel and Transportation Building,Oklahoma City,OK,USA
17 Spectrum,Philadelphia,PA,USA
18 Onondaga War Memorial Auditorium,Syracuse,NY,USA
23 Miami Jai-Alai Fronton,Miami,FL,USA
25 Masonic Temple Theatre,Detroit, MI,USA
26 Louisville Convention Center,Louisville,KY,USA
28 Auditorium Theatre,Chicago,IL,USA
August
01 Long Beach Arena,Long Beach,CA,USA
02 Robertson Gymnasium,Isla Vista,CA,USA
04 Selland Arena,Fresno,CA,USA
09 Tempe Stadium,Tempe,AZ,USA
11 Denver Coliseum,Denver,CO,USA
13 Swing Auditorium,San Bernardino,CA,USA
15 The Forum,Inglewood,CA,USA
16 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
17 Oakland-Alameda County Coliseum Arena,Oakland,CA,USA
25 Pershing Center,Lincoln,NE,USA
26 Veterans Memorial Auditorium,Des Moines,IA,USA
28 Cincinnati Gardens,Cincinnati,OH,USA
September
01 Memorial Stadium,Austin,TX,USA
02 Broome County Veterans Memorial Arena,Binghamton,NY,USA
03 New Haven Veterans Memorial Coliseum,New Haven,CT,USA
04 Wollman Skating Rink,New York City,NY,USA
⇒ [Schaefer Music Festival 1974]
06 Maple Leaf Gardens,Toronto,ON,CANADA
07 Forum de Montréal,Montreal,QC,CANADA
09 Onondaga War Memorial Auditorium,Syracuse,NY,USA
10 The Music Hall,Boston,MA,USA
13 Santa Monica Civic Auditorium,Santa Monica,CA,USA
November
[UK Tour]
28 Gaumont Theatre,Ipswich,UK
30 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
December
01 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
03 Apollo Theatre,Glasgow,UK
04 Apollo Theatre,Glasgow,UK
06 Preston Guild Hall,Preston,UK
07 University of Lancaster,Lancaster,UK
08 Colston Hall,Bristol,UK
10 Leeds Town Hall,Leeds,UK
11 Empire Theatre,Liverpool,UK
12 Palace Theatre,Manchester,UK
13 Victoria Hall,Hanley,UK
15 Birmingham Town Hall,Birmingham,UK
16 Winter Gardens,Bournemouth,UK
17 Victoria Hall,Hanley,UK
18 Rainbow Theatre,London,UK
19 Rainbow Theatre,London,UK
[関連記事]
「Live 1975 March （Ltd Bonus）」
※） 『 Budokan 1975 （No Label） 』 付属のボーナス・アイテム
「Budokan 1975 （No Label）」
#2023-07-12