GWと言っても暦通りなんですが,後半のGW初日に当たる 5月3日(水)の夕方は,吉祥寺駅から程近い 音吉!MEGにて行われた グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんのソロ・ライヴへ.

 
 

 この日は休日と言うこともあり,14時30分開場,15時00分開演予定ということでしたが,時間を見誤って,自宅を出る時間が遅くなった関係で,普段は,横浜駅から東急東横線渋谷駅から京王井の頭線吉祥寺駅に出るのですが,少しでも早く到着する東海道線東京駅へ,東京駅から中央線快速吉祥寺駅へ.
 結果,音吉!MEG到着は,開場予定時間を少し回った頃.

 

 受付でアルコール消毒&検温をして,空いている席へ.
 
 

 ドリンクを注文し,開演を待ちます.
 
 

 1st Set は,自身のアルバム 『 Season Songs (シーズン・ソングス) 』 の 3曲目に収録されている ”Summer Wind” がオープニングを飾ります.
 この曲は,季節的にも,今の時期の曲なので,先日の Jazz Spot DOLPHY でのライヴ同様に,その観点で選曲したのでしょうね.

 

 そして,何と,ここから,2021年10月8日COTTON CLUB にて行われた 15周年ライヴのセット・リストに沿って,ソロでの演奏が行われていきます.
 少し前には言っていたものの,冗談かと思ったので,嬉しいサプライズ.

 先ずは,当日,オープニングを飾った ”Come Together”,”Jockey Full Of Bourbon”,”Moon River” とセット・リスト順に演奏.

 

 丁度,1年前に亡くなった 渡辺裕之さんが好きな曲として,1st アルバム 『 The Look Of Love (ザ・ルック・オブ・ラヴ) 』 収録で,リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)/オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II)作の ”My Favorite Things” を演奏.
 当然,この曲は 15周年ライヴのセット・リストには入っていない曲ですが,渡辺裕之さんを偲んでという形なのでしょう.

 

 また 15周年ライヴのセット・リストに戻り,”Ellie My Love”,”We Will Rock You”,”Lightning” を演奏.

 ここで,再度,渡辺裕之さんを偲んで,アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)作で,4th アルバム 『 The Girl From Ipanema (イパネマの娘) 』 にも収録されている ”Dindi”.
 昔のライヴで,渡辺裕之さんにお孫さんができた際に 「 じーじ 」 では無く 「 じんじ 」 と呼ばせたいとも言ってました.

 

 1st Set 最後は,15周年ライヴのセット・リストから,自身のオリジナル ”On And On” を演奏し,暫しのブレイクへ.
 因みに,ご本人によれば,この ”On And On” は,日本中で有名な ”Sad Samba” よりも前に作った曲とのことでした.

 
 画像は配信時のブレイク中に表示されるもの

 

 ブレイクを挟んでの 2nd Set は,15周年ライヴのセット・リストの続きから,自身のオリジナル曲の ”The Young Girl” からスタートし,”Answer”,”Sad Samba” と続きます.

 

 渡辺裕之さんを偲んで,自身の 1st アルバム 『 The Look Of Love (ザ・ルック・オブ・ラヴ) 』 にも収録されている デューク・エリントン(Duke Ellington)/ファン・ティゾール(Juan Tizol)作の ”Caravan”.

 

 当然,今回はソロなので,ドラム・ソロはありませんが,亡くなる約 2ヵ月前の 2022年3月5日 湘南ビーチFMShonan Beach FM 78.9)で,毎月第一土曜日の夜に行っている 『 大塚商会 presents SHONAN JAZZ BY THE SEA in RIVIERA ZUSHI MARINA 』 に出演した際にも ”Caravan” を演奏し,緩急を付けたパワフルなドラム・ソロが披露されました.
 多分,この時のライヴが 渡辺裕之さんの最後のライヴになってしまったのでは無いかと思います.

 

 この曲は,渡辺裕之さんを偲んでなのか否か不明でしたが,5th アルバム 『 Poinciana (ポインシアナ) 』 収録のタイトル・チューンで,ナット・サイモン(Nat Simon)/バディ・バーニア(Buddy Bernier)作の ”Poinciana” を演奏.

 

 再度,15周年ライヴのセット・リストの続きから,エド・シーラン(Ed Sheeran)の ”Shape Of You” に続き,2nd Set の最後に ジョニー・グリーン(Johnny Green)/エドワード・ヘイマン(Edward Heyman)/ロバート・ソアー(Robert Sour)作の ”Body And Soul” を歌い本編を終了.
 因みに,導入部と中間部のピアノ・ソロ時に,フランシス・レイ(Francis Lai)作で,映画 『 Love Story (ある愛の詩) 』 の ”Love Story Theme” を演奏していました.

 

 アンコールに応えて,渡辺裕之さんが亡くなった事に伴って作ったオリジナル曲 ”ゆっくり行こう” と,お客さんからのリクエストに応え "Yokohama Honky Tonk Blues" を演奏し,この日のライヴを終了しました.
 偶然にも,"Yokohama Honky Tonk Blues" は,15周年ライヴの際のアンコール曲でもあります.

 

 この日は,“High And Dry” を除いて,ソロで 15周年ライヴのセット・リストを基本順番通りに再現!
 当然,15周年ライヴでは演奏していない曲も演ってますが,ソロはソロの良さ,バンドはバンドの良さがあります.聴きに来て良かったです.
 そして,一年前の 5月3日の悲しい出来事を受けて作った “ゆっくり行こう” も,久し振りに演奏されました.
 
 
 [Member]
  Grace Mahya : Piano, Vocal

 [Set List]
  1st Set
   01. Summer Wind
   02. Come Together
   03. Jockey Full Of Bourbon
   04. Moon River
   05. My Favorite Things
   06. Ellie My Love
   07. We Will Rock You
   08. Lightning
   09. Dindi
   10. On And On

  2nd Set
   01. The Young Girl
   02. Answer
   03. Sad Samba
   04. Caravan
   05. Poinciana
   05. Shape Of You
   06. Body And Soul (incl. Love Story}
  [Encore]
   07. ゆっくり行こう
   08. Yokohama Honky Tonk Blues 




#2023-05-03