12月11日(日)は,新大久保にある クロサワ楽器日本総本店 地下1Fの コントラバス本店にて行われた 『 Daiki Yasukagawa New Trio 【インストアライブ】 』 へ.
 今回の インストア・ライヴは,事前予約制で 40名限定ということだったので,3日前位にメールで予約を行い参戦.

 
 
 Daiki Yasukagawa New Trio は,ベーシストの 安ヵ川大樹さんが,ピアノの 市川空さん,ドラムの 塚田陽太さんと,2021年に結成し,2022年2月前後からライヴ活動をを行いながら,8月2日にレコ―ディングを行い,10月19日にアルバム 『 The Three Roses (ザ・スリー・ローゼス) 』 としてリリース.
 因みに2022年2月の活動当時,ピアノの 市川空さんは 23歳,ドラムの 塚田陽太さんは 22歳という新進気鋭の若いプレイヤーを配してリリースしたアルバム 『 The Three Roses (ザ・スリー・ローゼス) 』 は,若手 2人のオリジナル曲も各々 2曲ずつ収録されています.

 アルバムを入手したのは,塚田陽太さんが所属する Y.N.Q.Yuki Nakane Quartet中根祐紀カルテット)のライヴ会場で,是非ライヴにも足を運びたいと思っていたのですが,11月に Jazz Spot Dolphy にて行われたリリース・ライヴには残念ながら伺えなかったので,今回のインストア・ライヴは丁度良い機会でもありました.

 開場予定時刻の13時30分に間に合うように自宅を出て,JR横浜駅から湘南新宿ラインで新宿駅へ,新宿駅で山手線に乗換え,会場のある新大久保駅へ.
 40年前後振りで,JR新大久保駅で下車しましたが,新大久保 コリアンタウン等の関係なのか,改札と駅前が,人,ひと,ヒトで凄い状態で正直驚きました.

 会場到着は,粗,開場予定時間.

 

 受付で検温を済ませ,開演を待ちます.
 この時点で,セッティングを行っていたのですが,安ヵ川大樹さんと, 市川空さんは会場には到着していませんでした.

 

 暫くしてお二人が到着し,サウンド・チェック的なことも無く,セット・アップが完了.

 

 開演予定時刻になり,インストア・ライヴがスタートしますが,オープニングを飾ったのは,自身のアルバム 『 Amazing Grace (アメージング・グレース) 』,『 Voyage (ボイイッジ) 』 等でも取り上げており,アイルランドかスコットランドの民謡を掛け合わせて作られた等,諸説ある "Amaging Grace".
 因みに,この "Amazing Grace" アレンジは,サックス奏者の スティーヴ・サックス(Steve Sacks)氏によるものだそうです.

 

 2曲目は,10月リリースのアルバム 『 The Three Roses (ザ・スリー・ローゼス) 』 の タイトル・チューンで,安ヵ川大樹さんのオリジナル曲:"The Three Roses".
 この曲は,他愛もない日常の一コマを描いた曲とも言っていましたが,ベランダに置いてあり,枯れたと思っていた薔薇が,蕾を出してピンク色の花が 3輪咲いたことに感動したところから,作った曲だそうです.

 

 続けて,同アルバムの 1st Track に収録されている 市川空さんのオリジナル曲 2曲の内の "Wundernarland".
 市川空さん自身が曲説明を行っていましたが,タイトルは 「 Wonderfulland 」 を表すドイツ語だそうで,響きが面白いので,ドイツ語 「 Wundernarland 」 にしたとのことでした.

 

 4曲目は,市川空さん同様に,同アルバムに収録されている 塚田陽太さんのオリジナル曲 2曲の内の "Books".
 この曲も,塚田陽太さんが自身で曲説明を行っていましたが,読書にのめり込んでいた時期があり,その非日常を曲にしたとのことでした.

 

 ここで 「 アルバムには収録されていませんが 」 と前置きして,安ヵ川大樹さんが敬愛し,昨年9月16日に亡くなった チェコが生んだジャズ・ベースの巨匠:ジョージ・ムラーツ(George Mraz)に捧げたブルースというかバラードのオリジナル曲:"Blues For George".
 この曲は,弓を使用して演奏していました.アルバムには収録されていない曲ですが,Youtube上では聴くことができます.

 

 そして,ピアノの 石井彰さん,ドラムの 大坂昌彦さんとのトリオ:シーン・オブ・ジャズScene Of Jazz)の 9th アルバムで,今回の 『 The Three Roses (ザ・スリー・ローゼス) 』 と,粗 同時期にリリースされた 『 Folkore (フォルクロア) 』 に収録されている,スコットランド民謡の "Annie Laourie".

 

 やはり季節ですね.
 最後は,ジャズ・アレンジのクリスマス・ソングで ジェームズ・ロード・ピアポント(James Lord Pierpont)が自身の教会の感謝祭を祝う歌として作った "Jingle Bells"("One Horse Open Sleigh").

 

 お客さんからアンコールを望む手拍子があり,安ヵ川大樹さんも 「 予定通り 」とも言っていましたが,アンコールに応えて,やはりジャズ・アレンジのクリスマス・ソングで フランツ・クサーヴァー・グルーバー(Franz Xaver Gruber)作の "Silent Night".

 [Member]
  安ヵ川 大樹 : Bass
  市川 空 : Piano
  塚田 陽太 : Drums

 [Set List]
  01. Amazing Grace
  02. The Three Roses
  03. Wunderbarland
  04. Books
  05. Blues For George
  06. Annie Laurie
  07. Jingle Bells
  [Encore]
  08. Silent Night


[参考]
 炸裂の本気プレイ!【VR JAZZ】vol.3 安カ川大樹 ニュートリオ〈Daiki Yasukagawa-new trio〉
 











#2022-12-11