5月28日(土)は,東急東横線日吉駅から程近い ワンダーウォール・ヨコハマ(Wonderwall Yokohama)で行われた グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんのリーダー・ライヴ 『 Jazz Rock Night! 』 へ.

 
 Grace Mahyaさんの写真は,Sword Of Far East と共演した時のものでしょうか。

 この企画は,2 ~ 3ヶ月に一回程度のスパンで行われ,前回は 2月9日(木)に行われています.

 この日のメンバーは,グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんの他,前回と同じく,ギターに マサ小浜(Masa Kohama)さん,ベースに 日野JINO賢二(Kenji JINO Hino)さん,ドラムに 菅野知明(Tomoaki Kanno)さんを迎えてのカルテット編成.

 

 土曜日と言う事で,開場が 17時30分予定,開演が 18時30分予定と,通常より1時間早い時間設定なのですが,私的に休日と言うこともあって,開場予定時間には会場に到着するように移動.

 

 

 会場に到着すると,丁度,リハーサルが終了したのか,ギターの マサ小浜さんが,ドアを開けて出てきたところで,間も無くスタッフの方が出てきて 「 丁度,リハーサルが終了し,今から開場です 」 と,ドアに掛けてある時計の壁掛けを,開場状態に反転.

 階段を降りて,受付(アルコール消毒,検温含む)をし,案内された席へ.

 

 今回は,予約が遅れた分,相応な席で,残念ながらライヴが始まると,ドラムが死角になってしまう席でした.
 
 
  左下は マサ小浜さんのエフェクター群.

 ドリンクとフードを注文し,開演を待ちます.
 この日は,白のボトル・ワインと,久し振りにコース(¥2,500)を注文.
 
 
  画像が歪んでますねぇ(笑)
 

 定刻になり,メンバーがステージ上に登場.

 1st Set は,トム・ウェイツ(Tom Waits)の ”Jockey Full Of Bourbon” からスタートし,オリジナル・ソング ”Lightning”,”Jsut Do It” が演奏されます.

 

 ”Lightning” における中間部での マサ小浜さんのギター・ソロは,スティーリー・ダン(Steely Dan)の後期のアルバム(『 The Royal Scam (幻想の摩天楼) 』,『 Aja (彩) 』 等)のギター・フレーズを彷彿させるものでした.そう言えば,2年程度前にライヴの曲間で 『 Aja (彩) 』 収録の ”Peg” か何かを遊びで弾いていた記憶があります.

 

 「 日本語のタイトルが難しい.日本語にするときつい口調になる 」 と言っており,日本語と英語の歌詞が半々に登場する ”Just Do It” では,中間部にギターとベースのソロをフューチャー.
  
 最近,時々,セット・リストに加えられる サザン・オール・スターズ(Southern All Stars) の ”いとしのエリー”(”Ellie My Love”) を,前半を レイ・チャールズ(Ray Charles)の英語詩バージョン,後半は サザン・オール・スターズ(Southern All Stars)の日本語詩バージョンで,半々に歌います.

 

 「 今,私のせいで,ストップしていますが,15周年ライヴの音源と映像が間も無くリリースできると思います.次の曲も入っています 」 との MCから,中間部のピアノ・ソロに ”007 James Bond Theme” のメロディーをフューチャーした,クイーン(Queen)の ”We Will Rock You”.
 後で,15周年ライヴのセット・リストを確認したら ”Ellie My Love” と ”We Will Rock You” の並びは,偶然にも一緒でしたね.

 

 続けて,小鳥の囀りを模した口笛の導入部から,自身の 6枚目のアルバム 『 Close To You (クロス・トゥ・ユー) 』 のタイトル・チューンで,バート・バカラック(Burt Bacharach)作曲の ”Close To You”.
 最初の口笛の導入部では,鶯の鳴き声も..

 

 そして 「 これから出る未来のアルバムから..夏かな,秋かな..夢に向かって歩こうと思っていても,考え始めると迷いが出たり,進む方向を誤ったりする.そうなったら考えるのを止めて,自身の夢を思い出して,シンプルに歌ってね.曲自体がストーリーになっていて若い娘(こ)に捧げた歌 」 との MC から,オリジナルの ”The Young Girl”,終了後に間髪入れず, 途中にメンバー紹介と,各パートのソロをフューチャーした ”C Jam Blues” を演奏し,1st Set を終了します.

 

 それにしても久し振りに ””C Jam Blues” を聴いた気がします.

 19時45分前後からスタートした 2nd Set.
 この日は,2nd Set のみが配信と言うこともあって,メンバー紹介から入ります.

 リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)作の ”My Favorite Things” のイントロを弾き出したと思ったら,そのまま レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の ”Stairway To Heaven” へとシームレスに移行.
 この ”Stairway To Heaven” は,この『 Jazz Rock Night! 』 の企画では,粗,毎回演奏されます.

 

 演奏終了後に,マサ小浜さんが レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の ”Whole Lotta Love” のリフを弾いていましたが,それを聴いて グレース・マーヤさん 「 止まらなくなった(笑)
 
 自身が病気し動けなくなった時に 「 何時も,走っていたタイプなのに,初めて止まって,色々なものが違う視点から見えたり,新しいアイデアだったり,考えたことのないことも色々考えて,頑張って真っすぐ進むことだけが,答えではないんだなぁ,いろんな答えがあるし,タイミングもあるし,それを探して行く人生 」 との MC から,オリジナルの ”Answer”.

 

 続けて演奏された ”That Morning” は,導入部と中間部のメリハリの差が何時もより大きく,各パートのソロをフューチャーした中間部は,完全にハード・ロック調にアレンジされてました.
 このアレンジは新鮮でしたし,このメンバー,この編成でしかできないのかも.

 

 演奏終了後の MC では 「 演奏しているし,リーダーをやらせて貰っているが,観客と同じ感じで聴いてもいて,大好きなメンバー.何時も明るいし,色んな引き出しがあるし,心臓を突き抜けるような音を出すし,グルーヴとはこういうもの,ブルースとはこういうもの,色んな勉強になってます.愛してるバンドです.

 そして,この曲も,この企画の時は,演奏される機会の多い レディオヘッド(Radiohead)の代表曲で,彼らが 1993年2月にリリースした 1st アルバム 『 Pablo Honey (パブロ・ハニー) 』 に収録され,先行シングル・カットされた ”Creep”.
 
 

 再度,オリジナルに戻り,4月初に 「 世の中のお母さんと娘さんの為に 」 書いた曲で,過去の MC では 「 小さい頃の小さな問題は,親として助けてあげられる時もあるけど,大きくなるに従って,親として助けてあげられない時もある.どん底に感じたとしても,常に自信を持って,冷静になって,自分のタイミングで答えを見つけて,答えが見つかったら教えてね 」 とも言っていた ”の ”Hold On”.

 

 そして,5月初に起こった悲しい出来事を受け書いた曲で,先日のMCでは 「 頑張ろうも大事だけれども,それだけでは無い.真面目過ぎてしまう人には,時に行き詰った時に,この曲を歌って,立ち止まって欲しい 」 と言っていた ”ゆっくり行こう”(”Let’s Take It Easy”)
 この ”ゆっくり行こう” は,中間部に ”秦野煙草音頭” をフューチャーしており,途中でお客さんが 「 カンパーイ 」,「 あいつー 」,「 青山壮 」 等と,掛け声(合いの手)を入れる部分もある独特の曲調で,聴いている方も楽しくなります.

 

 2nd Set 最後は,エディ藩藤竜也作で,松田優作原田芳雄 他が歌っていた事でも有名な,地元 横浜の名曲 ”Yokohama Honky Tonk Blues” を演奏.

 

 アンコールは,この会場の名称にもなっている オアシス(OASIS)の ”Wonderwall” を演奏し,この日のライヴを締め括りました.

 

 ロック・ナンバーと自身のオリジナル・ソング中心としたセット・リストも良かったですし,時間を気にせず,アルコールも飲めて,且つ,楽しめるライヴは最高でした.
 最新のオリジナル・ソング “ゆっくり行こう” も,認知度が上がってきたみたいなので,もう少しすると,お客さん全員で 「 合いの手 」 を入れられるようになるのでは無いかと.

 
 
 [Member]
  Grace Mahya : Vocal, Piano
  Masa Kohama : Guitar
  Kenji JINO Hino : Bass
  Tomoaki Kanno : Drums

 [Set List]
  1st Set
   01. Jockey Full Of Bourbon
   02. Lightning
   03. Just Do It
   04. Ellie My Move
   05. We Will Rock You (incl. 007 James Bond Theme)
   06. Close To you (incl. The Girl From Ipanema)   
   07. The Young Girl
   08. C Jam Blues
 
  2nd Set
   01. Stairway To Heaven
   02. Answer
   03. That Morning
   04. Creep
   05. Hold On
   06. ゆっくり行こう (Let’s Take It Easy)
   07. Yokohama Honky Tonk Blues
      [Encore]
   08. Wonderwall
 
[参考]

















#GraceMahya #MasaKohama #KenjiHino #TomoakiKanno #WWY #Grace_Mahya #Masa_Kohama #Kenji_Hino #Jino #Tomoaki_Kanno #Wonderwall #YOKOHAMA #ワンダーウォールヨコハマ