伝説の 3ピース・バンドの クリーム(Cream),そのプロデューサでもあった フェリックス・パパラルディ(Felix Pappalardi)の マウンテン(Mountain)繋がりなのか,同じく 3ピース・バンドの ウェスト・ブルース・アンド・レイング(West, Bruce and Laing)等で活躍し,ポール・マッカートニー(Paul McCartney)同様に歌えるベーシストでもあった ジャック・ブルース(Jack Bruce).
 その後もソロや,自身のバンドで活動を継続していましたが,残念なことに2014年10月25日(死因は肝臓の病気と言われている)に亡くなってしまいました.

 本商品は,そんな ジャック・ブルース(Jack Bruce)が,1988年9月29日ペンシルベニア州はレビットタウンのケンウッド・タヴァーン公演を皮切りに,11月26日イリノイ州はシカゴのリビエラ・シアター公演まで行った北米ツアーから,ツアー中盤に当たる 10月10日ニューヨーク州はニューヨーク市のザ・ボトム・ライン公演のオーディエンス録音を収録し Wardourレーベルからリリースされた 『 Bottom Line 1988 (Wardour-136) 』 で,何と,アンコール 2曲で,飛び入りした エリック・クラプトン(Eric Clapton)と共演している様子も収録されています.

 メーカー情報を参照しても判るように,初リリースは,多分,ジャック・ブルース(Jack Bruce)が,2014年10月25日に亡くなった際に,追悼の意味も込めてリリースされたものなのでしょう.今回,お店の HP に 「 再入荷 」 と告知された事で,商品を初めて知って購入したものです.

 各パートの出音のバランスは若干悪いですが,ヴィンテージ感のある高音質のオーディエンス録音と言えます.ベース・ラインとヴォーカルは良く聴こえるので,ジャック・ブルース(Jack Bruce)ファンの方には楽しめる内容と言えます.

 メーカー情報では
 『先ごろ亡くなってしまったジャック・ブルースが69年の「スーパーショウ」以来、19年ぶりにエリック・クラプトンと共演した秘蔵音源を過去最高の音質でリリースします!
 本盤は、当店がイギリス在住の有名テーパーから直接マスターを譲り受け製作したもので、1988年10月10日、ニューヨークの有名なクラブ「ボトムライン」でのジャックのギグにクラプトンが飛入りした時の模様をジャックのセットを含み完全収録したものです。
 これまでもこの音源は、テープトレーダー間にも流通し、そのソースから海外製の「First Reunion Since Cream」というCDブートがリリースされていました。しかしこのタイトルの音質は、有名なクラプトンのブート評価サイトGEETARZでは6ポイント満点の評価中、1という劣悪なオーディエンス録音だったのです。しかし、今回当店が独占入手したこのマスターは、同じソースとは思えないほどクリアで楽音が粒立ち、オンな音像だったのです!聴かれたマニアの方々はさぞや驚かれることでしょう。まさに「月とスッポン」「天と地の差」がある、ドンピカのステレオ・オーディエンス録音です。
 クラプトンはアンコールの2曲で飛入りし、懐かしいクリーム・ナンバーをプレイしており、ジャックのぶっといベースとぶつかり合う彼のストラトキャスターのトレブリーなトーンはまさにクリーム時代を彷彿させます。
 実は、クラプトンのこの日の飛入りと使用したギターには裏事情がありました。この日、ジャックのバックバンドのギタリストを務めたあのパット・スロールがこの日の回顧録をブログに上げていたのです。パット曰く、この飛入りの仕掛人はクラプトンの76年のアルバム「NO REASON TO CRY」をプロデュースしたロブ・フラボニだったとのことです。彼はパットの親友で、ちょうどこの時期、クラプトンとニューヨークで仕事をしていて、パットからこの日のことを聞き、ジャックのギグがニューヨークであることをクラプトンに伝えたところ、クラプトンが観に行くと答えたそうです。ふらりとクラブに現われたクラプトンはギターを持参しなかったため(恐らく当初は飛入りの意思はなかったのでしょう)、ステージに上がるとパットから彼のメイン・ストラトキャスターを借りてプレイしたとのことです。ですから、本盤で聴けるクラプトンのプレイはパット・スロールのストラト(サンバースト・フィニッシュ)だったというわけです。この日、クラプトンと共演したステージは、自分の人生でも忘れることのできない瞬間だったと最後にパットは綴っています。

 本盤の聴きどころは、当然19年ぶりのジャックとクラプトンの共演シーンということになりますが、この飛躍的に向上した音質の良さからすれば、かつては劣悪音質ゆえにとてもじっくり鑑賞する気になれなかったこの音源でのジャックのレギュラーセットでのパフォーマンス、楽曲の素晴らしさを改めて味わっていただきたいと思います。ジャックのファンの方ならご賛同いただけるでしょうが、この日のセットリストはジャックのベストと言っても過言ではありません。Theme For An Imaginary Westernの冒頭にはカットがありますが、これもこの音質の前では大した欠点には成り得ないでしょう。因みに本盤のマスターは、当時ソニーのプロフェッショナル・ウォークマンで録音されたそうで、それを録音者から譲り受けたテーパーがDATにトランスファーして保管していていたものです。従って、経年劣化のほとんどないファースト・ジェネレーションレベルで今回、聴いていただけることになりました。さあ、かつてのブートはゴミ箱に捨てて、どうぞ本盤へのご注文をお願い致します。初回限定のプレスCDでお届けしますので、お早めのオーダーをお待ちしております。』

Bottom Line 1988 (Wardour-136)
 
 Live At The Bottom Line,New York City,NY,USA 10th October 1988 (Early Show)
 [From Original Masters]

   01. As You Said
   02. Rope Ladder To The Moon
   03. He The Richmond
   04. First Time I Met The Blues
   05. Deserted Cities Of The Heart
   06. White Room
   07. Born Under A Bad Sign
   08. Tickets To Waterfalls
   09. Theme For An Imaginary Western
   10. Sitting On Top Of The World
   11. Politician
   12. Spoonful (with Eric Clapton) 
   13. Sunshine Of Your Love (with Eric Clapton)
   TOTAL TIME (71:08)

 Jack Bruce : Bass, Vocal
 Pat Thrall : Guitar
 Anton Fier : Drums
 [Special Guest]
  Eric Clapton : Guitar

 Deserted Cities Of The Heart
  
 Theme For An Imaginary Western
  
 Sunshine Of Your Love (with Eric Clapton)
  

 本商品の初回納品分に限り,2012年2月13日に英国BBC放送にて放映された ジャック・ブルース(Jack Bruce)のドキュメンタリー・プログラム 『 The Man Behind The Bass 』 の内容を収録した 『 The Man Behind The Bass (Bonus DVDR) 』 がボーナス・アイテムとして付属しています.


 メーカー情報では
 『先日、ポール・マッカートニーと共に「歌うベーシスト」としてロックンロールの世界を変革した偉大なるベーシスト、ジャック・ブルースが亡くなったことは多くのロックファンに大きなショックを与え、表現しようのない寂しさを感じさせましたが、このタイミングで彼の功績を称える最高のドキュメンタリー映像をご提供します。
 2012年にイギリス、BBC のSCOTLAND支局が制作し、BBC2チャンネルで放映した60分間の番組で、ジャック・ブルースの生涯を見事な編集で振り返らせてくれるものです。元々はPAL方式で収録されたものですが、NTSCに変換されても画質は最高レベルですのでご安心ください。
 タイトルは、「THE MAN BEHIND THE BASS(ベースと共に人生を歩んだ男、とでも訳せましょうか)」。これをご覧になるだけでジャックのキャリアが俯瞰・把握できる優れた番組で、2012年時点での、この番組用に特別に収録された彼のバンドとのスタジオでの代表曲のライブ演奏シーンに、ジャック自身と、縁の深いジンジャー・ベイカー、エリック・クラプトン、作詞家ピート・ブラウンやトム・ロビンソン、マーク・キング(レベル42)、フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)ら後進のベーシストらのインタビューを挿入しながら、ジャック・ブルースのキャリアと人となりを追っていきます。
 インタビューには日本語字幕はありませんが、見ているだけで何となく彼らが語るジャック・ブルース像が見えてくるから不思議です。クリームファンの方が観ると、思わず「おおっ」と腰を浮かすレアな映像も挿まれています。前半はやはりクリームに最も時間が割かれ、後半は彼のソロキャリアを辿っていきますが、最後はやはりクリームの再結成で締まります。ジャックのインタビュー・シーンでは、背後にジャックが公式ステージではプレイしたことのないギブソン・サンダーバード・ベースが飾られているのも興味深いところです。
 演奏シーンでは、ジャックがピアノを弾き、弦楽四重奏と共演する名曲Theme From An Imaginary Westernが何とも人生の悲哀を感じさせ、秀逸です。大病から肝臓移植という大手術を乗り越え、人生の最終段階に差し掛かっても、威厳をもってその存在感を示し続けるジャックの姿が凛々しい映像です。「ロックにこの人有り」。是非彼の偉大な功績を知る上で、今週のプレスCDタイトル「BOTTOM LINE 1988」と一緒に本盤をお楽しみ下さい。』

The Man Behind The Bass (Bonus DVDR)
 
 BBC 2 Broadcast on 13th February 2012
 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.60min.
 

   01. Introduction
   02. Weird Of Hermiston
   03. Biography
   04. We're Going Wrong
   05. Biography
   06. Theme From An Imaginary Western
   07. Biography
   08. Keep It Down
   09. Biography
   10. Childsong
   11. Biography
   12. Sunshine Of Your Love

 Jack rerecorded the tracks with some of Scotland's finest musicians including folk trio Lau, percussionist Jim Sutherland, keyboard player Andy May, guitarist Taj Wyzgowski, drummer Chris Peacock, his nephew Nico Bruce on bass and string ensemble Mr McFall's

 収録されている映像の一部
 

 ※) オフィシャル映像であり,ブロックされれば削除しますので悪しからず.
    [参考]Youtube にアップされている画像を添付

[参考]
 Jack Bruce - The Man Behind the Bass
 

1988 North American Tour Dates
 September
  29 Kenwood Tavern, Levittown,PA,USA
  30 Trenton War Memorial,Trenton,NJ,USA
 
 October
  01 Boulton Center For The Performing Arts,Bay Shore,NY,USA
     ⇒ [Two Shows]
  05 El Mocambo,Toronto,ON,CANADA
  07 Club Bene,South Amboy,NJ,USA
  08 The Stone Pony,Asbury Park,NJ,USA
  09 Toad's Place,New Haven,CT,USA
  10 The Bottom Line,New York City,NY,USA
     ⇒ [Two Shows]
  11 The Bottom Line,New York City,NY,USA
     ⇒ [Two Shows]
  12 The Bayou, Washington,DC,USA
  14 The Theatre of Living Arts,Philadelphia,PA,USA
  25 Spectrum, Philadelphia,PA,USA
  26 Centrum in Worcester,Worcester,MA,USA
  28 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
 
 November
  09 Central City,Gainesville,FL,USA
  12 Center Stage,Atlanta,GA,USA
  13 Storyville Jazz Hall,New Orleans,LA,USA
  14 Rockefeller's,Houston,TX,USA
  15 Sneakers, San Antonio,TX,USA
  16 Hard Rock Cafe, Dallas,TX,USA
  17 Sneakers, San Antonio,TX,USA
  18 Shark Club,Austin,TX,USA
  21 Mississippi Nights,St. Louis,MO,USA
  22 The Vogue, Indianapolis,IN,USA
  23 Royal Oak Music Theatre,Royal Oak,MI,USA
  25 Agora, Cleveland,OH,USA
  26 Riviera Theatre,Chicago,IL,USA


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