本商品は,1999年11月9日東京は日本武道館公演を皮切りに,11月30日同日本武道館公演で終了した,エリック・クラプトン(Eric Clapton)の日本ツアーから,ツアー終盤に当たる,11月24日神奈川県は横浜市の横浜アリーナ公演のサウンドボード録音を収録し,2019年に Triconeレーベルよりリリースされ完売した 『 Yokohama 1999 (Tricone 177/178) 』 で,今回 2nd Press としてリリースされたものです.

 収録されている音源は,衛星放送用に収録した映像マスターからのサウンドボード録音のようですが,そもそも日本公演の収録・放映を許可したというのも,エリック・クラプトン(Eric Clapton)が日本贔屓(びいき)と言うのも多分にあるのでしょう.

 音はサウンドボード録音なので,初心者でも充分に楽しめる内容です.

 メーカー情報では
 『『ピルグリム』に続き、『BEST OF』が記録的なヒットを飛ばす中で実現した1999年のジャパン・ツアー。その象徴にして驚天動地のサウンド・クオリティでコレクターのド肝を抜いた超名盤が復刻リリース決定です。
 そんな本作に収められているのは「1999年11月24日:横浜アリーナ公演」。その超極上ステレオ・サウンドボード録音です。

 まずは、記憶を掘り起こすためにも当時のスケジュールを振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。

 ・11月9日:日本武道館
 ・11月11日:愛知県体育館
 ・11月13日:マリンメッセ福岡
 ・11月15日-17日:大阪城ホール(3公演)
 ・11月19日-22日:日本武道館(3公演)
 ・11月24日:横浜アリーナ ←★本作★
 ・11月26日-30日:日本武道館(4公演)

 以上、全14公演。関東では日本武道館でたっぷり8公演行われたわけですが、さらにお馴染みの横浜アリーナでも実施。

 しかも、この横浜公演は1999年来日の象徴でもありました。当日は某放送協会のカメラが入り、衛星チャンネルで放映。そのプロショット映像が長年の大定番となってきました。2019年に初登場した本作も、そのテレビ放送のステレオ・サウンドボード音声なのです。
 2019年当時も「20年も経ってなんで今さらプレス!?」といった感もあったのですが、その理由はクオリティ。これが尋常ではない超・極上サウンドです。この放送はハーフ・オフィシャルなDVDまで出回るほどで、これまで飽きるほど繰り返し観て聴いてきた……はずなのですが、このクオリティは聴いた事がない。その鳴りの美しさ、ノイズレスな艶やかさ、細部の鮮やかさ、そして手触りレベルの質感。すべてが既発やハーフオフィシャルとは違うのです。そのサウンドは冒頭から凄い。クラプトンの登場に沸き立つ喝采、そしてつま弾くアルペジオ……もう、ここから立体感がまるで違う。これまでのDVDや音落としのCDでは、この喝采やギターが平板に張り付いたような感じなのに、本作は1音1音が立ち上がり、広がり、消えてゆく様が立体的なのです。
 バンドが入るとさらに凄い。分かりやすいところですと、スネアドラムでしょうか。既発では平板の上にバンド・サウンドがすべて乗っているために細部が潰れており、打音のピークも詰まっていれば、消えゆく超弱音は潰れて聞こえてこない。それに対し、本作はそのすべてが綺麗に残っており、虚空に消える刹那まで美しく感じられるのです。
 しかも驚くべきは、ノン・リマスターだという事。デジタル加工した作為がまるでなく、当時そのもののナチュラル感が全編を支配している。もちろん、既発も十二分にオフィシャル級でした。しかし、本作はそれ以上。「オフィシャル名盤級のサウンド」とでも形容すればいいのでしょうか。ヘッドフォンで耳を澄ませば済ますほど、その違いに本当に同じ放送だったのかと疑ってしまうのです。
 そこまでの超絶サウンドなのにもワケがある。実は、本作のマスターは当店独自の特別ルートで入手されたもの。これはSADEの衝撃作『PROMISE IN TOKYO(Wardour-194)』やJOURNEYの『BUDOKAN 2013(Zion-110)』、ジェフ・ベックの『DEFINITIVE TOKYO 1999(Wardour-275)』と同じルート。つまり、クラプトンの『BUDOKAN 2009 5TH NIGHT(Tricone 159/160)』と同時にもたらされたものなのです。到着したのはプロショットの映像マスターであり、当初はその美しすぎる映像美に驚いたのですが、音声はもっと凄かった。その本当の凄味を実感していただくため、あえて映像なしのライヴアルバムとして永久保存プレス化が断行されたのです。
 今回の復刻リリースに際してリマスターする事も検討されましたが、もしイジってしまったらせっかくの奇跡が消え失せてしまいかねない。そんなリスクを冒す事は出来ず、そのままストレートに2ndプレスでの再登場となりました。
 そんな奇跡のサウンドで描かれるショウは……もはや言葉にするまでもないでしょう。セットリストについては、ツアー初日ではブルースの「Reconsider Baby」や「Old Love」、アンコールで「Before You Accuse Me」なども組まれた長めのものでしたが、ツアーの進行に連れ、バンドの疲れ具合や時間的な制約の中でこうしたナンバーが落ちていき、本作のセットリストに落ち着いたという状況でした。当時の最新作『PILGRIM』は、91年に亡くなった4歳の息子さんへの想いと自分の人生への内省を込めて7年がかりで製作された力作でしたので、コンサート前半には当該アルバムからのナンバーを集中して披露しました。ここが本ツアーの肝とも言えるものでしたが、そこにクラプトンの代名詞とも言えるブルースと自作の代表曲を交え、当時のベストセットと呼べる内容となっていました。
 注目すべきは、長年に亘りクラプトンをサポートしてきたセカンドギタリスト、アンディ・フェアウェザー・ロウを1曲でフィーチャーしたことです。長年の労苦に報い、信頼を込めて彼に1曲を任せたのですが、なんと中間ではクラプトンの凄まじいソロで主役の座を持っていってしまっているという見所があります。逆にアンディからすれば、信頼ゆえにクラプトンにソロを任せたということだったのでしょう。さらにはアンコール前に貴重なクラプトンのインタビューが挿まれています。日本公演に懸けた思いなど、当時のクラプトンの肉声を聴くことができるという旨みもあります。演奏曲の出所を記しますと、

 ●ソロ(9曲)
 ・PILGRIM:My Father's Eyes(★)/Pilgrim(★)/River Of Tears/Going Down Slow/She's Gone(★)
 ・LAYLA AND OTHER ASSORTED LOVESONGS(2曲)Bell Bottom Blues(★)/Layla
 ・SLOWHAND:Wonderful Tonight/Cocaine(★)
 ・シングルヒット曲:Tears In Heaven/Change The World
 ●クリーム時代(2曲)
 ・Badge(★)/Sunshine Of Your Love
 ●ブルース(3曲)
 ・Hoochie Coochie Man(★)/Ramblin' On My Mind(★)/Have You Ever Loved A Woman(★)
 ●その他(1曲)
 ・Gin House(★)*アンディ・フェアウェザー・ロウのソロナンバー
 ※注:「★」印はMSG公演のプロショットでは観られない曲。

 ……と、このようになっています。

 当時の最新かつ最重要作『PILGRIM』をフィーチュアしながら、クラプトンのステイタスを確立したクリーム時代、大名盤『LAYLA』と『SLOWHAND』からのヒット曲、シングルヒット、そしてブルース、と全キャリアを総括するような代表的レパートリーを散りばめた美味しい選曲。上記の日程通り、一連の公演も終盤に至ったからこそのバンドの阿吽の呼吸感も素晴らしい。それこそ、この時点のクラプトンの「ベスト」と言っても良い音楽的な大傑作なのです。
 余談ですが、このステージには、クラプトンの足元に後年のようなふかふかしたペルシャ絨毯は敷かれていません。当時のクラプトンは53歳。2時間のステージでも足への負担など気にしなくてもよいほど「若かった」ということでしょう(プレイへの情熱は今も変わりませんが)。
 それにしても、なぜ同じ放送でこうまで違うのか。その手法・理屈にはナゾがあるものの、それでも証拠としての音がここにある。しかも、SADE、JOURNEY、ジェフ・ベックと証明し続けている……。そんな特別ルートの超絶サウンドボード最新作。実はピンキリな「オフィシャル級」というランクでも頂点の次元に立つ異常盤なのです。あまりのクオリティに衝撃と話題を振りまき、あっと言う間に完売・廃盤となった超名盤。ここに堂々の復刻です。

 ★信じられない程のアップグレード・マスターです。』

Yokohama 1999 (Tricone 177/178)
 
 Live At Yokohama Arena,Yokohama,Japan 24th November 1999
 [STEREO SOUNDBOARD RECORDING]
 [UPGRADE]

  Disc 1
   01. My Father's Eyes
   02. Pilgrim
   03. River Of Tears
   04. Going Down Slow
   05. Hoochie Coochie Man
   06. She's Gone
   07. Ramblin' On My Mind
   08. Tears In Heaven
   09. Bell Bottom Blues
   10. Change The World
   TOTAL TIME (63:32)

  Disc 2
   01. Gin House
   02. Cocaine
   03. Wonderful Tonight
   04. Badge
   05. Have You Ever Loved A Woman
   06. Layla
   07. Sunshine Of Your Love
   TOTAL TIME (51:35)

 Eric Clapton : Guitar, Vocal
 Andy Fairweather Low : Guitar, Vocal
 Nathan East : Bass, Vocal
 Steve Gadd : Drums
 David Delhomme : Keyboards
 Katie Kissoon : Backing Vocal
 Tessa Niles : Backing Vocal

 Pilgrim
 
 Change The World
 
 Wonderful Tonight
 
 Layla
 

 本商品には,初回限定ナンバー入りステッカー付きに限って,同日のパフォーマンスをマルチ・カメラのプロ・ショット映像で捉えた 『 Yokohama Arena 1999 (DVDR) 』が付属しています.
 収録されている映像は,衛星放送にて放映された内容を録画したものですが,メーカー情報に記載されている内容を読む限り,過去最高の録画映像のようですね.私的に初めて観るので比較できませんが(笑)

 メーカー情報では
 『本編プレス2CDは、常識外の美音が流れ出る奇跡の超極上ステレオサウンドボード・アルバム。その解説でも触れましたが、そのマスターはそもそもプロショット映像でした。
 そこでライヴアルバム版と映像版、両方の最高峰マスターを一挙にコレクトして頂くべく、べての既発映像を上回るプロショットの秘蔵エアチェックマスターもボーナス付属決定です。
 というわけで、本作に収められているのは本編プレス2CDと同じ「1999年11月24日横浜アリーナ公演」。そのマルチカメラ・プロショットです。1997年の日本武道館公演に続き二度目のことで、クラプトンの公式映像としては珍しいことでした。このショウは当時衛星テレビで後日放送され、海外では流出エアチェックマスターからハーフオフィシャルとしてDVDがリリースされている定番中の大定番映像。当店も過去にエアチェックマスターからギフトアイテムとしてご提供したことがありましたが、今回、海外ものを含め、そうした既発盤のすべてを凌駕する極上クオリティのエアチェックマスターを入手したのです。
 クラプトンが行なった“PILGRIM Tour”の公式映像と言えば、クラプトン自らが企画して同年6月30日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにて開かれたチャリティイベント「クロスロード・コンサート」の不完全収録版しかありませんでした。しかもショウの趣旨からして出演ゲストが多く、“PILGRIM Tour”の純粋な記録とは言えない内容になっていました。そうした中、クラプトンはお気に入りの日本で、コンサートの完全映像収録にGOサインを出したのでした。
 このショウは衛星テレビで放映されただけに無数の既発を生んできた大定番でもあり、本稿に目を留められたクラプトンファンの方なら一度くらいは目にされたことがあるでしょう。本作は、そんな大定番でありながらこれまで市場に出ることのなかった門外不出のエアチェック・マスターなのです。しかも、記録したのがタダ者ではない。当店では国内の記録マニアによる極上マスターで音楽場組の数々をアーカイヴしておりますが、本作もそんなコアマニアの手によるもの。最近のリリースで言うならマイケル・ジャクソンの大ヒット作『JAPAN TOUR '87』やプリンスの『TOKYO DOME 1990: Re-Broadcast Edition』、キース・リチャーズの『BOSTON 1993 1st Night』でピンと来る方も多いのではないでしょうか。あの超絶な映像美を成し遂げたマニアの最新作なのです。
 実際、本作の映像美はマイケル/プリンス/キースに対するクラプトン版と言えるもの。地上派ではないので懐かCMの面白さはありませんが、だからこそシームレスに途切れないライヴの醍醐味は一層素晴らしく、テロップや字幕の文字の鮮明さも随一で、ビシッと揺るがない安定感も強烈。作品然とした完成度がマイケル/プリンス/キース篇同様に素晴らしいのです。そして、最大の魅力である映像美も絶大。あまりにも定番で無数のリリースが存在する中、「史上最高峰」を断言してしまえるクオリティです。ここまでノイズがなく、テロップ1文字1文字のエッジが鮮やかで、クラプトンの肌艶やギターの細部まで超リアル、加えて安定感まで絶大……こんなマスターは観たことがありません。
 クラプトンの人生でも大きな意味を持っていたアルバム『PILGRIM』とそのツアー。その象徴となるマルチカメラ・プロショットの超極上マスターです。当店はギネス協会ではないので「世界一」を認定する立場にありませんが、本作は日本語字幕の1文字まで鮮やかな日本放送バージョンの最高峰版には違いない。奇跡のサウンドを永久保存したプレス2CDと、志向の映像美たる本作。どうぞ、頂点クオリティの2作を併せて存分にお楽しみください。

 ★過去最高のクオリティで楽しめます。』

Yokohama Arena 1999 (DVDR)
 
 Live At Yokohama Arena,Yokohama,Japan 24th November 1999
 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 119min.
 [UPGRADE]
 
   
   01. Introduction
   02. My Father's Eyes
   03. Pilgrim
   04. River Of Tears
   05. Going Down Slow
   06. Hoochie Coochie Man
   07. She's Gone
   08. Ramblin' On My Mind
   09. Tears In Heaven
   10. Bell Bottom Blues
   11. Change The World
   12. Gin House
   13. Cocaine
   14. Wonderful Tonight
   15. Badge
   16. Have You Ever Loved A Woman
   17. Layla
   18. Interview
   19. Sunshine Of Your Love
   TOTAL TIME (1:58:52)

 Eric Clapton : Guitar, Vocal
 Andy Fairweather Low : Guitar, Vocal
 Nathan East : Bass, Vocal
 Steve Gadd : Drums
 David Delhomme : Keyboards
 Katie Kissoon : Backing Vocal
 Tessa Niles : Backing Vocal

 収録されている映像の一部

 ※)オフィシャル映像映像が元ネタなので著作権侵害
   で削除せざるを得ない可能性がありますが悪しからず.
   


[参考]
1999 Dates
 Feburary
  14 Pasadena Civic Auditorium,Pasadena,CA,USA
  24 Shrine Auditorium,Los Angeles,CA,USA
     ⇒ [41st Grammy Awards]
 June
  30 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
     ⇒ [Crossroads Guitar Festival 1999]

 October
  23 White House,Washington,DC,USA
     ⇒ [The Concert Of The Century - Highlighting The Power Of Music In Education]

 November
  [Japan Tour]
  09 Nihon Budokan,Tokyo,Japan
  11 Aichi-ken Taiikukan,Nagoya,Japan
  13 Marine Messe Fukuoka,Fukuoka,Japan
  15 Osaka-jou Hall,Osaka,Japan
  16 Osaka-jou Hall,Osaka,Japan
  17 Osaka-jou Hall,Osaka,Japan
  19 Nihon Budokan,Tokyo,Japan
  20 Nihon Budokan,Tokyo,Japan
  22 Nihon Budokan,Tokyo,Japan
  24 Yokohama Arena,Yokohama,Japan
  26 Nihon Budokan,Tokyo,Japan
  27 Nihon Budokan,Tokyo,Japan
  29 Nihon Budokan,Tokyo,Japan
  30 Nihon Budokan,Tokyo,Japan

 December
  31 Woking Leisure Centre,Woking,UK













#2021-09-14