Amazon(アマゾン)11/27-12/1【ブラックフライデー&サイバーマンデー】


 
 元 キング・クリムゾン(King Crimson)のベース&ヴォーカルであった ジョン・ウェットン(John Wetton)と,ドラムの ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)が中心となり,ロキシー・ミュージック(Roxy Music)で一緒だったキーボード&エレクトリック・ヴァイオリンの エディ・ジョブソン(Eddie Jobson),ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)名義のソロ・アルバム 『 Feels Good to Me (フィールズ・グッド・トゥ・ミー) 』 に参加していたギターの アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)によって結成されたスーバー・グループ:ユーケーU.K.
 
 1978年4月には 1st アルバム 『 U.K. (憂国の四士) 』 をリリースしツアーを行うものの,ツアー終了後には,よりジャズやフュージョン的な音楽を追及したかった ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)と アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)が脱退.オリジナル・メンバーによる活動は短命に終わりました.

 その後,ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)と アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)は,ブルーフォード(Burford)結成,逆に U.K. には マザーズ・オブ・インヴェンション(The Mothers of Invention)で活動していた テリー・ボジオ(Terry Bozzio)を迎え,キーボード・トリオとして活動を再開.
 
 本商品は 1st アルバム 『 U.K. (憂国の四士) 』 のリリースに伴って,プロモーションを兼ねて 1978年4月29日サウサンプトンはユニヴァーシティ・オブ・サウサンプトン公演を皮切りに,5月15日ロンドンはレインボー・シアター公演まで行われた英国ツアーから,最終日のレインボー・シアター公演のオーディエンス録音を収録し Virtyosoレーベルより2017年にリリースされた 『 Rainbow Theatre 1978 (Virtyoso 361) 』 です.

 店頭で見付けて購入したのですが,それにしても高音質なオーディエンス録音ですね.
 音像も近く,各パートの音のバランスも良く,低音部は少し籠った感はあるものの,何と言っても臨場感溢れるオーディエンス録音で,どのようにすれば,こんな音が録れるのでしょうか.

 メーカー情報では
 『オリジナルU.K.の極初期にして極上のライヴアルバムが登場です。
 当店では、これまでも幾多の傑作ライヴアルバムをお届けしてきましたが、本作はそのどれよりも古く、また極上サウンドが味わえる逸品中の逸品です。
 そんな本作に収められているのは「1978年5月15日ロンドン公演」。

 まさに“U.K. in U.K.”なわけですが、このロンドン公演がどれほど初期にあたるのか、オリジナルU.K.の活動概要を俯瞰してみましょう。

 《1月:1stアルバム発売》
  ・4月29日-5月15日:UK(13公演)←★ココ★
   《約1ヶ月後》
  ・6月23日-8月8日:北米#1(22公演)
   《約1ヶ月後》
  ・9月1日-11日:北米#2(3公演)
  ・9月18日-10月8日:北米#3(8公演)
   《約1ヶ月後》
  ・11月9日:北米#4(1公演)
 《11月:4人組解体→2ndアルバム制作開始》

 これが『憂国の四士』リリースから2ndアルバム制作までの全体像。

 これまで当店が扱ってきたライヴアルバムは、古くても「北米#1」。本作はそれよりも更に前に行われた本国ツアーの最終日にあたります。この録音は以前からコレクター間で「英国公演唯一の記録」として愛されてきたもの(現在では研究が進み、唯一ではなくなりました)。
 しかし、本作はその既発コピーなどではなく、近年になって登場した新マスター。アナログ・カセットからダイレクトにCD化した極上品なのです。

 そのサウンドは、まさに驚異的。再生するや、見目麗しいシンセが轟くのですが、その艶やかさ、ダイレクト感は「まるでサウンドボード」……ではなく、「これがサウンドボードじゃない!?」。冒頭の「Alaska」が終わるとリアルな喝采が起きるため、オーディエンス録音だと気づきますが、楽音だけ聴いていると客録なのが信じられません。距離感はないわ、芯の太さは以上だわ、ディテールは細やかだわ、割れもノイズもないわ……。どれもこれも、まるで放送音源。何度聴き返しても「本当は当時のラジオ放送なんじゃないのか」との疑念が晴れない極上サウンドなのです。

 そのサウンドで描かれるのが、オリジナルU.K.極初期の真実。まず何より驚かされるのは、後のBRUFORD『ONE OF A KIND』に収録されるナンバーがすでに演奏されていること。これまでご紹介した中ではサウンドボード・アルバム『EL MOCAMBO 1978: REEL MASTER(Virtuoso 350)』がもっとも古かったのですが、そこでも聴けた「The Sahara Of Snow」だけでなく、「Forever Until Sunday」も演奏されている。もちろん、ほとんどのショウでも演奏されたわけですが、冒頭の「UK」でもすでに披露されていた。

 当時未発表だった新曲「Carrying No Cross」「The Only Thing She Needs」「Caesar's Palace Blues」も同様で、「レパートリー不足を補うためにツアーリハーサル中に書き上げた」というメンバーのコメントを裏付けています。もちろん、演奏ぶりも初期らしくフレッシュ。『DANGER MONEY』のスタジオテイクにはないアラン・ホールズワースのパートもあり、まだまだ磨かれる前のラフ・バージョンが楽しめるわけです。

 そして、全体構成も多くのライヴアルバムとは異なる。『EL MOCAMBO 1978: REEL MASTER』の解説でも触れましたが、オリジナルU.K.には2種類の「初期セット」と「後期セット」がありまして、その切り替えは「北米#1」の序盤でした。本作の「UKレッグ」はそれより以前にあたるので、当然「ツアー前半セット」になる。その大きな違いは、ショウの中盤から後半にかけて。演奏曲自体はツアー後期と大差ないようにも見えますが、曲順が異なり、アルバム『憂国の四士』のムードが色濃く残っている。具体的に言いますと「Thirty Years」の後。この「初期セット」ではアルバムA面通りに「In The Dead Of Night」「By The Light Of Day」「Presto Vivace And Reprise」の流れで演奏されるのです。この「初期セット」の記録は『EL MOCAMBO 1978: REEL MASTER』が代表を務めておりますが、本作ではさらに最終曲「Caesar's Palace Blues」まで収録したショウの完全形なのです。

 オフィシャル級サウンドボード『EL MOCAMBO 1978: REEL MASTER』と、放送音源級オーディエンスの本作。この2本は、オリジナルU.K.の極初期を伝えてくれる貴重音源でありながら、サウンドも異常な次元という奇跡のライヴアルバムです。そして、その『EL MOCAMBO 1978: REEL MASTER』でも聴けない2曲「Forever Until Sunday」「Caesar's Palace Blues」まで吹き込まれた本作は、“U.K. in U.K.”決定盤中の決定盤です。奇跡の4人が遺した奇跡の生演奏。その最高峰を永久保存するプレスCDなのです。

 ★衝撃の高音質盤。このクオリティは時代を考えると驚異です。圧巻の記録音源。』

Rainbow Theatre 1978 (Virtuoso 361)
 
 Live At Rainbow Theatre,Finsbury Park,London,UK 15th May 1978

   1. Alaska
   2. Time To Kill
   3. The Sahara Of Snow
   4. Carrying No Cross
   5. The Only Thing She Needs
   6. Forever Until Sunday
   7. Thirty Years
   8. In The Dead Of Night
   9. By The Light Of Day
   10. Presto Vivace And Reprise
   11. Caesar's Palace Blues
   TOTAL TIME (72:44)
 
 John Wetton : Bass, Vocal
 Eddie Jobson : Keyboards, Violin
 Allan Holdsworth : Guitar
 Bill Bruford : Drums, Percussions
  
 Alaska
 
 The Sahara Of Snow
 
 In The Dead Of Night
 
 
 本商品の初回限定ナンバー入りステッカー付に限って,同ツアーから 5月4日英国はニューカッスルのニューカッスル・シティ・ホール公演のオーディエンス録音を収録した 『 Newcastle 1978 (Special Bonus CDR) 』が付属しています.

 商品はオリジナル・メンバーでの英国ツアー最終日,ギフト・アイテムは同英国ツアー序盤(5公演目)に当たるパフォーマンスです.

 音像は若干遠めで,音も少しシャリシャリ感があるオーディエンス録音ではありますが,充分に聴くことができますが,元となったテープの劣化によると思われるドロップ・アウト的な箇所も見受けられます.

 メーカー情報では
 『本編プレスCDは、極初期の“U.K. in U.K.”を極上サウンドで聴かせてくれる大決定盤です。そのボーナスには、近年の研究で発掘された超・極初期ライヴアルバムをお贈りします。

 そんな本作に収められているのは「1978年5月4日ニューカッスル公演」。本編プレスCDの解説にも書きましたが、「UKレッグ」は全13公演。本編のロンドン公演は最終の13公演目でしたが、本作のニューカッスル公演は5公演目というヴィンテージ記録なのです。
 そのクオリティもまた、素晴らしいヴィンテージ・オーディエンス。まるで放送音源にしか聞こえない『RAINBOW THEATRE 1978』とは比較にならないものの、本作にしても「聴けるだけありがたい」というレベルではない。マスター劣化による歪みこそあるものの、楽音の芯は図太く捉えられ、鳴りも非常に美しい。音割れやノイズもほとんどなく、もし現場で空気を吸い込んだ大元マスターが登場したら、本編プレスさえも凌駕するかも……そんな風に思ってしまうほど元録音の良さが分かるサウンドなのです。
 そのサウンドで描かれる超・極初期こそ、貴重極まる。ここでも「前期セット」の特徴であるアルバムA面の流れ「In The Dead Of Night → By The Light Of Day → Presto Vivace And Reprise」が刻まれているわけですが、それ以外の曲順も異なる。しかも、単に違うのではなく、それが見事なほどブロック分けされているのです。具体的に言いますと、『憂国の四士』曲×3→『DANGER MONEY』曲×2→『憂国の四士』A面曲×3→『ONE OF A KIND』曲×2。ここでも新曲を4つも演奏しているわけですが、それが完全に2セクションに分割。オリジナルU.K.の4人は「ウェットン/ジョブソン組」と「ブルーフォード/ホールズワース組」に分裂するわけですが、その先行きを暗示するかのように分かれているわけです。
 
 伝統的に強力音源の大豊作地帯として知られる1978年のU.K.。その中でも極初期である“U.K. in U.K.”の貴重なライヴセットです。駆け抜けた短い歴史の足跡を追いかけるのも良し、70年代末期の空気感を味わうのも良し、天才4人の関係を読み解くのも良し。もちろん、1本1本が最高のプログレ・ライヴ盤でもあります。いかようにも楽しめるオーディエンス記録の傑作セット。どうぞ、併せて存分にお楽しみください。』
 
Newcastle 1978 (Special Bonus CDR)
 
 Live At Newcastle City Hall,Newcastle,UK 04th May 1978
 
   1. Alaska
   2. Time To Kill
   3. Thirty Years
   4. The Only Thing She Needs
   5. Carrying No Cross
   6. In The Dead Of Night
   7. By The Light Of Day
   8. Presto Vivace & Reprise
   9. Forever Until Sunday
   10. The Sahara Of Snow
   TOTAL TIME (71:22)

 Time To Kill
  
 By The Light Of Day
  

[参考]
 1978 Tour Dates
 April
  29 University Of Southampton Students' Union,Southampton,UK
  30 Dacorum Pavilion,Hemel Hempstead,UK
 
 May
  01 Guildford Civic Hall,Guildford,UK
  03 University Of Keele,Keele,UK
  04 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
  05 Odeon Theatre,Edinburgh,UK
  06 University Of Strathclyde,Glasgow,UK
  09 Birmingham Hippodrome,Birmingham,UK
  10 University of Essex,Colchester,UK
  12 University of Lancaster,Lancaster,UK
  13 The University Of Sheffield,Sheffield,UK
  14 Manchester Apollo,Manchester,UK
  15 Rainbow Theatre,London,UK
 
 June
  23 El Mocambo,Toronto,ON,CANADA
  26 El Mocambo,Toronto,ON,CANADA
  27 El Mocambo,Toronto,ON,CANADA
  28 Place des Nations,Montreal,QC,CANADA

 July
  01 Unknown Venue,Sacramento,CA USA
  02 Calderone Concert Hall,Hempstead,NY,USA
  04 Morris Stage,Morristown,NJ,USA
  05 Unknown Venue, Poughkeepsie,NY,USA
  06 Tower Theatre,Upper Darby,PA,USA
  07 Wollman Skating Rink,New York,NY,USA
     ⇒ [Dr. Pepper Summer Music Festival 1978]
  08 Painters Mill Music Fair,Owings Mills,MD,USA
  11 Paradise Rock Club,Boston,MA,USA
  14 Madison Theatre,Albany,NY,USA
  15 Paramount Theatre,Asbury Park,NJ,USA
  16 New Leona Theater,Homestead,PA,USA
  18 Punch And Judy Theater,Grosse Pointe,MI,USA
  19 E.A. Rawlinson Centre For The Arts,Prince Albert,SK,Canada
  20 Riviera Theatre,Chicago,IL,USA
  21 Uptown Theatre,Milwaukee,WI, SA
  28 Santa Monica Civic Auditorium,Santa Monica,CA,USA
  29 Community Center Theater,Sacramento,CA,USA

 August
  01 Commodore Ballroom,Vancouver,BC,CANADA
  02 Paramount Theatre,Portland,OR,USA
  06 State Fair Arena,Oklahoma City,OK,USA
  08 Penn's Landing Great Plaza,Philadelphia,PA,USA

 September
  08 Aragon Ballroom,Chicago,IL,USA
  11 Paradise Rock Club,Boston,MA,USA
  12 Agora, Cleveland,OH,USA
  18 Agora, Cleveland,OH,USA
  21 Austin Opry House,Austin,TX,USA
  22 Dallas Convention Center Theatre,Dallas,TX,USA
  24 Cullen Performance Hall,Houston,TX,USA
  25 Ritz Music Hall,Corpus Christi,TX,USA
  27 Ole Man River's,Avondale,LA,USA
  28 Orpheum Theatre,Memphis,TN,USA
  29 Memorial Auditorium,Louisville,KY,USA
 
 Octobar
  02 Théâtre St-Denis,Montreal,QC,CANADA
  03 Centre Municipal des Congrès,Quebec City,QC,CANADA
  06 The Palladium,New York,NY,USA
  07 Orpheum Theatre,Boston,MA,USA
  08 Hard Rock Cafe,West Hartford,CT,USA
 
 November
  09 Agora,Cleveland,OH,USA






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