1988年6月に本格的ソロ名義として 『 Outrider (アウトライダー) 』 をリリースした ジミー・ペイジ(Jimmy Page)は,8月31日フロリダ州タンパは USF サン・ドーム公演を皮切りに,11月13日ニューヨーク州ニューヨークは ザ・リッツ公演までプロモーションを兼ねた北米ツアーを行います.
 このツアーには,アルバムの録音に参加したミュージシャンの内,キーボードの ジョン・マイルスJohn Miles),ベースの ダーバン・ラヴェルデDurban Laverde),ドラムの ジェイソン・ボーナムJason Bonham)が帯同しました.

 本商品は,米国のラジオ局 Westwood One のプログラム 「 Superstars Rock Concert Series 」 のエア・チェック録音を収録した 『 Ohio 1988 (Wardour-223) 』 で,番組内の放送内容は,北米ツアー中盤の 1988年10月19日オハイオ州クリーヴランドはクリーヴランド・パブリック・ホール公演,10月21日同じくデイトンはハラ・アリーナ公演のステレオ・サウンドボード録音です.

 サウンドボード音源を使用しているので,初心者でも安心して聴く事ができます.

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 『ZEP解散後の各メンバーのソロ・キャリアというのは何かと見過ごされがちなものですが、ペイジに関して言うと1988年のソロ・アルバム「OUTRIDER」ほど見過ごされている時期はないでしょう。
 ZEP解散後に彼が出した映画のサウンドトラック、あるいはザ・ファームと違い、ペイジがソロで一枚のロック・アルバムとして作り上げた作品としては現在に至るまで唯一なもの。
 当然リリース当初は盟友プラントの参加などもあって大きな話題を呼びましたが、その話題性とは裏腹にアトランティック・レコードのイベントでのZEP再結成などがアルバム・リリースのすぐ後に実現してしまったことから、内容が正当に評価されずに終わってしまったきらいがあります。
 その実はペイジのソングライターとしての才能やギター・プレイヤーとしての冴えが前面に押し出されつつ、それでいて80年代らしくコンパクトにまとめられたロックの名盤だったのです。
 このアルバムやリリース後のツアーに関してはペイジ自身も思い入れがあるようで、当店を訪れた際には定番のアリゾナではなく、何とオーディエンス・ショットのナッソー・コロシアムやニュー・ヘイブンの映像を見入ってしまうほど。実際1980年代のロック・アクトとしては一級品のパフォーマンスを聞かせており、ペイジとしてもこのツアーやバンドを誇りに感じていることは明らかでした。

 「OUTRIDER」リリース後、1988年の後半を費やして行われたツアーでキー・パーソンとなったのはボーカルのジョン・マイルズ。プラントと比較してしまうZEPマニアには何かと批判の対象とされてきましたが、今聴いてみてビックリ。何とも素晴らしい声の持ち主ではないですか。ファームの時のポール・ロジャースほど個性が強くなく、それでいてプラントとはまったく違うボーカリストとしての魅力。いい意味で80年代っぽいポップさとシャウターとしての資質を兼ね備えていた点を今になって思い知らされます。ペイジ自身も「OUTRIDER」リリース時に「素晴らしい声の持ち主だ」と絶賛していただけのことはあります。
 彼の歌声やツアーバンドの魅力、そして何よりも弾きまくってみせたペイジの様子をダイジェストながらも素晴らしい音質で伝えてくれたのがラジオ音源「Westwood One Superstars Rock Concert Series」。最高のステレオ・サウンドボード録音ということから過去にも「EMERALD EYES」や「MIDNIGHT MOONLIGHT」といった有名タイトルを生み出してはきたものの、ここ十年以上に渡って「OUTRIDER」ツアーが見過ごされてしまったことから、手軽にゲットできるアイテムが姿を消してしまいました。

 そこで今回はネット上でおなじみジョー・マロニーが所有していたエアチェック音源をこれまた最近ネット上でおなじみ「KRW&CO」が丁寧にトランスファーしてみせたバージョンを元にCD化。いかにもラジオ音源らしい仕上がりとクリアネスがペイジ以下の躍動するプレイを最高の音質で捉えてくれました。過去のアイテムのようなイコライズ、あるいは散見される放送用ディスクのスクラッチ・ノイズなどがほとんど皆無であり、新たな決定版と呼ぶにふさわしい限定のプレスCDタイトルに仕上がっています。
 全編に渡って本当に素晴らしい演奏が詰め込まれていますが、これはツアー中盤で行われたオハイオ州での二公演からの抜粋というというのも功を奏したのでしょう。おまけにジョン・マイルズは「Over The Hills And Far Away」をアルバム・バージョンのメロディで軽々と歌い上げてみせるのが凄い。ライブを毎晩インストゥルメンタルの「Stairway To Heaven」で締めくくっていたことは当時から大きな話題を呼びましたが、「In My Time Of Dying」を「PHYSICAL GRAFFITI」のアルバム・バージョンと同じキーで演奏している点も非常にレアでしかもいい感じの演奏。
 アトランティック・レコード・イベントの時からドラマーとしてペイジと行動を共にしていたジェイソン・ボーナムの賢明なプレイぶりも伝わってきます。「ボンゾの息子」としてある種のステイタスを確立してしまった今と違い、そのはつらつとしたドラミングが際立っている。
 そして「OUTRIDER」に収録された「Emerald Eyes」のコンパクトにまとまったロックナンバーとしての魅力、さらにオリジナルのファーム以上に躍動感たっぷりに演奏された「Tear Down The Walls」など、驚くほど弾きまくるペイジとマイルズの見事な化学反応が最高の音質で記録されています。是非とも今回のリリースで忘れ去られた「OUTRIDER」ツアーの魅力を再認識してください。そしてショーのすべてを聴きたくなった方には当店リリースのロンドン公演(極上オーディエンス録音)を収録した「PRISON BLUES」をおすすめします。』

Ohio 1988 (Wardour-223)
 
 Live At Public Hall,Cleveland,OH,USA 19th October 1988
     & Hara Arena,Dayton,OH,USA 21st October 1988
 [STEREO SOUNDBOARD]
 Westwood One Superstars Rock Concert Series : FM Broadcast

   [19th October 1988]
   1. Who's To Blame
   2. Prelude
   3. Over The Hills And Far Away
   4. Writes Of Winter
   5. Tear Down The Walls
   6. Emerald Eyes
   7. Midnight Moonlight

   [21st October 1988]
   8. In My Time Of Dying
   9. Prison Blues
   10. Wasting My Time
   11. Custard Pie (incl. Black Dog)
   12. Train Kept A Rollin'
   13. Stairway To Heaven
   14. Outro
   TOTAL TIME (75:43)

 Jimmy Page : Guitar
 John Miles : Vocal, Keyboards
 Durban Laverde : Bass
 Jason Bonham : Drums

 Who's To Blame
 
 Midnight Moonlight
 
 In My Time Of Dying
 
 Custard Pie (incl. Black Dog)
 

 本商品には,同ツアー序盤の 9月17日アリゾナ州メサはメサ・アンフィシアター公演のパフォーマンスのプロ・ショット映像を110分に渡り収録した 『 Phoenix 1988 (Special Bonus DVDR) 』 がボーナス・アイテムとして付属しています.
 こちらはギフト・アイテムとして配布されていたので.収録されている映像等は過去記事 『 Phoenix 1988 (Gift DVDR) 』 を参照して下さい.

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 『キャリア唯一のソロツアー“OUTRIDER TOUR 1988”でも頂点となる極上ステレオサウンドボード・アルバム『OHIO 1988』。頂点のライヴアルバムには、頂点のプロショットをボーナスでお贈りします。
 本作に収められているのは「1988年8月17日フェニックス公演」。まずは本編プレスCDとのポジションを日程で確認してみましょう。

・9月6日-24日:米国#1(9公演)←★ココ★
・10月7日-11月13日:米国#2(22公演)
・11月21日-26日:英国(5公演)

 これが“OUTRIDER TOUR 1988”の概要。本編プレスCDは「米国#2」の7-8公演目(全体の16-17公演目)でしたが、本作はその1ヶ月前となる「米国#1」の7公演目にあたるコンサートでした。このショウはMTVで放送もされたために古くからの大定番ですが、本作はそのベスト・マスターを収録しています。大元自体は同じなので従来からあるカットインやカットアウト(Tear Down The Walls、White Summer、In My Time of Dying、Train Kept A Rollin’)、部分収録(Someone To Love、Prison Blues、Liquid Mercury、Wanna Make Love、Wasting My Time)、音声のみの曲(Liquid Mercury、Wasting My Time)等は同じものの、クオリティはビデオ時代の既発を遙かに凌ぐ。極上のサウンドはもちろん、白線ノイズやダビング劣化もほとんどなく、発色も当時そのまま。もちろん、時代柄アナログ撮影ではあるものの、バツグンのマスター鮮度で現在の眼でも十二分に美しい映像美です。そのクオリティで、本編プレスCDでも聴けない各人のソロや「City Sirens」「The Chase」「Dazed And Confused」「Wanna Make Love」等々がタップリと見られるのです。
 さらに時代の薫り漂うのが冒頭に配された特別映像。ジミーへのインタビューをはじめ、当日のイベント風景やサウンドチェックも本編ライヴと同様の映像美で描かれる。当時44歳でまだ若々しく、再始動を期したペイジ。その彼が笑いながら語り、くわえ煙草に真剣な眼差しでギターの鳴りを確かめる姿……。まさに80年代最高の光景なのです。

 “OUTRIDER TOUR 1988”最高峰のステレオサウンドボード・アルバムである本編プレスCDと、最高峰プロショットの本作。いずれもショウの完全体を伝えてくれるわけではありませんが、時代の頂点記録には違いない。その双方をいっぺんに手に入れられる豪華セット。どうぞ、併せて存分にお楽しみください。』

Phoenix 1988 (Special Bonus DVDR)
 
 Live At Mesa Amphitheatre,Mesa (Phoenix),AZ,USA 17th September 1988
 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.110min.
 

   1. Interview with Jimmy Page
   2. Soundcheck etc
   3. Show Intro.
   4. Who's To Blame
   5. Prelude
   6. Over The Hills And Far Away
   7. City Sirens
   8. Drum Solo
   9. The Chase
   10. Violin Bow Solo
   11. Dazed And Confused
   12. Wanna Make Love
   13. Member Intro.
   14. Writes Of Winter
   15. Tear Down The Walls
   16. White Summer
   17. Midnight Moonlight
   18. In My Time of Dying
   19. Blues Anthem
   20. Train Kept A Rollin'
   21. Stairway To Heaven
   TOTAL TIME (110:08)

 Jimmy Page : Guitar
 John Miles : Vocal, Keyboards
 Durban Laverde : Bass
 Jason Bonham : Drums

 ※) 収録されている映像の一部は,過去記事 『 Phoenix 1988 (Gift DVDR) 』 を参照して下さい.

[参考]


1988 Tour Dates
 April
  Hammersmith Odeon,London,UK

 May
  14 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
     ⇒ [Atlantic Records 40th Anniversary]
 
 August
  31 USF Sun Dome,Tampa,FL,USA
 
 September
  02 Miami Arena,Miami,FL,USA
  06 The Omni,Atlanta,GA,USA
  08 James L. Knight Center,Miami,FL,USA
  09 USF Sun Dome,Tampa,FL,USA
  11 The Summit,Houston,TX,USA
  14 Frank Erwin Center,Austin,TX,USA
  16 Special Events Center,El Paso,TX,USA
  17 Mesa Amphitheatre,Mesa (Phoenix),AZ,USA
  23 Coca-Cola Starplex Amphitheatre,Dallas,TX,USA
  24 Municipal Auditorium,New Orleans,LA,USA
 
 October
 07 The Forum,Inglewood,CA,USA
  08 SDSU Open Air Amphitheatre,San Diego,CA,USA
  11 Coliseum,Oakland,CA,USA
  14 Memorial Hall,Kansas City,KS,USA
  16 Met Center,Bloomington,MN,USA
  17 UIC Pavilion,Chicago,IL,USA
  19 Public Auditorium,Cleveland,OH,USA
  21 Hara Arena,Dayton,OH,USA
  22 Joe Louis Arena,Detroit,MI,USA
  25 Rochester Community War Memorial,Rochester,NY,USA
  26 Brendan Byrne Arena,East Rutherford,NJ,USA
  28 Nassau Veterans Memorial Coliseum,Uniondale,NY,USA
  29 Centrum in Worcester,Worcester,MA,USA
  30 Spectrum,Philadelphia,PA,USA
 
 November
  03 New Haven Veterans Memorial Coliseum,New Haven,CT,USA
  04 Onondaga War Memorial Auditorium,Syracuse,NY,USA
  05 RPI Fieldhouse,Troy,NY,USA
  08 Capital Centre,Landover,MD,USA
  09 Syria Mosque,Pittsburgh,PA,USA
  11 Cumberland County Civic Center,Portland,ME,USA
  12 The Ritz,New York City,NY,USA
  13 The Ritz,New York City,NY,USA
  21 The Hummingbird,Birmingham,UK
  23 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
  24 Hammersmith Odeon,London,UK
  25 Hammersmith Odeon,London,UK
  26 Manchester Apollo,Manchester,UK

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  ※) 「 L.A. Forum 1988 : Mike Millard First Generation Tapes (Wardour-437) 」に付属のボーナス・アイテム
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