何故か,商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテムとして ジェイソン・ボーナムズ・レッド・ツェッペリン・エブニングJBLZEJason Bonham's Led Zeppelin Evening)のアイテムが登場しました.

 レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のドラマーであった ジョン・ボーナム(John Bonham)の息子である ジェイソン・ボーナム(Jason Bonham)は,以前から ジェイソン・ボーナムズ・レッド・ツェッペリン・エクスペリエンス(JBLZE:Jason Bonham's Led Zeppelin Experience)として活動をしていたものの,オリジナルの レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)が,結成50周年記念のキャンペーンで 「 Led Zeppelin Experience (レッド・ツェッペリン・エクスペリエンス) 」 というロゴを使う計画とのことで,レッド・ツェッペリン本体からのバンド名変更要請があり,昨年バンド名を ジェイソン・ボーナムズ・レッド・ツェッペリン・イブニング に変更しています. (ジェイソン・ボーナムは以前から使用していた略称:JBLZE に拘った関係から 「 Experience 」 ⇒ 「 Evening 」 に変更)

 このバンドには日本のレッド・ツェッペリンのトリビュート・バンド:ミスター・ジミーMr.Jimmy)のギタリスト:ジミー桜井(桜井昭夫)氏が加入しており,ジミー桜井氏の渡米から JBLZE加入までの3年半を,ジミー桜井氏の傍らに密着しながら追ったピーター・マイケル・ダウド監督渾身のドキュメンタリー映画 『 Mr. Jimmy 』 も,今年3月アメリカ・テキサス州オースティンで行われたサウス・バイ・サウス・ウエスト(SXSW)映画祭での大好評上映を皮切りに,全米だけでなく世界の映画祭から続々と招待され注目を集めています.

 本映像は,そんな ジェイソン・ボーナムズ・レッド・ツェッペリン・エブニングJBLZEJason Bonham's Led Zeppelin Evening)が,ピーター・フランプトン(Peter Franpton)のフェアウェル・ツアーの前座で出演した 9月11日ワシントンのザ・アンセム公演のオーディエンス・ショットを収録した 『 Washington 2019 (Gift DVDR) 』 です.

 演奏は音が綺麗すぎるのと,ライヴで演奏するには 1曲,1曲がコンパクト過ぎて当時のレッド・ツェッペリンとは明らかに違うと言えます.特にブートで色々なライヴ音源を聴きまくっている私には余計にそう感じますが,これはこれで楽しめるのではないでしょうか. 

 メーカー情報では
 『ドキュメンタリー映画『Mr. Jimmy』で世界の注目を集めたペイジ求道者ギタリストを迎え、LED ZEPPELINの名曲を現代に語り継いでいるジェイソン・ボーナム。現在続行中の最新ツアーを極上体験できる映像作がギフト・リリース決定です。
 そんな本作が撮影されたのは「2019年9月11日ワシントン公演」。その極上オーディエンス・ショットです。
 ZEP復刻プロジェクトの印象が強いジェイソンですが、それ以外にも様々なバンド/プロジェクトを掛け持つ売れっ子。昨年はFOREIGNERとのツアーが話題となり、今年はSAMMY HAGAR & THE CIRCLEの一員として新作『SPACE BETWEEN』を送り込み、ツアーにも参加。その合間を縫うようにJASON BONHAM'S LED ZEPPELIN EVENING(JBLZE)としてもショウを行っているのです。その多忙ぶりを実感するためにも、彼の活動全景からショウのポジションを確かめてみましょう。

・1月18日+2月21日:THE CIRCLE(2公演)
・4月19日-6月8日:THE CIRCLE(27公演)
・6月21日+23日:UMPHREY'S McGEEに客演
★6月29日-8月11日:フランプトンの前座#1(25公演)
・8月23日+24日:THE CIRCLE(2公演)
★8月29日-9月26日:フランプトンの前座#2(16公演)←★ココ★
・9月27日-29日:THE CIRCLE(3公演)
★9月29日-10月12日:フランプトンの前座#3(8公演)
★11月16日-30日:単独の北米ツアー(11公演)
※注:「★」印がJBLZEとしてのショウ。

 これが2019年のジェイソン。

 すべて北米でのショウですが、1日単位でTHE CIRCLEやJBLZEを入れ替えているのがよく分かります。その中でJBLZEとしてのメイン活動はピーター・フランプトンの“THE FAREWELL TOUR”の前座。
 本作のワシントン公演は、そんな「前座#2」の9公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウを記録した本作は、まさに絶景のオーディエンス・ショット。何よりも圧倒的なのは、近さ。ドラムキットを真正面に見すえるだけでなく、なんと最前列から撮影されているのです。
 もちろん、最前列ですから遮蔽物など入るはずもなく、視界全部がステージ。しかも、左右でもド真ん中ですから、ちょっと首を振る感覚ですべてが見える。実のところ、ズームをあまりしない(ジェイソンのMCシーンは表情ドアップに迫ります)のですが、それはそもそも必要ないから。そんな事をせずともすべてが間近に迫り、見たいところが見放題。さらに加えるなら視点の高さもポイント。最前列というと見上げる角度が当たり前ですが、本作は不思議なほど高い。メンバーの視線よりはわずかに下ではあるものの、見ているだけで首が疲れそうな視野ではなく、各メンバーの足下までシッカリと見える。まさにカメラ・ピット視線で、まるでプロショットの1アングルかのようです。
 さらに本作はサウンドまで絶品。よくご存じの通り、最前列は必ずしも良い音になるとは限らないのですが、本作は例外。極太の芯が目の前に突きつけられる密着感がたっぷりながら、鳴りの回り込みがほとんどない。いきなりデカい音が炸裂するシーンではリミッターがかかったようになりますが、欠点と言えそうなのはそれくらいしかありません。しかも、最前列のために観客の熱狂は後方に背負う立体感。どれだけ盛り上がっても、歓声が極太な演奏音との間に入ってこないのです。
 そんなクオリティで描かれるのは、まさにZEPの伝道師。あくまでピーター・フランプトンの前座ですので、1時間弱の持ち時間ではあるのですが、そこに歴史的名曲を濃縮している。

 最後にセットもまとめておきましょう。

 ●LED ZEPPELIN II(3曲)
  ・What Is and What Should Never Be、Ramble On、Whole Lotta Love
 ●LED ZEPPELIN IV(3曲)
  ・Black Dog、Rock and Roll、Stairway to Heaven
 ●その他(3曲)
  ・Good Times, Bad Times(I)、Immigrant Song(III)、Over the Hills and Far Away(HOUSES OF THE HOLY)

……と、このようになっています。

『聖なる館』までの美味しい曲のラッシュをボンゾの息子が叩き、ペイジ求道に人生を捧げるギタリストが弾く(ジェイムズ・ディランの歌声はプラントを思い起こさせつつ、やはり出で立ちとアクションはかけ離れていますね)。
 「コピーバンドのショウ」と言ってしまえばそれまでではありますが、ZEPの名曲群を本気で追究しているショウは、理屈を超えた見応えに溢れています。
 伝説を現代に語り継ぐ伝道者たちのショウ。それを誰もが羨む最前列から見つめられる映像作品です。あの名曲群を素晴らしい2019年クオリティで浴びられる1枚。秋の夜長を彩る供に、ぜひ本作をお選びください。』

Washington 2019 (Gift DVDR)
 
 Live At The Anthem,Washington,DC,USA 11th September 2019
 COLOUR NTSC Approx.53min.
 

   1. Intro
   2. Immigrant Song
   3. Good Times, Bad Times
   4. Over the Hills and Far Away
   5. What Is and What Should Never Be
   6. Black Dog
   7. Ramble On
   8. Whole Lotta Love
   9. Rock and Roll
   10. Stairway to Heaven
   TOTAL TIME (52:29)
 
 Jason Bonham : Drums
 James Dylan : Vocal,Guitar
 Jimmy Sakurai : Guitar
 Dorian Heatsong : Bass
 
 収録されている映像の一部 [VTS_01_1]
 

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#2019‐10‐01