5月12日(日)は,学芸大学珈琲美学 で行われた 坂元杏理さん,小川恵理紗さん,寺屋ナオさんのライブへ.

 

 12時00分開場,13時00分開演予定と言う昼間時間帯のライブ.この時間設定は翌日出勤の身には有難い(笑)
 席は予約時点で決まるので,開演時間に間に合うように会場へ.
 

 階段を降りて会場内に入ると演者のお三方がお出迎え的な位置で打合せを.
 受付をして案内された席へ.
  

 定刻になり,ステージに登場したのは 小川恵理紗さんと寺屋ナオさんのお二人.先ずはインストゥルメンタルの演奏のようです.
 1st Set は アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)の "Brigas, Nunca Mais"("ブリガス・ヌンカ・マイス","もう喧嘩はしない")がオープニングを飾ります.
 
 寺屋ナオさんのアコースティック・ギターも何気に久し振り.それにしても昼に聴くボサノヴァは良いですね.

 ここで 小川恵理紗さんがヴォーカルの 坂元杏理さんを呼び込みます.呼び込み時に何気にパーカッションと聴こえたのは私だけでは無いはず(笑)
 
 因みに この日のメンバーは,それぞれでは共演しているものの,3人で一緒に演奏するのは初めてなのだそうです.
 
 ヴォーカルが入って ジェローム・カーン(Jerome Kern)作曲,ジョニー・マーサー(Johnny Mercer)作詞で,映画 『 You Were Never Lovelier (晴れて今宵は) 』の挿入歌でもある "I'm Old Fashioned"("アイム・オールド・ファッションド").
 

  3曲目は,坂元杏理さんのライヴではセット・リストに時々組み入れられる ドリヴァル・カイミ(Dorival Caymmi)作の "Doralice"("ドラリセ","ドラリシ")
 
 "Doralice" は女性の名前なのだそうですが,坂元杏理さんの甘い歌声が素晴らしかった 1曲です.

 ボサノヴァは続いて アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)作の "Chovendo Na Roseira"("シュヴェインドゥ・ナ・ホゼイラ","バラに降る雨")
 

 続けて フレデリック・ロウ(Frederick Loewe)作曲,アラン・ジェイ・ラーナー(Alan Jay Lerner)作詞のスタンダード曲で,ミュージカル 『 Brigadoon (ブリガドーン) 』 の為に書かれた "Almost Like Being In Love"("オールモースト・ライク・ビーイング・イン・ラブ","恋をしたみたい") 
 

 そして何と何と サミー・フェイン(Sammy Fain)作曲,アーヴィング・カハール(Irving Kahal)作詞,ビリー・ホリデイ(Billie Holiday)の歌でも有名で私的に大好きな "I'll Be Seeing You"("アイル・ビー・シーイング・ユー")
 

 このメンバーでの "I'll Be Seeing You" は多分初めて聴きましたが,坂元杏理さんも 小川恵理紗さんも 映画 『 The Notebook (きみに読む物語) 』 を観た際に,劇中歌として使用されたこの曲を聴いて好きになり,それ以降 演奏するようになったとの事.
 
 MC では映画のストーリーも語っていましたが,ストーリーを聴いたら観たくなりました.
 それにしても この曲がこのトリオで演奏されるとは思っていなかったので,サプライズ的でに嬉しかったですね.

 続けて,フランシス・ホジソン・バーネット(Frances Hodgson Burnett)による小説 『 The Secret Garden (秘密の花園) 』 にインスパイアされて作った 坂元杏理さんのオリジナルで "秘密の花園" をフルート 2管で演奏.
 この曲は初めて聴く曲で,日本語詞だった関係もあって少し違和感もありましたが,曲は中々のものなので是非とも英語詩も付けて歌って欲しいですね.
 

 1st Set 最後は,坂元杏理さんのライヴではセット・リストには必ず入ると言っても過言では無い "Tea For Two"("ティー・フォー・トゥ","二人でお茶を")で締め括りました.
 
 
 
 暫しのブレイクを挟んで始まった 2nd Set も,1st Set 同様に最初はデュオでのインストゥルメンタル曲の演奏.
 2nd Set は,小川恵理紗さんのオリジナル曲で,間も無くリリースされる 2nd アルバムに収録される "Sinceridade"("シンセリダージ")
  
 "Sinceridade"(意味:誠意,誠実) を初めて聴いたのは 粗一年前なのですが,最近のライヴでは割と定番的に演奏されている穏やかな流れの優しい曲.
 
 因みに 2nd アルバムには ギターの 寺屋ナオさん,ベースの 遠藤定さんとのトリオで,収録用に エレクトリック・ギター・ヴァージョンとアコースティック・ギター・ヴァージョンを録音したようですが,最終的に何方が収録されるかはリリース時のお楽しみとも.

 続けて 寺屋ナオさんのオリジナル "After The Rain"("アフター・ザ・レイン")
 
 この曲は,寺屋ナオさんのアルバム 『 Three (スリー) 』 に収録する為に 須田晶子さんに歌って貰おうとの想いから書いた曲で,寺屋ナオさん作曲,ヴォーカリスト:須田晶子さん作詞によるもの.タイトルが中々決まらず最終的にドラムの 大井澄東が付けたようです.
 
 私的には 須田晶子さん以外のヴォーカルで聴いたのはこの日が初めてでした.ある意味新鮮でそれぞれの個性が出ていたので甲乙つけ難く素晴らしい歌声でした.

 続けて アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)作の ボサノヴァの名曲: "One Note Samba"(""Samba de Uma Nota Só","ワン・ノート・サンバ","サンバ・ヂ・ウマ・ノタ・ソ")
 

 そして ジミー・マクヒュー(Jimmy McHugh)作曲,ドロシー・フィールズ(Dorothy Fields)作詞で恋人たちの会話から生まれたラヴ・ソングとも言われている " I Can't Give You Anything But Love"("アイ・キャント・ギヴ・ユー・エニシング・バット・ラヴ","捧げるは愛のみ")を演奏.
 
 
 ここで再度 フルート 2管で,映画 『 ティファニーで朝食を (Breakfast At Tiffany's) 』 の劇中歌で 小川恵理紗さんアレンジの "Moon River"("ムーン・リヴァー") を演奏.
 この "Moon River" は,ヴォーカルもフルート 2管とギターのアンサンブルも非常に心地良かったです.
 
 元々は ピアノの 雨宮彩葉さんと,小川恵理紗さん,坂元杏理さんのトリオで演奏した際に,どうせなら 2管でやってみたらとの事で 2管がスタートしたようですが,2年近く前のライヴでは既に 2管で演奏していましたね.

 2nd Set 最後もまたボサノヴァの名曲で ジャヴァン(Djavan)作詞・作曲:"Flor de Lis"("フロー・ジ・リス","ユリの花”)を演奏し,拍手の中 一旦 ステージを下ります.
 

 そしてアンコールを望む手拍子の中 再びステージに登場.
 アンコールに応えて ジミー・ヴァン・ヒューゼン(Jimmy van Heusen)作曲,ジョニー・バーク(Johnny Burke)作詞のスタンダード曲: "Like Someone In Love"("ライク・サムワン・イン・ラヴ" を演奏し,この日のライヴを締め括りました.
 

 ボサノヴァ系を中心にジャズ・スタンダードや,各人のオリジナルを交えてのセット・リスト.久し振りに聴く 杏理さん透き通るようなヴォーカルも癒されましたし,フルート 2管とギターによるアンサンブルも素晴らしく,女性陣二人によるほんわかした MC と,寺屋ナオさんの突っ込みも最高で,至福の時間.
 会場にはフルート奏者の 酒井麻生代さんの姿もありました.

 [Member]
  坂元 杏理 : Vocal,Flute
  小川 恵理紗 : Flute
  寺屋 ナオ : Guitar

 [Set List]
  1st Set
   1. Brigas Nunca Mais
   2. I'm Old Fashioned
   3. Doralice
   4. Chovendo Na Roseira (バラに降る雨)
   5. Almost Like Being In Love
   6. I'll Be Seeing You
   7. The Secret Garden (秘密の花園) (#)
   8. Tea For Two
 
  2nd Set
   1. Sinceridade (@)
   2. After The Rain (%)
   3. One Note Samba ("Samba de Uma Nota Só")
   4. I Can't Give You Anything But Love
   5. Moon River
   6. Flor de Lis (ユリの花)
     [Encore]
   7. Like Someone In Love

 (#) : 坂元杏理オリジナル
 (@) : 小川恵理紗オリジナル
 (%) : 寺屋ナオ / 須田晶子 オリジナル

[参考]

4th Blues



Three



NIGHT MUSIC FOR YOU




SKY IS THE LIMIT a letter to Salt Spring
[Analog]