世間では 3連休最終日となった10月8日(月)は,野毛の外れの老舗 Jazz Spot Dolphy にて行われた 『 ちぐさ賞最終選考ライブ審査 』 へ.

12時30分開場,13時00分開演予定.
私は,良い席を確保したかったので,12時10分頃到着.

既に開場待ちの方が数名階段に並んでました.
階段手前には,こんな 「 ライブ入場料に関するお詫び 」 の張り紙も.

定刻になり受付を済ませて会場内へ.
開場待ち順番が早かった関係もあり,即行でステージ全景が見易いカウンター席を確保.

カウンター席の端(ピアノの後ろ)には,歴代の ちぐさ賞受賞者の アナログLP と CD が飾られていました.

写真奥から,金本麻里さん,遠藤定さん,小川恵理紗さん,和田明さん,千葉岳洋さん
開演予定時間が近付くに従ってお客さんも多くなり,開演時には満員に.
定刻になり,進行役の 鈴木光さんからライブ審査の開会の言葉.
また紹介を受け ジャズ喫茶ちぐさ・吉田衛記念館 代表理事の 藤澤智晴さんからの挨拶.

その後,ちぐさ賞実行委員長の 筒井之隆さんから ちぐさ賞と 審査員でもある 瀬川昌久さんと 柴田浩一さんの著書 「 日本のジャズは横浜から始まった JAPANESE JAZZ HISTORIA 」の説明.

そして審査員紹介があり,実際のライブ審査がスタート.
今回も,何時通りジャズ評論家の 瀬川昌久さん,ピアニストの 今田勝さん,横濱ジャズ・プロムナードのディレクター等をされている 柴田浩一さんに加え,ゲスト審査員としてトランぺッターの 市原ひかりさんを加えた 4人の審査員.
[審査委員]
瀬川 昌久
今田 勝
柴田 浩一
市原 ひかり
以下,出演順でセット・リストも記載していますが,セット・リストは一部 MC の聴き取りの為,誤っている可能性もあります.(笑)
最初に登場したのは昨年の次点で,ベスト・パフォーマンス賞も同時受賞した盛岡市の高校生ピアニストの 菊池冬真さん.

今回も昨年同様にベース,ドラムを加えたピアノ・トリオによる演奏ですが,ベース,ドラムとも前回挑戦のメンバーとは異なっており,ベースに 中山大輔さん,ドラムに 柿崎幸史さんの編成.

セット・リストはスタンダードに加え,前日にやっとまとまった曲で 「 波と時空の歪のイメージ 」 を表現したと言っていた "Bump Of Waves".

因みに曲名は 佐々木諒太トリオのリーダ 佐々木諒太さんが付けたとの事.

[Member]
菊池 冬真 : Piano
中山 大輔 : Bass
柿崎 幸史 : Drums
[Set List]
1. Dolphin Dance
2. Bump Of Waves
3. Strasbourg Saint Denis
4. Oleo
二番手に登場したのは,クラリネット奏者の 宮脇惇さん.

普段からライブで演奏しているメンバーで,ピアノの 山下ゆりのさん,ベースの <span style="font-weight:bold;">長谷川彗人さん,ドラムの 大江航平さんからなるカルテット編成.

セット・リストはスタンダード中心で,クラリネットを主体とする曲が選曲されていました.

普段からライブで演奏している息の合ったメンバーだけにアンサンブルは抜群でした.

[Member]
宮脇 惇 : Clarinet
山下 ゆりの : Piano
長谷川 彗人 : Bass
大江 航平 : Drums
[Set List]
1. Just One Of Those Things
2. Poor Butterfly
3. After You've Gone
4. Memories Of You
三番手に登場したのは,秋田県を中心に活動しているギタリストの 小野輪太郎さん.

ベースとドラムによるトリオ編成で,ベースはこの日の為に秋田県から同行してきた 湯川光郎さん,ドラムは都内を中心に活動している 鈴木宏紀さん.

最後に演奏されたオリジナル "My Country" は,哀愁を誘うような導入部から始り,中々良い曲でした.

ある意味ギターで出演されたと言うのがレアかも知れません.

[Member]
小野 輪太郎 : Guitar
湯川 光郎 : Bass
鈴木 宏紀 : Drums
[Set List]
1. It Could Happen To You
2. Darn That Dream
3. My Country
ラストに登場したのは都内や千葉を中心に活動しているサックス奏者の ブライアン・シーモア(:Brian Seymour)さん.

こちらも,普段ライブ演奏しているメンバーのカルテット編成でギターの ジョー・コナー(:Joe Connor)さん,ベースの 福田亮さん,ドラムスの エイジ・ジョン・インファンテ・ミツタ(:Eiji John Infante Mitsuta)さんで登場.

2曲目に演奏されたオリジナル "The World From Abobe"("上から見た世界")は,中々良かったと思います.

少しアレンジしてアップ・テンポで演奏された "Caravan" では,バリトン・サックスを使用しての力強い演奏.

続く "Georgia On My Mind" はスロー・テンポな演奏でメリハリのあるセット・リストでした.
[Member]
Brian Seymour : Saxophone
Joe Connor : Guitar
福田 亮 : Bass
Eiji John Infante Mitsuta : Drums
[Set List]
1. All The Things You Are
2. The World From Abobe
3. Caravan
4. Georgia On My Mind
5. Nica's Dream
全ての演奏が終了し,審査員は審査の為に楽屋(審査員室)へ.
審査に時間がかかる関係もあって,会場に来られていた第一回の受賞者である 金本麻里さんと,第三回の受賞者である 小川恵理紗さんが,進行役の 鈴木光さんに呼ばれてステージへ.

ステージ上で 鈴木光さんを交えた三人でちぐさ賞に関連したトークが行われ,鈴木光さんが無茶振りでお二人に何か演奏して欲しいと頼み込んだのですが,小川恵理紗さんはフルートを持参しておらず,風邪気味の関係もあってか辞退.

因みに昨年はサプライズ的にお二人で 2曲を演奏しましたが,今年は 金本麻里さんがミュージカル映画 『 The Sound Of Music (サウンド・オブ・ミュージック) 』 の劇中歌で,リチャード・ロジャース(:Richard Rodgers)作曲/オスカー・ハマースタイン2世(:Oscar Hummerstein Ⅱ)作詞,自身のアルバムにも収録されている "My Favorite Things" を独唱.

そして参加者全員が会場内へ.
審査結果発表を待つ,緊張の面々.
暫くすると,審査結果が出たようで審査員がステージに登場し,審査結果の発表となりました.

ベスト・パフォーマンス賞は 宮脇惇さんが獲得.

ちぐさ賞 次点は 小野輪太郎さんで来年のちぐさ賞最終審査へのシード権獲得.

ちぐさ賞(グランプリ)も 宮脇惇さんが獲得.
副賞として CD および アルバム製作の権利も獲得.

例年だと 1月~ 2月頃に収録,4月初にリリース,同時にレコ発ライブも行われると思いますので,そちらも楽しみです.
菊池冬真さんは審査員も触れていましたが,テクニック的にはまるで問題は無いのだと思います.
大学進学等も控えている関係もあっての事なのかなとも思えますし,やはり普段一緒に演奏していない方とのトリオではハードルが高かったのかも知れません.
最後は審査員との記念撮影.

バンドのメンバーも加わって.

最後は,出演者で.

[参考]

[関連記事]
「第5回 ちぐさ賞 ライブ審査 @ 横浜 Dolphy 2017-09-24」


12時30分開場,13時00分開演予定.
私は,良い席を確保したかったので,12時10分頃到着.

既に開場待ちの方が数名階段に並んでました.
階段手前には,こんな 「 ライブ入場料に関するお詫び 」 の張り紙も.

定刻になり受付を済ませて会場内へ.
開場待ち順番が早かった関係もあり,即行でステージ全景が見易いカウンター席を確保.

カウンター席の端(ピアノの後ろ)には,歴代の ちぐさ賞受賞者の アナログLP と CD が飾られていました.

写真奥から,金本麻里さん,遠藤定さん,小川恵理紗さん,和田明さん,千葉岳洋さん
開演予定時間が近付くに従ってお客さんも多くなり,開演時には満員に.
定刻になり,進行役の 鈴木光さんからライブ審査の開会の言葉.
また紹介を受け ジャズ喫茶ちぐさ・吉田衛記念館 代表理事の 藤澤智晴さんからの挨拶.

その後,ちぐさ賞実行委員長の 筒井之隆さんから ちぐさ賞と 審査員でもある 瀬川昌久さんと 柴田浩一さんの著書 「 日本のジャズは横浜から始まった JAPANESE JAZZ HISTORIA 」の説明.

そして審査員紹介があり,実際のライブ審査がスタート.
今回も,何時通りジャズ評論家の 瀬川昌久さん,ピアニストの 今田勝さん,横濱ジャズ・プロムナードのディレクター等をされている 柴田浩一さんに加え,ゲスト審査員としてトランぺッターの 市原ひかりさんを加えた 4人の審査員.
[審査委員]
瀬川 昌久
今田 勝
柴田 浩一
市原 ひかり
以下,出演順でセット・リストも記載していますが,セット・リストは一部 MC の聴き取りの為,誤っている可能性もあります.(笑)
最初に登場したのは昨年の次点で,ベスト・パフォーマンス賞も同時受賞した盛岡市の高校生ピアニストの 菊池冬真さん.

今回も昨年同様にベース,ドラムを加えたピアノ・トリオによる演奏ですが,ベース,ドラムとも前回挑戦のメンバーとは異なっており,ベースに 中山大輔さん,ドラムに 柿崎幸史さんの編成.

セット・リストはスタンダードに加え,前日にやっとまとまった曲で 「 波と時空の歪のイメージ 」 を表現したと言っていた "Bump Of Waves".

因みに曲名は 佐々木諒太トリオのリーダ 佐々木諒太さんが付けたとの事.

[Member]
菊池 冬真 : Piano
中山 大輔 : Bass
柿崎 幸史 : Drums
[Set List]
1. Dolphin Dance
2. Bump Of Waves
3. Strasbourg Saint Denis
4. Oleo
二番手に登場したのは,クラリネット奏者の 宮脇惇さん.

普段からライブで演奏しているメンバーで,ピアノの 山下ゆりのさん,ベースの <span style="font-weight:bold;">長谷川彗人さん,ドラムの 大江航平さんからなるカルテット編成.

セット・リストはスタンダード中心で,クラリネットを主体とする曲が選曲されていました.

普段からライブで演奏している息の合ったメンバーだけにアンサンブルは抜群でした.

[Member]
宮脇 惇 : Clarinet
山下 ゆりの : Piano
長谷川 彗人 : Bass
大江 航平 : Drums
[Set List]
1. Just One Of Those Things
2. Poor Butterfly
3. After You've Gone
4. Memories Of You
三番手に登場したのは,秋田県を中心に活動しているギタリストの 小野輪太郎さん.

ベースとドラムによるトリオ編成で,ベースはこの日の為に秋田県から同行してきた 湯川光郎さん,ドラムは都内を中心に活動している 鈴木宏紀さん.

最後に演奏されたオリジナル "My Country" は,哀愁を誘うような導入部から始り,中々良い曲でした.

ある意味ギターで出演されたと言うのがレアかも知れません.

[Member]
小野 輪太郎 : Guitar
湯川 光郎 : Bass
鈴木 宏紀 : Drums
[Set List]
1. It Could Happen To You
2. Darn That Dream
3. My Country
ラストに登場したのは都内や千葉を中心に活動しているサックス奏者の ブライアン・シーモア(:Brian Seymour)さん.

こちらも,普段ライブ演奏しているメンバーのカルテット編成でギターの ジョー・コナー(:Joe Connor)さん,ベースの 福田亮さん,ドラムスの エイジ・ジョン・インファンテ・ミツタ(:Eiji John Infante Mitsuta)さんで登場.

2曲目に演奏されたオリジナル "The World From Abobe"("上から見た世界")は,中々良かったと思います.

少しアレンジしてアップ・テンポで演奏された "Caravan" では,バリトン・サックスを使用しての力強い演奏.

続く "Georgia On My Mind" はスロー・テンポな演奏でメリハリのあるセット・リストでした.
[Member]
Brian Seymour : Saxophone
Joe Connor : Guitar
福田 亮 : Bass
Eiji John Infante Mitsuta : Drums
[Set List]
1. All The Things You Are
2. The World From Abobe
3. Caravan
4. Georgia On My Mind
5. Nica's Dream
全ての演奏が終了し,審査員は審査の為に楽屋(審査員室)へ.
審査に時間がかかる関係もあって,会場に来られていた第一回の受賞者である 金本麻里さんと,第三回の受賞者である 小川恵理紗さんが,進行役の 鈴木光さんに呼ばれてステージへ.

ステージ上で 鈴木光さんを交えた三人でちぐさ賞に関連したトークが行われ,鈴木光さんが無茶振りでお二人に何か演奏して欲しいと頼み込んだのですが,小川恵理紗さんはフルートを持参しておらず,風邪気味の関係もあってか辞退.

因みに昨年はサプライズ的にお二人で 2曲を演奏しましたが,今年は 金本麻里さんがミュージカル映画 『 The Sound Of Music (サウンド・オブ・ミュージック) 』 の劇中歌で,リチャード・ロジャース(:Richard Rodgers)作曲/オスカー・ハマースタイン2世(:Oscar Hummerstein Ⅱ)作詞,自身のアルバムにも収録されている "My Favorite Things" を独唱.

そして参加者全員が会場内へ.
審査結果発表を待つ,緊張の面々.

暫くすると,審査結果が出たようで審査員がステージに登場し,審査結果の発表となりました.

ベスト・パフォーマンス賞は 宮脇惇さんが獲得.

ちぐさ賞 次点は 小野輪太郎さんで来年のちぐさ賞最終審査へのシード権獲得.

ちぐさ賞(グランプリ)も 宮脇惇さんが獲得.
副賞として CD および アルバム製作の権利も獲得.

例年だと 1月~ 2月頃に収録,4月初にリリース,同時にレコ発ライブも行われると思いますので,そちらも楽しみです.
菊池冬真さんは審査員も触れていましたが,テクニック的にはまるで問題は無いのだと思います.
大学進学等も控えている関係もあっての事なのかなとも思えますし,やはり普段一緒に演奏していない方とのトリオではハードルが高かったのかも知れません.
最後は審査員との記念撮影.

バンドのメンバーも加わって.

最後は,出演者で.

[参考]
日本のジャズは横浜から始まった JAPANESE JAZZ HISTORIA 新品価格 |
![]() |

[関連記事]
「第5回 ちぐさ賞 ライブ審査 @ 横浜 Dolphy 2017-09-24」
