クリーム(:Cream)解散後,スーパー・グループと呼ばれた ブラインド・フェイス(:Blind Faith)を結成するも,アルバム 1枚 『 Blind Faith (スーパー・ジャイアンツ) 』をリリースし解散,その後,デラニー&ボニー(:Delaney & Bonnie)を含む,幾つかのグループと活動を共にした エリック・クラプトン(:Eric Clapton).

 そして,1970年春に エリック・クラプトン(:Eric Clapton)は デラニー&ボニー(:Delaney & Bonnie)のベーシストのカール・レイドル(:Carl Radle),ドラマーのジム・ゴードン(:James Beck Gordon),キーボードのボビー・ウィットロック(:Bobby Whitlock)がバンドを脱退することを告げられ,この好機を逃さずに彼らと共に新たなバンド:デレク・アンド・ザ・ドミノス(:Derek and the Dominos)を結成.

 この デレク・アンド・ザ・ドミノス(:Derek and the Dominos)も,ブラインド・フェイス同様に,オフィシャル・アルバムを 1枚のみ残して解散.
 その 1枚が,ゲストにデュエイン・オールマン(:Duane Allman)を迎え,名作 ”Layla” を収録した 『 Layla & Other Assorted Love Songs (いとしのレイラ) 』 であるのは有名な話.
 因みにライブ・アルバム 『 In Concert (イン・コンサート) 』 は,解散後,2年近くしてリリースされたもの.

 今回 LIGHTHOUSE で商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテムとして,デレク・アンド・ザ・ドミノス(:Derek and the Dominos)が幻の 2nd アルバム の為,1971年4月~5月に掛けてロンドンのオリンピック・サウンド・スタジオ(:Olympic Sound Studio)で行ったセッションを記録した秘蔵音源 『 Second Album Session (Gift CDR) 』 が登場.

 それにしても 「 今週リリースのタイトル 2作をオーダーいただいた際のギフト特典として、是非本盤をお選び下さい。 」 と記載しているのは,店としても相当力が入っています.それもそのはず流出ルートが凄いですね.
 こんな記載を見たのは初めてかも.(笑)

 確かに,セッション時のSBD音源であり,ブートと言えども音質は良いですし,ハーフ・オフィシャル的に,ボックス・セット等でリリースされるような音源(実際にその一部はリリース済)ですね.

 メーカー情報では
 『今週のギフトアイテムには、エリック・クラプトンのレア音源をラインナップしました。
 彼がデレク&ザ・ドミノスとしてリリースした名盤「LAYLA AND OTHER ASSORTED LOVE SONGS」(邦題:いとしのレイラ)の次作としてレコーディングを進めていたにもかかわらず、レコーディング・セッション中にクラプトンとドラマーのジム・ゴードンの対立によりバンドが空中分解してしまい、オクラ入りとなってしまったセカンド・アルバムセッションの秘蔵音源です。
 レコーディングは1971年4月~5月にかけてロンドンのオリンピック・サウンド・スタジオで行なわれたのですが、本盤に収録の音源は、全曲ともインストゥルメンタルとなっており、ガイドボーカルさえ入っていない「ベーシック・トラック」と呼ばれるものです。
 後に歌をオーバーダビングしたバージョンは、クラプトンの88年リリースの4CDアンソロジー・ボックス「CROSSROADS」(邦題:エリック・クラプトン・アンソロジー)に 3.6.7.8.が収録されました。

 しかし今回の本盤のマスターは、何とイギリスのポリグラムのスタッフからイギリス在住の重鎮テーパーがCDRの形で譲り受けたという、正真正銘の流出ソースなのです。従いまして、5.6.はオフィシャル・バージョンとはまったくテイクが違っています。
 全曲インストで聴く幻のセカンド・アルバムのナンバーというのも、マニア心をそそるのではないでしょうか。
 ボーナス的にマスターに収録されていましたのは、「レイラ・セッション」におけるTell The Truth Jamで、テイクそのものはオフィシャル盤「HISTORY OF ERIC CLAPTON」に初収録されたものと同じです。音質はさすが流出のファーストジェネレーションだけに非常にクリアで、トラブルもありません。
 曲間にはクラプトンとエンジニアらしき人物のちょっとした会話や声も聴けます。このあたりはオフィシャル・バージョンでは聴けないところでしょう。ドミノス時代のクラプトンの鬼気迫るようなプレイは、インストだからこそより心に入ってくるような印象です。「レイラ」を超えようとして、懸命にレコーディングを進めていたのに日の目を見なかったこれらの音源には、クラプトンの不憫さも感じ取れそうです。クラプトンのキャリア上の一時期のパズルを埋める9ピースがここにあります。

 今週リリースのタイトル2作をオーダーいただいた際のギフト特典として、是非本盤をお選びください。』

Second Album Sessions (Gift CDR)
 
 Unreleased Master STEREO SBD
 [From Original Masters]

  1. Instrumental 1 (aka Sick At Heart)
  2. Instrumental 2 (aka Sick At Heart Alternate Version)
  3. One More Chance (alternate take)
  4. High (instrumental)
  5. Snake Lake Blues (minor key)
  6. Snake Lake Blues (major key)
  7. Evil (instrumental)
  8. Mean Old Frisco (instrumental)

  [Layla Session]
  9. Tell The Truth Jam (Complete)
  TOTAL TIME (37:46)

 Eric Clapton : Guitar,Vocals
 Bobby Whitlock : Keyboards,Vocals
 Carl Radle : Bass
 Jim Gordon : Drums

 Instrumental 2 (aka Sick At Heart Alternate Version) 
 
 Tell The Truth Jam (Complete) 
 

[参考]

Layla & Other Assorted Love Songs (Ogv) [12 inch Analog]



Layla (Hybr) (Ms)



In Concert



Live at the Fillmore