11月25日(土)は,羽田空港国際線ターミナル内にある TIAT SKY HALL で行われた 『 PROG FLIGHT @ HANEDA 』 へ.

 

 この 『 PROG FLIGHT @ HANEDA 』 は,Lu7 のお二人がメインとなって企画したイベントで,Lu7 初となる昨年の12月11日(日)の静岡三島(:after Beat)公演 にて 「 来年の11月25日(土)は,面白い企画をするので,他のライブには行かないように今から予定を空けておいて欲しい. 」 とのアナウンスがあったもので,私もこの初告知時点でスケジュールに予定を入れて,楽しみにしていました.

 日が経過するにつれて,だんだんその全貌が明らかになり,最終的に非常に豪華なプログレ系イベントである事が判明しました.

 

 

 

  

 

 


 そして会場となる TIAT SKY HALL は,今回初参戦となるのですが,このイベントで会場が発表になるまで羽田空港内にこのようなイベント会場がある事を知りませんでした.

 いやいや,20年以上羽田空港には行く事も無かったのに加え,国際線ターミナル内にある TIAT SKY HALL
 迷いそうになり,一瞬,開場時間に間に合うか焦りましたよ.(苦笑)

 

 結局,開場時間前に場所の確認ができ,時間もあった事から時間潰しでターミナル内をぶらぶら..(笑)

 

 

 開場時間に間に合うように会場前へ行くと,Lu7 のライブや,他のライブでお会いする方もちらほらと...

 

  

  

 



 入場して指定へ着席.


 ステージ上には,ドラム・セットが 2台,キーボード・セットはステージ上に 2台,ステージの袖に 1台...

 

 


 開場前に合った知り合いから聴いていたのですが,当日はステージ転換の時間を短くする為に,使用するものは基本全てステージ上にセットしていたのだそうです.
 最終的には,それが功を制して,粗タイム・スケジュール通りの進行でした.

 

 ライブは基本撮影禁止だったので,演奏中の写真は無く,ブログ的には味気ないですが.(笑)

 一番手に登場は ERA
 ヴァイオリンの壷井彰久さんとギターの鬼怒無月さんのデュオ.

 鬼怒無月さんは,過去にジャズ系のライブでも演奏を聴いているのですが,このデュオの演奏は初めてで,楽しみにしていたバンドの一つでしたが,お二人の掛け合いの MC も面白く,本当に素晴らしい演奏でした.
 やはりヴァイオリンとアコースティック・ギターは音色的に凄く合いますね.

 二番手に登場はキーボードの難波弘之さん率いる SENSE OF WONDER
 そうる透さんの要塞スタイルのドラム・セットは,久し振りに観ました.外道等では,このドラム・セットは使用していないですし,SENSE OF WONDER 自体観るのは,何と 2015年7月以来なので,本当に久し振り.

 難波弘之さんのキーボード,アナログ・シンセから繰り出されるメロディー,松本慎二さんのリズミカルなベース,要塞的なドラム・セットから叩き出されるそうる透さんの力強いリズム,全てが重なった時のパワーは凄いものがありますし,素晴らしい演奏でした.

 

 三番手に登場はLu7
 ステージ上にセットされていなかったキーボードをセットするのに多少時間が掛かったでしょうか.
 そして何と何と,1曲目は 2014年7月リリースの 4th アルバム 『 Azurite Dance 』 収録の大曲:"トキヲコエテソラニカエリ".
 Lu7 のライブで,この曲は通常 2nd Set の最後か,アンコールで演奏されるので,オープニングで演奏されるのは反則技に近く,1曲目でぶっ飛びました.
 それにしても 『 Azurite Dance 』 がリリースされて,既に 3年半弱経ってしまっているのですね.来年には 5h アルバムもリリースされると思いますので,楽しみです.
 セット・リストは,1st アルバム 『 efflorescence 』 ,2nd アルバム 『 L'esprit de l'exil 』 収録の 曲に加え,この曲から梅垣ルナさんを知り,Lu7を知った人も多いのでは無いと思われる ゲーム チョロQ2 のテーマ "ミドル・ロングサーキット".
 そして,ここで ERA のヴァイオリン奏者である壷井彰久さん,スペシャル・ゲストの大木理紗さんが登場し,Lu7 メンバーと一緒に "雨夜の月","Canary Creeper" を演奏し,Lu7のステージが終了.

 "雨夜の月" は,2013年結成の もすもすぷらむ(:Mos Mos Plum)の楽曲で,今回,初めて生で聴きましたが, 伝説の大木理紗さんのヴォーカルと壷井彰久さんのヴァイオリンがフューチャーされたヴァージョンが本当に素晴らしいバージョンで, また "Canary Creeper" は,2nd アルバム  『 L'esprit de l'exil 』  に収録されている曲ですが,こちらも初めて生で聴く事ができたのは良かったです.

 最後に登場したのは Electric Asturias
 セット・リスト的には粗定番と思われる "時を支配する人々 (Time Traveler)","ダブルへリックス (Double Helix)","スケルター (Slelter)" の 3曲を演奏した後に,ゲストの大木理沙さん登場.
 ミスター・シリウス(Mr.Sirius)のカバーで "バレン・ドリーム"(:"Barren Dream"),ページェント(:PAGEANT)のカバーで 1986年リリースのアルバム 『 螺鈿幻想 』 に収録されている "木霊" を一緒に演奏します.  
 そして次のアルバムに収録予定の組曲ゴルゴーン(:Gorgon)から三姉妹の末娘:"メデューサ"(:"Medusa")と,長女:"ステンノー"(:"Sthenno")を演奏.
 大山曜さん曰く,"ステンノー"(:"Sthenno")は,Electric Asturias 始まって以来の衝撃の問題作で暗黒系の曲と,良く MC で言っていますが,一瞬ではあるものの 1973~1974年のキング・クリムゾンを思わせるベースにディストーションを掛けた音と暗いイメージは正しく暗黒系かも.(笑) 

 アンコールと言うかおまけ的に当初の想定通りだと思うのですが,最後は Electric Asturias に加え,4バンドの主メンバー(難波弘之さん,梅垣ルナさん,栗原勉さん,鬼怒無月さん)とゲスト(大木理沙さん)の合同により ルネッサンス(:Renaissance)の 4th アルバム 『 Ashes Are Burnning (燃ゆる灰) 』 収録のタイトル・チューン "Ashes Are Burnning" のカバーで,この日のライブを締め括りました.

 

  


 最後は,ステージ上から出演者+お客さんでの記念撮影.

 

 ネット,SNS上に流通していたものを頂きました..
 

 

 20時30分前後に滞り無く終了し,最後に Lu7 のお二人にご挨拶をして帰宅しようと思ったのですが,何せ物販のテーブルは人垣が凄く近付けない状況だったので,そのまま帰宅の途に.

 それにしても素晴らしく,そして豪華と言う言葉に尽きるイベントでした.

 

 セット・リストは,ネット上のものを参考にさせて頂いています.

 [ ERA ]
  壷井 彰久 : Violin
  鬼怒 無月 : Guitar
 
  [Set List]
   1. Sailing Stone
   2. 忘れられた舟
   3. Pica
   4. Under The Red Ground
   5. Three Colors Of The Sky
   6. 金環食

 [ SENSE OF WONDER ]
  難波 弘之 : Keyboards,Vocal
  松本 慎二 : Bass,Vocal
  そうる 透 : Drums,Vocal
 
  [Set List]
   1. パーマー・エルドリッチの三つの聖痕(Part.2)
   2. ココロと心臓
   3. 虚無回廊
   4. 夏への扉
   5. 浮遊
   6. DUNE

 [ Lu7 ]
  梅垣 ルナ : Keyboards
  栗原 務 : Guitar
  岡田 治郎 : Bass
  嶋村 一徳 : Drums  

  [Set List]
   1. トキヲコエテソラニカエリ
   2. 12th Tree
   3. Bluetail Of Passage
   4. Flying Seed (Landscape37)
   5. L'esprit de l'exli
   6. ミドル・ロングサーキット
   7. 雨夜の月(with 大木理紗 / 壷井彰久)
   8. Canary Creeper(with 大木理紗 / 壷井彰久)

 [ Electric Asturias ]
  平田 聡 : Guitar
  テイ セナ : Violin
  川越 好博 : Keyboards
  大山 曜 : Bass
  田辺 清貴 : Drums
 
  [Set List]
   1. 時を支配する人々(Time Traveler)
   2. ダブルへリックス(Double Helix)
   3. スケルター(Slelter)
   4. バレン・ドリーム (Barren Dream) with 大木理沙
   5. 木霊 with 大木理沙
   6. メデューサ(Medusa)
   7. ステンノー(Sthenno)
   8. タングラム・パラドックス(Tnagram Paradox)

 [ Encore ]
   1. Ashes Are Burnning

 

 [ MC ]
  酒井 康志 : MC
 [ Guest ]

  大木 理沙