1970年8月15日コネチカット州はニューヘイブンのイェール・ボウル公演を皮切りに行われた1970年第二次北米ツアーから,ツアー千秋楽に当たる 9月19日ニューヨーク州はニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン公演を収録した 『 Madison Square Garden 1970 (No Label) 』 がリリースされました.

 この公演日は,レッド・ツェッペリン初のマディソン・スクエア・ガーデン公演で,14時からのアフタヌーン・ショウと,20時からのイブニング・ショウの 2回の公演を行っており,その 2公演を 4CDの形で商品化しており,既発でもイブニング・ショウの音源が発掘された 2004年以降に,相応のタイトルがリリースされており,有名どころでは Empress Valley Supreme Disc レーベルから 『 Praying Silently For Jimi (EVSD-310/311) 』,『 Requiem (EVSD-288/289) 』,最近でも 2015年に Eat A Peach!レーベルから 『 Storming The Big Apple (EAT 50/51/52/53) 』 がリリースされています. 

 流石,根強い人気のレッド・ツェッペリン.
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 この日のイブニング・ショウは,ファンの間で 「 レッド・ツェッペリン史上最高の演奏 」 とまで評されている通り,1970年北米ツアー最終公演と言う事もあってか,メンバー 4人のテンションが高く,終始,素晴らしい演奏が展開されます.

 この日を特別にしているのは,1970年北米ツアー最終日,また,その後,聖地の扱いを受けるマディソン・スクエア・ガーデン初公演,と言うのももちろんありますが,前日に当たる1970年9月18日,メンバーにとっても,少なからず影響を及ぼしていた,ジミ・ヘンドリックス(:Jimi Hendrix)が亡くなった関係で,ジミ・ヘンドリックスに捧げようと演奏した事もあるかと思います.

 [アフタヌーン・ショウ]
 ロバート・プラントが登場し "Good Afternoon. Good Afternoon" と挨拶をすると,テーパーの近くの女性が律儀に挨拶を返す部分が微笑ましいです.(笑)
 一旦切れて"Immigrant Song" がフェイド・イン気味で始まりますが,改めて,この時期の "Immigrant Song" における,プラントのハイ・トーン・ヴォイスは本当に素晴らしいと思います.メドレー形式で繋がる "Heartbreaker" の中間部のギター・ソロ部分では,オーディエンス・ノイズが多少気になりますが,ジミー・ペイジが切れ切れの演奏を聴く事ができ,続く "Dazed And Confused","Bring It On Home" はオーディエンス・ノイズも聴かれず,観客が真剣に聴き入っている様が伺えます.特に後者でのギターとドラムの掛け合いは圧巻.

 アコースティック・セットの 1曲目 "That's The Way" では,テーパーがマイクに触れるノイズ(:2分06秒~等)が入っているのが耳障りで残念ですが,"Bron-Yr-Aur" 含めて,オーディエンス・ノイズが無いのが救い.アコースティック・セットに続き,ジョン・ポール・ジョーンズがハモンド・オルガンを演奏する "Since I've Been Loving You" はコンパクトにまとまり,オルガン・ソロに続く "Thank You" は,何時もながら荘厳感溢れる演奏で,この時期の中間部のギター・ソロは,何度聴いても,飽きません.

 ここで,ロバート・プラントが,前日命を落としたジミ・ヘンドリックス(:Jimi Hendrix)に哀悼の意を込めた,厳粛な言葉が捧げられます.
 「 I Think It's Really Hard. They've Asked Me To Say Something About, about Something. It's Quite A Delicate Point But Yesterday Something Happened That Wasn't, Wasn't Really The Best Timed Thing Ever. But Jimi Hendrix Died And We're All Very Sorry. Because He Contributed A Lot To The Current Music Thing. And We'd Like To Just Hope. That Everybody Thinks It's, It's A Real Shame, Jimi Hendrix.

 この MC 後に演奏される "What Is And What Should Never Be" も,上述の MC の関係か,イントロが始まると大きな拍手がおきます."What Is And What Should Never Be" は,可も無く不可も無くと言うところ.「 On Drums John Bonham "Moby Dick" 」 の MC からドラムのイントロで始まる15分に及ぶ "Moby Dick" も,安定しており,飽きさせません.本編最後の "Whole Lotta Love" は,"Let That Boy Boogie","For What It's Worth","Honey Bee" を含みますが,イブニング・ショウへの体力温存なのか,この時期にするとコンパクトに纏められた短めの演奏ですが,乗りが良く,アンコールに応えての "Communication Breakdown" は,ジョン・ポール・ジョーンズのベースソロの後に,ロバート・プラントが 「 American Woman 」 を口ずさむ一節も.

 音像的には,遠目ではあるものの,各楽器のバランスは割りと良く,決して音質的に良いとは言えないまでも,1970年と言う録音された年代を考えれば,充分に聴く事ができる音質です.しかも,ホール・エコーが上手く効いており,聴いていて心地良いです.

 果たして,このアフタヌーン・ショウを観戦後,この数時間後に行なわれたイブニング・ショウも観戦した人は,何人いたのでしょうか.
 続けて 2回観た人は,イブニング・ショウが,凄まじい公演であった事が,当時でも明白なんでしょう.つまりアフタヌーン・ショウは単なる序章でしかなかったと.

 [イブニング・ショウ]
 アフタヌーン・ショウの音源は,昔から有名でしたが,イブニング・ショウの音源はメーカー情報にあるように,2004年に発掘された音源で,当時,この発掘に伴って,イブニング・ショウ単発,あるいはアフタヌーン・ショウとカップリングで,色々なレーベルから CD がリリースされていた記憶があります.

 上述しているように,2004年にこの音源が発掘された際に,柏木公園近くの BLIND FAITH から,Empress Valley Supreme Disc レーベルの 『 Requiem (EVSD-288/289) 』 がリリースされた時は,びっくりした記憶があります.

 音質的には,アフタヌーン・ショウよりは,各楽器のバランスが良く,クリア感があり,聴き易くなっています.

 スコット・ミュニ(:Scott Muni)氏のレッド・ツェッペリンの紹介と共に,ロバート・プラントの定番の "Good Evening. Good Evening" から始まります.
 オープニングの "Immigrant Song" からメドレー形式で演奏される "Heartbreaker" を聴いても判りますが,凄まじいグルーブ感で,ロバート・プラントのシャウト,ジミー・ペイジのギター等,この日がバンド最後の演奏と言わんばかりの気合の入った演奏が展開されます.

 テーパーの録音位置が,左右どちらかに片寄っているか,ジミー・ペイジが使用しているパン用のエフェクターのトラブルでしょうか "Dazed And Confused" では,バイオリン・ボウ奏法により,音が左右にパンするところで,交互に音量が小さくなります.

 アコースティック・セットに入る前に,アフタヌーン・ショウ同様に,ロバート・プラントから前夜に亡くなったジミ・ヘンドリックス(:Jimi Hendrix)に哀悼の意を込めた,厳粛な言葉が捧げられれ "That's The Way" と "Bron-Yr-Aur" の演奏に移ります,続く "Since I've Been Loving You" では,ジミー・ペイジのソロも相まって,非常に荘厳な感さえ感じます.

 ロバート・プラントによる 「 Ladies And Gentleman! The Man Who Made Milwaukee Famous. John Bonham "Moby Dick" 」 の紹介から始まる "Moby Dick" は,アフタヌーン・ショウに比べると若干短い演奏ではありますが,アフタヌーン・ショウとは異なったソロで興味深い演奏です.

本編最後は,即興的なリフから,中間部でのテルミンと,プラントのハイトーン・ヴォイスの掛け合い,何と途中に "Train Kept A Rollin'" が入り,"Let That Boy Boogie" ~ "C.C. Rider", 演奏できる曲を全て注ぎ込む勢いのメドレーを含め,24分に及ぶ "Whole Lotta Love".

 アンコールは,9月4日カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラム公演に続いてフル演奏されるレアな "Out On The Tiles",シームレスに中間部に "Gallows Pole" が挿入された "Communication Breakdouwn".
 "Communication Breakdown" の演奏終了後,「 Thank You Very Match! 」と告げステージを去りますが,凄い拍手と手拍子で,再度,2度目のアンコールに応える為,ステージに登場します.

 そしてオールディーズ・メドレー "The Girl Can't Help It" ~ "Talking About You"
~ "Twenty Flight Rock" に続いて,1970年第二次北米ツアーの締め括りとして,6月28日バス・フェスティバルを最後に,北米ツアーでは封印していた16分に及ぶ "How Many More Times" メドレーが演奏されます.クレジットはされていませんが,当然 "The Hunter" もメドレー中で演奏されています.("How Many More Times" は,この後,1973年1月22日英国サザンプトンのサザンプトン大学公演まで演奏されません.)
 因みに "The Girl Can't Help It" ~ のメドレーには,マスター・テープに起因するであろうドロップ・アウト(:Ex 3分28秒~)があります.

 アンコールだけでも,30分を超える凄まじい演奏は,圧巻の一言.

 メーカー情報では
 『少なくとも、1973年までのZEPにとって聖地はLAフォーラムよりもマディソン・スクエア・ガーデンでした。その証拠に「永遠の詩」の舞台となった73年ツアー最終公演が同地だったのです。
 1969年を通して精力的にアメリカをツアーした甲斐があり、70年春のツアーでZEPはアメリカのアリーナを回るグループにまで成長を遂げました。
 春のアメリカでは3月に初めてのLAフォーラム公演が実現したのですが、これはあくまでもツアーの一環でしかなく、ZEPとしても同会場に対するスペシャルな感情を抱くには至りません。むしろグループとしても憧れていた会場がMSG。既にクリームやローリング・ストーンズといったビッグ・グループがライブを行っていたことで、同会場にはロックの殿堂たるステイタスが存在していたのです。
 1970年3月から4月にかけてのツアーは全米においてより大きな人気を獲得するに十分な役割を果たしました。そこですぐさま6月の27日にMSGで一日二回のショーを行うオファーが舞い込んできたのですが、これは一日のギグの為だけに(バンドの機材も含めて)渡米する費用の問題や、何よりも翌日に出演のオファーが来ていたバス・フェスティバルを優先したことでキャンセルとなってしまいます。逆に言えば、既にこの段階で9月のMSGフィナーレ・ショーのプランが出来上がっていたようなものでした。

 バス・フェスを終えた後はアルバム「III」の最終作業に時間を費やします。本来であればアルバムの完成とリリースをもって次のアメリカ・ツアーが開始されるべきではありましたが、凝ったデザインのアルバム・カバーの作業が難航したことで、リリースを待たずにツアーが開始されました。それが8月から9月にかけてのアメリカ・ツアー。まだアルバムがリリースされていないという状況だったにもかかわらず、このツアーはアメリカでの人気爆発を決定づける重要なツアーとなったのです。
 もちろん、別な意味でも重要なツアーとなりました。そう、あの名盤「LIVE ON BLUBERRY HILL」がリリースされたのです。その音質はもとより、信じられないほどハイエナジーなパフォーマンスを真空パックした上に、ここで初めてLAフォーラムでの名演を残したZEPの姿が記録されていたという点があまりにも大きい。ZEPのLAフォーラム伝説のスタート地点がそこにありました。

 しかし、このツアーではそれ以上に待たれていたニューヨークでのフィナーレが用意されていたのです。6月に実現できなかったMSGでの公演が遂に実現。これにはZEPのメンバーも自分たちの成功を自覚せずにはいられなかったはず。そうなれは、この日に限って一日二回公演の重労働も厭わない…間違いなくMSGのステージに上がれることを喜んでいたことでしょう。
 ただし69年ならまだしも、70年のZEPは一ステージの演奏時間が長くなっていましたので、一日二回のショーという形態からは卒業していたのです。例外的に9月6日のホノルル公演だけ一日二回が行われていました(当店が「HONOLULU 1970」でリリース済)が、そこでは数曲カットしたショート・セットによって二回のステージをこなしていましたが、ここMSGでは通常スケールのセットで二回のショーを行うというハードなもの。それを押してもMSGでZEPがショーを行うことに大きな意味があったことは簡単に想像できること。

 こうしてアメリカでビッグになったZEPが70年アメリカ・ツアーの千秋楽を飾るにふさわしいMSGフィナーレが実現した訳ですが、その全貌は意外にもベールに包まれていました。これは一重にアフタヌーン・ショーの音源だけしか流通していなかったことが大きい。おまけにイブニング・ショーの音源が発掘した現在だから解ることですが、やはりアフタヌーンは一回目のショーということもあり、力を温存気味。このショーだけを聴いたらブルーベリー・ヒルにはかないません。
 そんな温存ショーでありながらも、それでいてボルテージが余裕の高さを保っているところが1970年ZEPらしいところ。やはりオープニングからプラントのスクリーム・ボイスが炸裂していますし、前半のハイライトと呼べる「Bring It On Home」でのフットワーク抜群なペイジとボンゾの駆け引きは本当に素晴らしく、また「Since I've Been Loving You」のコンパクトにまとまった展開がお見事。この頃のペイジは本当にギター・プレイがなめらかですね。
 この回がイブニングと比べて大人しく映ってしまうもう一つの要因としては、ジミ・ヘンドリックスの訃報が挙げられるでしょう。この日二回のショーそれぞれにおいてプラントが哀悼の意を表しているのですが、この回で「What Is And What Should Never Be」の前に述べたコメントからは悲痛さすら感じられるほど。メンバー各人がジミ突然の死にショックを受けているであろう様子が伝わってくるのです。
 二回のショーはそれぞれが別のテーパーによって録音されたモノラル・オーディエンス録音なのですが、音像のオンな度合という点においてはこちらの方が上。さらに二種類の音源が存在しており、ショーの大半を占める「recorder 1」は周期的に音像が変わってしまうのが玉に瑕ではあるものの、ペイジのギターの音が生々しくも大きく捉えられた状態が魅力で、それがこの時代の彼の流麗なプレイをリアルに伝えてくれるのです。「Immigrant Song」と「Whole Lotta Love」以降に使われた「recorder 2」は「recorder 1」と比べて粗い音質ながらも余裕で聴き込めるレベル。

 イブニング・ショーが発掘されたのは2004年。
 ZEPの強烈すぎるハイ・ボルテージ・パフォーマンスはもちろん、オープニングから観客もアフタヌーンよりはるかにヒートアップした状態の凄まじいショーが世界中のマニアに大きな衝撃を与えたものです。これこそがMSGという大舞台に相応しいハイパー・パフォーマンス。それはもう、オープニングの「Immigrant Song」からしてプラントのスクリーム・レベルが段違い。
 それに何といっても凄まじいのが「Whole Lotta Love」以降のショー後半。まず同曲に挿入されたメドレー選曲からしてアフタヌーンとは別次元すぎる展開に唖然とさせられることでしょう。特に「Lawdy Miss Clawdy」以降はスクリーム全開のプラントがバンドをひっぱって怒涛の展開となり、挙句の果てにはオークランドに次いで「The Train Kept A Rollin'」が始まるという強烈さ。それにしても久しく演奏していなかった曲な割に、プラントが歌い始めるとメンバーがあっという間に演奏を合わせてくるのは、やはり69年に何度も演奏して体が曲を覚えているからでしょうか。
 イブニング・ショーの発掘によってもたらされたもう一つの衝撃は「Out On The Tiles」二つ目のライブ・テイクの登場でしょう。かのブルーベリー・ヒルことLAでの演奏が唯一だと思われていましたが、そこでの演奏と違いプラントが全編通してシャウトで歌っている点がまた衝撃的。とどめは「Communication Breakdown」へと雪崩れ込み、この曲の中でプラントが「Gallows Pole」歌い始める…もう凄すぎます。
 70年のZEPはスペシャルなステージに限ってアンコールで単体のオールディーズ・メドレーを披露していますが、ロイヤル・アルバート・ホールやバス・フェスの時がそうだったように、ここでもリトル・リチャードの曲、今回は「Girl Can’t Help It」から始まるオールディーズ・メドレーを披露。ただしアドリブ気味な演奏に乗ってプラントが歌っており、最後はあっけなく終わってしまいます。それでもまだ体力が有り余っている70年のZEPらしいところで、フィナーレはバス・フェスでの演奏を最後としてレギュラー・レパートリーの座から落ちていた「How Many More Times」を復活させて長い一日を締めくくっています。この曲の途中で「Blueberry Hill」が演奏されているのも衝撃的な展開でした。

 イブニング・ショーの音源は久々に登場したZEPビンテージ・ライブ期の音源ということから2004年の登場時には数多くのアイテムを生み出したものですが、当時の時代背景が反映されて大なり小なりイコライズが施されたアイテムばかり。その中には原音とかけ離れた仕上がりも少なくなかった。そこで今回はマニアにイブニング音源のベストと称されたファン制作の「One More For Road」バージョンを元に、余計なイコライズを施さず、特にライブの中盤以降でランダムに狂っていたピッチを丁寧にアジャストしています。これによって過去のアイテムより格段に正確な状態での再生を可能としました。
 アフタヌーンに関してはマニアに最も評価の高かったEddie Edwardsバージョンを収録。二種類の音源の編集センスによってベストとされていたもので、こちらも放置されていた「Communication Breakdown」におけるピッチの狂いをアジャスト。そして今回の限定のプレスCDリリースに相応しく、どちらも非常にナチュラルな状態での収録が実現しているという点で1970年MSG二ショーのベスト・バージョンと呼べる仕上がりであることを断言します。何しろ二回のショーの雰囲気がまるで違うので、是非とも聴き比べをベストな状態のリリースにて楽しんでください。』

Madison Square Garden 1970 (No Label)
 
 Live At Madison Square Garden,New York,NY,USA 19th September 1970
 Afternoon & Evening Show

 [Afternoon Show]
  Disc 1
   1. Introduction
   2. Immigrant Song
   3. Heartbreaker
   4. Dazed And Confused
   5. Bring It On Home
   6. That's The Way
   7. Bron-Yr-Aur
   8. Since I've Been Loving You
   9. Organ Solo
   10. Thank You
   TOTAL TIME (68:37)

  Disc 2
   1. What Is and What Should Never Be
   2. Moby Dick
   3. Whole Lotta Love
      [Medley incl.
       Let That Boy Boogie,
       For What It's Worth,
       Honey Bee]
   4. Communication Breakdown
   TOTAL TIME (43:28)

 [Evening Show]
  Disc 3
   1. Introduction
   2. Immigrant Song
   3. Heartbreaker
   4. Dazed And Confused
   5. Bring It On Home
   6. That's The Way
   7. Bron-Yr-Aur
   8. Since I've Been Loving You
   9. Organ Solo
   10. Thank You
   TOTAL TIME (70:28)

  Disc 4
   1. What Is And What Should Never Be
   2. Moby Dick
   3. Whole Lotta Love
      (Medley incl.
       Let That Boy Boogie,
       Dust My Broom,
       Bottle Up And Go,
       Lawdy Miss Clawdy,
       Some Other Guy,
       Train Kept A Rollin',
       I'm A King Bee,
       Baby Don't You Want To Go,
       C.C. Rider)
   4. Out On The Tiles
   5. Communication Breakdown (incl. Gallows Pole)
   6. The Girl Can't help It
      (Medley incl. Talking About You, Twenty Flight Rock)
   7. How Many More Times (Medley incl. Cadillac, Blueberry Hill)
   TOTAL TIME (74:36)

 [Afternoon Show]
 Immigrant Song [Disc 1,Track 2] 
  
 Whole Lotta Love [Disc 2,Track 3] 
  

 [Evening Show]
 Immigrant Song [Disc 3,Track 2] 
  
 Bring It On Home [Disc 3,Track 5] 
  
 Since I've Been Loving You [Disc 3,Track 8] 
  
 Whole Lotta Love [Disc 4,Track 3] 
 
 How Many More Times [Disc 4,Track 7] 
 
 
[参考]
1970 North American Tour Dates [Summer]
 August
  15 Yale Bowl,New Haven,CT,USA
  17 Hampton Roads Coliseum,Hampton,VA,USA
  19 Municipal Auditorium,Kansas City,KS,USA
  20 State Fair Coliseum,Oklahoma City,OK,USA
  21 Assembly Center,Tulsa,OK,USA
  22 Tarrant County Convention Center,Fort Worth,TX,USA
  25 Nashville Municipal Auditorium,Nashville,TN,USA
  26 Public Auditorium,Cleveland,OH,USA
  28 Olympia Stadium,Detroit,MI,USA
  29 Man-Pop Festival,Winnipeg Arena,Winnipeg,MB,CANADA
  31 Milwaukee Arena,Milwaukee,WI,USA

 September
  01 Seattle Center Coliseum,Seattle,WA,USA
  02 Oakland Coliseum,Oakland,CA,USA
  03 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
  04 The Forum,Inglewood,CA,USA
  05 Neal S. Blaisdell Arena,Honolulu,HI,USA
  06 Neal S. Blaisdell Arena,Honolulu,HI,USA
  07 J.S Dorton Arena,Raleigh,NC,USA
  09 Boston Garden,Boston,MA,USA
  12 Cleveland Public Hall,Cleveland,OH,USA
  14 War Memorial Auditorium,Rochester,NY,USA
  17 The Spectrum,Philadelphia,PA,USA
  19 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
      [2 Shows]

 Praying Silently For Jimi (EVSD-310/311)
 

 Requiem (EVSD-288/289)
 

 Storming The Big Apple (EAT 50/51/52/53)
 

[関連記事]
Honolulu 1970 (No Label)
 
Live On Blueberry Hill (No Label)