ロング・セラーのギネス記録を打ち立てた歴史的なアルバム 『 The Dark Side Of The Moon (狂気) 』 がリリースされた1973年,ピンク・フロイドは 2回の北米ツアーを含めても,40回程度の公演しか行っていません.

 この年の最終公演は,ロバート・ワイアット(:Robert Wyatt)のベネフィット・コンサートで,11月4日に英国はロンドンのレインボー・シアターでソフト・マシンのサポートを得て行われました.

 ロバート・ワイアットは,昔からピンク・フロイドと親交のあった,元 ソフト・マシーン(:Soft Machine)のドラマー兼ヴォーカリストで,初期ピンク・フロイドのメンバーであった シド・バレット(:Syd Barrett)のソロ・アルバム 『 The Madcap Laughs (帽子が笑う…不気味に) 』 にも,他のソフト・マシーンのメンバーと一緒にドラムで参加しています.そしてソフト・マシーン脱退後,マッチング・モール(:Matching Mole)を結成し,ファースト・アルバム 『 Matching Mole 』,セカンド・アルバム 『 Matching Mole's Little Red Record 』 を発表するも解散,1973年に入り再結成を試みサード・アルバムのリハーサルを開始しますが,6月 パーティの席上でテキーラとウィスキーを飲み,酔ったまま 5階から転落し,奇跡的にも命は取り留めたものの,その後遺症による下半身不随の為,車椅子生活を余儀なくされ,ドラマー生命を絶たれてしまいます.このベネフィット・コンサートは,1週間前に告知され,10,000ポンドを寄付したとされています.

 当日はアーリー・ショウとレイト・ショウの 2回の公演が行われ,既発では,1990年に TRIANGLEレーベルからレイト・ショウのみを収録した 『 Obscured At The Rainbow (PYCD 053) 』,同じくレイト・ショウのみの収録で,Highlandレーベルから 1998年に 『 Live At The Rainbow (HL226) 』,Ganjaレーベルから 2000年に 『 Live For A Friend (GANJA-14) 』等がリリースされています.

 TRIANGLEレーベル等は,ブートCDの初期にピンク・フロイドものをリリースしていましたし,当時は,ディスク・ユニオン等でも,普通に新品のブートCDが購入できました.

 上述したように,ベネフィット・コンサートは 1日に 2回の公演の関係か,ツアー公演のように第一部,第二部には分かれておらず 「The Dark Side Of The Moon」 再現と,それまでオープニングで演奏されていた "Obscured By Clouds" と "When You're In" の 2曲が,アンコール的な役割で演奏されるコンパクトなショウです.

 既発は,レイト・ショウのみを収録してリリースされていますが,今回の商品は,何と言ってもアーリー・ショウとレイト・ショウの 2公演を一緒に収録している点が先ずアドバンテージであり,また音質的にも,音像は近く(但し,アーリー・ショウは,レイト・ショウに比較すると若干遠目),多少歪みはあるものの,各楽器もバランス良く収録されており,音質的には,既発と比較しても,アッパー盤と言えるのでは無いかと思います.

 アーリー・ショウも,レイト・ショうも,"Speak To Me" の鼓動のSEをバックに,ロジャー・ウォーターズ他がサウンド・チェックをしており,特にアーリー・ショウでは,ロジャー・ウォーターズの鼓動のSEに合わせて,遊びによるベース・ラインを弾くところもあり,通常のツアー公演では,余り見受けられないので,非常に興味深いところ.

 因みにアーリー・ショウでは "Us And Them" の導入部で,ロジャー・ウォーターズがチューニングをしている音まで収録されています.
 またレイト・ショウでは,"Brain Damage" の最初の部分で,珍しくロジャー・ウォーターズが歌詞を忘れたのか,おぼつかない部分があります.「The Dark Side Of The Moon」終演後のチューニング部分では,観衆が "Echoes" と叫んでいるのも聴き取れますが,容赦なく(笑) "Obscured By Clouds" の演奏を開始します.

 アーリー・ショウ部分では,"Us And Them" のサックスのソロ部分の 5分33秒~41秒程度まで若干の音揺れと言うか,ドロップアウト的な部分,"Obscured By Clouds" の 4分24秒〜4分25秒にドロップアウト的な部分が,またレイトショウ部分では,既発同様ですが,マスター・テープが劣化している関係か "Time" の 3分45秒から 4分27秒程度まで何度か,"Breathe (Reprise)" の 0分05秒から 0分11秒程度,"Money" の 一発目のSE直後から 0分24秒等,片チャンネルのレベルが若干落ちますが,然程,気にはなりません.

 メーカー情報では
 『“ロバート・ワイアット・ベネフィット”で知られる1973年のレインボー・シアター公演。1日2公演のすべてを過去最高サウンドで完全収録した決定盤がプレス2CDで登場です。
 そもそもの起こりは、1973年の6月に遡る。元SOFT MACHINEのドラマー:ロバート・ワイアットは、当時MATCHING MOLEで活動していましたが、パーティの席上で酔っ払い、5階から転落するという事故に遭います。一命は取り留めましたが、これによって下半身不随となり、ドラマー人生が絶たれてしまった。そんなワイアットの窮状を救うために立ち上がったのがPINK FLOYD。彼らはクラブ時代からワイアットと旧交があり、シド・バレットの『THE MADCAP LAUGHS』にもワイアットが参加する仲だったのです。
 そうして企画されたベネフィット・コンサートが実現したのは「1973年11月4日」のことでした。当時、すでに“DARK SIDE OF THE MOON TOUR 1972-1973”は終了していましたが、1日2公演だけ行われた特別公演。良い機会ですので、“DARK SIDE OF THE MOON TOUR”全体像の中で見てみましょう。

  ・1972年1月17日-2月20日:英国#1(18公演)
  ・1972年3月6日-13日:日本(6公演)
  ・1972年3月29日&30日:英国#2(2公演)
  ・1972年4月14日-5月4日:北米#1(17公演)
  ・1972年5月18日-29日:欧州#1(5公演)
     《約3ヶ月後》
  ・1972年9月8日-30日:北米#2(17公演)
  ・1972年10月21日-12月10日:欧州#2(22公演)
  ・1973年1月13日-2月4日:フランス(4公演)
  ・1973年3月4日-24日:北米#3(17公演)
  ・1973年5月18日&19日:英国#3(2公演)
  ・1973年6月17日-29日:北米#4(13公演)
     《約4ヶ月後》
  ・1973年10月12日&13日:欧州#3(2公演)
  ・1973年11月4日:レインボーシアター(1日2公演) 【本作】

 これが“DARK SIDE OF THE MOON TOUR”の全容。
 ツアー本編は1973年の6月末に終了しており、約4ヶ月の間が空いてのコンサート。
 そして、本作は『狂気』時代最後のパフォーマンスでもあるのです。そんな節目のコンサートでもあった本作は、ディスク1に「EARLY SHOW」、ディスク2に「LATE SHOW」のフルセットを収録した2枚組。
 この日は前座にSOFT MACHINEを迎え、さらに1日2公演でしたので、1公演が約70分のショート・セット。通常ツアーでは2部構成になっていましたが、この日は分かれておらず、『狂気』全曲のあと「Obscured By Clouds」「When You're In」で幕を閉じる構成だったのです。さらに「Obscured By Clouds」「When You're In」の2曲は翌年のフランスツアー以降セットリストから外されてしまい本公演がラストパフォーマンスとなるっているため、その点でも注目のコンサートであるといえます。

 さて、この特別公演。
 実は、以前から録音が知られており、現在までに2公演とも2本(計4本)の録音が発見されています。今回、世界的なFLOYD研究の権威が4本すべてのアンプロセスト・マスターを提供してくださいました。
 これを再生してみると、なんと4本すべてが過去の既発を大きく上回るもの。ジェネレーションはもとより、未加工のナチュラルさは圧倒的で、ヴィンテージ感覚も豊かながら鮮度も素晴らしいアップグレード・サウンドが流れ出てきたのです。本作は、そんなアンプロセスト・マスター4本を駆使し、権威の監修の下で完全・最良版に仕上げた2枚組なのです。それぞれの構成を簡単にまとめてみましょう。

 【ディスク1:EARLY SHOW(17時公演)】
  ・RECORDER 1
  ・RECORDER 2:ディスク1のメイン

 【ディスク2:LATE SHOW(21時公演)】
  ・RECORDER 1:ディスク2のメイン
  ・RECORDER 2

 非常にシンプルですが、以上が本作の中身。
 両公演とも「RECORDER 1」「RECORDER 2」が知られていますが、いずれも完全収録ではなかった。そこで、音の良い「EARLY SHOW の RECORDER 2」と「LATE SHOW の RECORDER 1」をメインに、不足分をもう片方のマスターから補填したのです。
 その補填箇所は、ディスク1「Speak To Me」の冒頭2分27秒間と、ディスク2「Any Colour You Like」のイントロ部で4秒間。いずれも別録音を繋ぎ合わせているわけですが、精緻なマスタリング作業で違和感を極力排除。もちろん、無理矢理に音質を変えてアンプロセスト・マスターの“鳴り”を損なうような無粋なマネは一切しておりませんが、それでも繋ぎ目が分からないくらい自然に仕上げることができました。これも、アンプロセスト・マスター自体の鮮度が成せる業なのです。
 実際、今回のアンプロセスト・マスターは本当に驚異的。
 特にディスク1は、既発ではノイズや音切れが散見。なんともサウンド自体は悪くなくても、ストレスの残るものでした。ところが、今回のマスターにはそのノイズや切れがほとんどない。シームレスに美しいまま、全編を楽しむことができるのです。
 一方のディスク2もまた素晴らしい。既発ブートレッグ『OBSCURED AT RAINBOW』でも有名な録音ですが、本作はさらにアップグレード。ステレオの広がり感あるオーディエンス録音で、ステージ間近で録られたと思われるリアルなサウンドがより高音質で楽しめます。
 アジマス・コーディネーターと呼ばれる 4chサラウンドを駆使した SEや「Any Colour You Like」でのリック・ライトのソロなども、同時期の他の公演と比べても会場内を音がどう飛び回っていたのかまでハッキリと分かる所がこの音源の注目すべき点と言えるでしょう。それがシームレスに蘇ったディスク1以上のクリアな美サウンドでたっぷりと浸りきることができるのです。
 43年の時間を超えて世に現れたアンプロセスト・マスター。その美音を最大限に駆使して1日2公演のすべてを再現いたしました。過去最高峰のサウンドで味わえる『狂気』時代のラスト・パフォーマンス。今週末、あなたのお手元へお届けいたします。』

Rainbow 1973 (Sigma 166)
 
 Live At Rainbow Theatre, London, UK 04th November 1973
 [Early Show & Late Show]

 Disc 1
  [Early Show]
   [The Dark Side Of The Moon]
    1. Speak To Me
    2. Breathe
    3. On The Run
    4. Time
    5. Breathe (Reprise)
    6. The Great Gig In The Sky 
    7. Money
    8. Us And Them
    9. Any Colour You Like
    10. Brain Damage
    11. Eclipse 

    12. Tuning
    13. Obscured By Clouds
    14. When You're In 
    TOTAL TIME (68:31)

 Disc 2
  [Late Show]
   [The Dark Side Of The Moon]
    1. Speak To Me
    2. Breathe
    3. On The Run
    4. Time
    5. Breathe (Reprise)
    6. The Great Gig In The Sky 
    7. Money
    8. Us And Them
    9. Any Colour You Like
    10. Brain Damage
    11. Eclipse
 
    12. Tuning
    13. Obscured By Clouds
    14. When You're In 
    TOTAL TIME (70:01)

 Speak To Me [Disc 1,Track 1] 
 
 Time [Disc 1,Track 4] 
 
 Breathe [Disc 2,Track 2] 
 
 On The Run [Disc 2,Track 3] 
 
 Money [Disc 2,Track 7] 
 
 Brain Damage [Disc 2,Track 10] 
 
 Obscured By Clouds [Disc 2,Track 13] 
 

 本商品の初回限定ナンバー入りステッカー付きに限って,メインに使用されなかった別録音をまとめた『 Rainbow 1973:Alternative Recording (Special Bonus CDR) 』 が付属しています.

 メーカー情報では
 『本編の解説でも触れた通り、『狂気』時代最後のコンサートとなったレインボー・シアター2公演には、それぞれ2本ずつのマスターが存在します。
 今回、その計4本すべてのアンプロセスト・マスターが発掘され、それを駆使して完全版に仕上げたのが本編プレス2CDでした。しかし、“駆使した”とは言っても、ほとんどのパートは1公演1本の録音で通されており、別録音が使われたのは数秒から2分半ほどの欠けを補っただけ。せっかく新発掘されたアンプロスト・マスターですので、ここで部分的にしか使われなかった別録音も完全公開いたします。それでは、本編プレス2CDと併せ、使用マスターを確認してみましょう。

 【ディスク1:EARLY SHOW(17時公演)】
  ・RECORDER 1:[本作]
  ・RECORDER 2:本編プレスCDのディスク1

 【ディスク2:LATE SHOW(21時公演)】
  ・RECORDER 1:本編プレスCDのディスク2
  ・RECORDER 2:[本作]

 このように、4本のアンプロセスト・マスターのうち、本作のディスク1は「EARLY SHOWのRECORDER 1」、ディスク2に「LATE SHOWのRECORDER 2」を配しています。完全版に仕上げた本編プレス2CDとは違い、本作には一切の補填をせず、マスターそのものを収録しています。そのため、ところどころ音切れもあるわけですが、これが録音の素の姿なのです。
 そして、そのサウンドこそが素晴らしい。もちろん、本編プレス2CDには及ばないわけですが、これまで知られていた同録音とはまるで違うクオリティ。自然な“鳴り”は43年間もの時間を感じさせず、1973年のリアリティそのまま。スピーカーから現場レインボー・シアターの大気が吹き出すよう。本作だけでも立派にライヴアルバムとして楽しめる逸品なのです。

 貴重な『狂気』時代のラスト・コンサート。その現場に居合わせ、空気を吸ってきた2種類ずつのオーディンス録音たち。本編プレス2CDで数秒・数分しか味わえないのでは、あまりにももったいない。そんな名録音の真価を伝えるボーナスアルバム。どうぞ、本編プレス2CDと併せ、記念すべきコンサートをたっぷりと味わい尽くしてください。』

Rainbow 1973:Alternative Recording (Special Bonus CDR)
 
 Live At Rainbow Theatre,London,UK 04th November 1973
 [Early Show & Late Show]

 Disc 1
  [Early Show]
   [The Dark Side Of The Moon]
    1. Speak To Me
    2. Breathe
    3. On The Run
    4. Time
    5. Breathe (Reprise)
    6. The Great Gig In The Sky 
    7. Money
    8. Us And Them
    9. Any Colour You Like
    10. Brain Damage
    11. Eclipse 

    12. Obscured By Clouds
    13. When You're In
    TOTAL TIME (65:41)

 Disc 2
  [Late Show]
   [The Dark Side Of The Moon]
    1. Speak To Me
    2. Breathe
    3. On The Run
    4. Time
    5. Breathe (Reprise)
    6. The Great Gig In The Sky 
    7. Money
    8. Us And Them
    9. Any Colour You Like
    10. Brain Damage
    11. Eclipse 

    12. Tuning
    13. Obscured By Clouds
    14. When You're In 
    TOTAL TIME (69:35)

[参考]
  Live For A Friend (GANJA-014)
 $cinnamon の裏音楽、そしてときどき競馬予想-PF - Live For Friend
 Live At The Rainbow (HL226)
 
 Obscured At The Rainbow (PYCD 053)
 PF - Obcured At The Rainbow

The Dark Side Of The Moon (DVD付)



The Dark Side Of The Moon



Matching Mole's Little Red Record



Matching Mole



strong>The Madcap Laughs




 1973 Tour Dates
  January
  13 Roland Petit Ballet,Palais des Sports de la Porte de Versailles,Paris,FRANCE
      [Two Shows]
  14 Roland Petit Ballet,Palais des Sports de la Porte de Versailles,Paris,FRANCE
      [Two Shows]

  February
  03 Roland Petit Ballet,Palais des Sports de la Porte de Versailles,Paris,FRANCE
      [Two Shows]
  04 Roland Petit Ballet,Palais des Sports de la Porte de Versailles,Paris,FRANCE
      [Two Shows]

  March
  04 Dane County Memorial Coliseum,Madison,WI,USA
  05 Cobo Arena, Detroit,MI,USA
  06 Kiel Opera House,St. Louis,MS,USA
  07 International Amphitheater,Chicago,IL,USA
  08 University of Cincinnati Fieldhouse,Cincinnati,OH,USA
  10 Memorial Gymnasium,Kent State University, Kent,OH,USA
  11 Maple Leaf Gardens,Toronto,Ontario,CANADA
  12 Forum de Montréal,Montréal,Québec,CANADA
  14 Music Hall,Boston,MA,USA
  15 Spectrum Theater,Philadelphia,PA,USA
  17 Radio City Music Hall,New York City,NY,USA
  18 Palace Theater,Waterbury,CT,USA
  19 Providence Civic Center,Providence,RI,USA
  21 Charlotte Park Center,Charlotte,NC,USA
             [Rescheduled To 23 March]
  22 Hampton Coliseum,Hampton,VI,USA
  23 Littlejohn Coliseum,Clemson Agricultural College,Clemson,SC,USA
             [Cancelled]
  23 Charlotte Park Center,Charlotte,NC,USA
  24 Municipal Auditorium,Atlanta,GA,USA
  25 Bayfront Center,St Petersburg,FL,USA
             [Cancelled]

  May
  18 Earls Court Exhibition Hall,Earls Court,London,UK
  19 Earls Court Exhibition Hall,Earls Court,London,UK

  June
  16 Roosevelt Stadium,Jersey City,NJ,USA
             [Rescheduled To 18 June]
  17 Performing Arts Center,Saratoga,NY,USA
  18 Roosevelt Stadium,Jersey City,NJ,USA
  19 Civic Center Arena,Pittsburgh,PA,USA
  20 Merriweather Post Pavilion,Columbia,MD,USA
  21 Merriweather Post Pavilion,Columbia,MD,USA
  22 Buffalo Memorial Auditorium,Buffalo,NY,USA
  23 Olympia Stadium,Detroit,MI,USA
  24 Blossom Music Center,Cuyahoga Falls,OH,USA
  25 Convention Center,Louisville,KY,USA
  26 Lake Spivey Park,Jonesboro,GA,USA
  27 Jacksonville Coliseum,Jacksonville,FL,USA
  28 Pirates Cove,Pirates World Amusement Park,Dania,Hollywood,FL,USA
             [Rescheduled To The Sportatorium]
  28 Miami Baseball Stadium,Miami,FL,USA
             [Rescheduled To The Sportatorium]
  28 The Sportatorium,Hollywood,FL,USA
  29 Tampa Stadium,Tampa,FL,USA

  September
  23 3rd British Rock Meeting,Sandrennbahn Altrip,Frankfurt,GERMANY
             [Cancelled]
 
  October
  12 Munchener Olympiahalle,Olympia Park,Munich,GERMANY
  13 Stadthalle,Vienna,AUSTRIA

  November
  04 A Benefit For Robert Wyatt,Rainbow Theatre,Finsbury Park,London,UK
      [Two Shows]

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 PF - Obcured At The Rainbow