ダイカンプラザ 9F の LIGHTHOUSE で,商品を 2組購入すると貰えるギフト・アイテムで,ピンク・フロイドの1971年8月の初来日公演後行われたオーストラリア公演を収録した 『Planets Meeting Down Under (Gift CDR)』.
オーストラリア公演はロジャー・ウォーターズ在籍時のピンク・フロイドでは唯一の公演であり,次のピンク・フロイド名義でのオーストラリア公演は 1987年9月9日カナダはオンタリオ州オタワのランズドーン パーク公演を皮切りに,1989年7月18日フランスはマルセイユのスタッド・ヴェロドローム公演まで,複数年に渡って全世界規模で行われた 『A Momentary Lapse of Reason Tour』 の一環で,1988年1~ 2月にかけて行なわれるまで行なわれませんでした.
このオーストラリア公演は,8月13日メルボルンのフェスティバル・ホール公演,15日シドニーのランドウィック競馬場公演(野外)の 2公演のみが行われていますが,本ギフトは,その初日をオーディエンス収録したものです.
因みに1971年6月時点の発表では,メルボルンでの公演は 8月21日と22日に,ダラス・ブルックス・ホールで行われる予定でしたが,その後,1公演で13日のみにリスケジュールされています.
この日の音源は,既発で Godfather Recordsレーベルから 『First Australian Show (GR 321)』 のタイトルでリリースされており,元々音が良い音源なのですが,このギフト・アイテムの音源はメーカー情報にあるようにネットにアップされた "Karmamania's 1st gen cass" とありますが,ギフト・アイテム配布時期を考えると,フロイド専門サイトに今年の 6月13日に 「Please Reseed or Re-Post: Pink Floyd 1971-08-13 Karmamania 1st Gen SC-E *FIXED*」 のタイトルで Paulrammylad氏なる人物が投稿したものと同一と考えられます.
この 1st Gen 音源でも,既発同様に "A Saucerful Of Secrets" の 6:00 でカットされてしまいますので,元々録音自体が何らかの関係で終わってしまったのでしょう.
収録時間が,丁度90分程度なので,テープ時間の問題かも知れません.
メーカー情報にもありますが,オープニングで演奏される "Atom Heart Mother" や "Echoes" でリック・ライトがミストーンを発してしまいますので,調子が悪かったのかも知れません.
そして静から動に変わる "Careful With That Axe, Eugene" は,この公演のハイライトと言えるでしょう.
メーカー情報では
『「箱根アフロディーテ」で有名な伝説の1971年初来日直後に行われた、フロイド70年代唯一のオーストラリア・ツアーより、初日の8月13日のメルボルンはフェスティバル・ホール公演を高音質オーディエンス録音で収録。
ネットにアップロードされた「Karmamania's 1st gen cass」ヴァージョンをダイレクト収録。
元々、高音質で知られている71年メルボルン音源ですが、本作は確かなジェネの良質さを確信させる、クリアーかつ自然なワイド感を伴った同公演のベストと言えるでしょう。スピードコントロールは勿論、左右のチャネルバランスやボリュームの適正化、更には各所にあったアナログノイズの問題を丁寧に軽減し、念入りに補正された大変優秀な一本です。浮遊感と力強さを、絶妙なバランスで演奏してくれる Atom Heart Mother は、その前の週に行われた箱根公演を思い出させてくれるなかなかの名演です。Green Is The Colour は、本公演を最後にセットから外されてしまうので、非常に貴重です。
マニア間では「淡々とした演奏」と評されることもあるこの日の Careful With That Axe, Eugene は、逆にいえば抑制の効いたクールな力強さを感じさせてくれる演奏とも言えるでしょう。Echoes では 7分30秒の盛り上がりのパートで、リックが構成を間違えたのか、オルガンで大きくミストーンを出してしまうという失態を演じてしまいますが、その直後聴いたことないようなワイルドで派手なバッキングプレイを始め(単にミックスがだけなのかもしれませんが・・・)聴き手を驚かせます。ギルモアのカモメトーンの後ろのバッキングも風のSE効果を駆使して盛り上げてくれます。
これまで出回っていた音源と違い、本盤は Echoes → Set The Controls For The Heart Of The Sun という順番で収録されていますが、未だに諸説のある箱根のセットも、このメルボルンと同じ Atom Heart Mother / Green Is The Colour / Careful With That Axe, Eugene / Echoes / Set The Controls For The Heart Of The Sun / Cymbaline / A Saucerful Of Secrets だったのかもしれません。(この日は箱根同様に Fat Old Sun は演奏していないようです。)
A Saucerful Of Secrets は既発同様に 6分目でいきなりカットアウト。盛り上がりが最高潮のパートですので、唐突感は免れませんが、下手なフェイド処理をせずにギリギリまで聴かせてくれるのはありがたい。後のこの時代の録音にしては、曲間のチューニング・パートもそれぞれかなり長めに録音してくれたのにもテーパーに改めて感謝の一本です。大変優秀なヴァージョンですので、是非お楽しみ下さい。』
Planets Meeting Down Under (Gift CDR)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160623/06/x-cinnamon/e1/b5/j/o0342033913679719865.jpg?caw=800)
Live At Festival Hall,Melbourne,AUSTRALIA 13th August 1971
Disc 1
1. Tuning
2. Atom Heart Mother
3. Intro & Tuning
4. Green Is The Colour
5. Careful With That Axe, Eugene
6. Intro & Tuning
7. Echoes
TOTAL TIME (56:06)
Disc 2
1. Set The Controls For The Heart Of The Sun
2. Tuning
3. Cymbaline
4. Tuning
5. A Saucerful Of Secrets
TOTAL TIME (34:16)
Atom Heart Mother
Echoes
Cymbaline
[参考]
1971 Tour Dates
::
::
July
01 Internationale Musikforum Ossiachersee,Congress Center Villach,Stiftshoff,Ossiach,AUSTRIA
August
06 Hakone Aphrodite '71,Seikei Gakuen Jofundai [Near Lake Ashi],Hakone,JAPAN
07 Hakone Aphrodite '71,Seikei Gakuen Jofundai [Near Lake Ashi],Hakone,JAPAN
09 Festival Hall,Osaka,Japan
13 Festival Hall,Melbourne,AUSTRALIA
15 St Leger Stand,Randwick Racecourse,Sydney,AUSTRALIA
[Get To Know,Broadcast 15 August]
21 Dallas Brooks Hall,Melbourne,AUSTRALIA
[Rescheduled To 13 August]
22 Dallas Brooks Hall,Melbourne,AUSTRALIA
[Rescheduled To 13 August]
September
18 Festival de Musique Classique,Pavillion de Montreux,Montreux,SWITZERLAND
19 Festival de Musique Classique,Pavillion de Montreux,Montreux,SWITZERLAND
22 Kungliga Tennishallen,Stockholm,SWEDEN
23 KB Hallen,Copenhagen,DENMARK
30 BBC Paris Cinema,Lower Regent Street,London,England
[Sounds Of The 70s ,BBC Radio 1,Broadcast 12 October]
::
::
First Australian Show (GR 321)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160724/08/x-cinnamon/f9/0f/j/o0300028613705086201.jpg?caw=800)
1971/08/15 Randwick Racecourse でのライブ映像
[関連記事]
「GTK 1971 (Bonus DVDR)」
![PF - GTK 1971 (Bonus DVDR)](https://stat.ameba.jp/user_images/20130504/09/x-cinnamon/ca/6b/j/o0300029912524678486.jpg?caw=800)
「Aphrodite 1971:Peace Record」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151220/00/x-cinnamon/1e/8b/j/o0342033813516306969.jpg?caw=800)
「Hakone Aphrodite 1971:Remasterd & Restored (Sigma 139)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151007/06/x-cinnamon/18/7f/j/o0342034013446601946.jpg?caw=800)
「Hakone Aphrodete 1971:Master Recording (Sigma 138)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150917/23/x-cinnamon/4b/12/j/t02200218_0341033813427854778.jpg?caw=800)
「Aphrodite 1971 (Sigma 117)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141008/14/x-cinnamon/80/8c/j/t02200219_0342034013091360267.jpg?caw=800)
「Memories Of The East (Sigma 24)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20101011/10/x-cinnamon/0b/a6/j/t02200219_0300029910794705254.jpg?caw=800)
「Unprocessed Osaka 1971 (Sigma 112)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140417/08/x-cinnamon/03/2b/j/t02200219_0346034412911185497.jpg?caw=800)
「Osaka 1971 (Sigma 67)」
![Pink Floyd - Osaka 1971 (Sigma 67)](https://stat.ameba.jp/user_images/20121010/11/x-cinnamon/d3/85/j/t02200219_0342034012229888927.jpg?caw=800)
オーストラリア公演はロジャー・ウォーターズ在籍時のピンク・フロイドでは唯一の公演であり,次のピンク・フロイド名義でのオーストラリア公演は 1987年9月9日カナダはオンタリオ州オタワのランズドーン パーク公演を皮切りに,1989年7月18日フランスはマルセイユのスタッド・ヴェロドローム公演まで,複数年に渡って全世界規模で行われた 『A Momentary Lapse of Reason Tour』 の一環で,1988年1~ 2月にかけて行なわれるまで行なわれませんでした.
このオーストラリア公演は,8月13日メルボルンのフェスティバル・ホール公演,15日シドニーのランドウィック競馬場公演(野外)の 2公演のみが行われていますが,本ギフトは,その初日をオーディエンス収録したものです.
因みに1971年6月時点の発表では,メルボルンでの公演は 8月21日と22日に,ダラス・ブルックス・ホールで行われる予定でしたが,その後,1公演で13日のみにリスケジュールされています.
この日の音源は,既発で Godfather Recordsレーベルから 『First Australian Show (GR 321)』 のタイトルでリリースされており,元々音が良い音源なのですが,このギフト・アイテムの音源はメーカー情報にあるようにネットにアップされた "Karmamania's 1st gen cass" とありますが,ギフト・アイテム配布時期を考えると,フロイド専門サイトに今年の 6月13日に 「Please Reseed or Re-Post: Pink Floyd 1971-08-13 Karmamania 1st Gen SC-E *FIXED*」 のタイトルで Paulrammylad氏なる人物が投稿したものと同一と考えられます.
この 1st Gen 音源でも,既発同様に "A Saucerful Of Secrets" の 6:00 でカットされてしまいますので,元々録音自体が何らかの関係で終わってしまったのでしょう.
収録時間が,丁度90分程度なので,テープ時間の問題かも知れません.
メーカー情報にもありますが,オープニングで演奏される "Atom Heart Mother" や "Echoes" でリック・ライトがミストーンを発してしまいますので,調子が悪かったのかも知れません.
そして静から動に変わる "Careful With That Axe, Eugene" は,この公演のハイライトと言えるでしょう.
メーカー情報では
『「箱根アフロディーテ」で有名な伝説の1971年初来日直後に行われた、フロイド70年代唯一のオーストラリア・ツアーより、初日の8月13日のメルボルンはフェスティバル・ホール公演を高音質オーディエンス録音で収録。
ネットにアップロードされた「Karmamania's 1st gen cass」ヴァージョンをダイレクト収録。
元々、高音質で知られている71年メルボルン音源ですが、本作は確かなジェネの良質さを確信させる、クリアーかつ自然なワイド感を伴った同公演のベストと言えるでしょう。スピードコントロールは勿論、左右のチャネルバランスやボリュームの適正化、更には各所にあったアナログノイズの問題を丁寧に軽減し、念入りに補正された大変優秀な一本です。浮遊感と力強さを、絶妙なバランスで演奏してくれる Atom Heart Mother は、その前の週に行われた箱根公演を思い出させてくれるなかなかの名演です。Green Is The Colour は、本公演を最後にセットから外されてしまうので、非常に貴重です。
マニア間では「淡々とした演奏」と評されることもあるこの日の Careful With That Axe, Eugene は、逆にいえば抑制の効いたクールな力強さを感じさせてくれる演奏とも言えるでしょう。Echoes では 7分30秒の盛り上がりのパートで、リックが構成を間違えたのか、オルガンで大きくミストーンを出してしまうという失態を演じてしまいますが、その直後聴いたことないようなワイルドで派手なバッキングプレイを始め(単にミックスがだけなのかもしれませんが・・・)聴き手を驚かせます。ギルモアのカモメトーンの後ろのバッキングも風のSE効果を駆使して盛り上げてくれます。
これまで出回っていた音源と違い、本盤は Echoes → Set The Controls For The Heart Of The Sun という順番で収録されていますが、未だに諸説のある箱根のセットも、このメルボルンと同じ Atom Heart Mother / Green Is The Colour / Careful With That Axe, Eugene / Echoes / Set The Controls For The Heart Of The Sun / Cymbaline / A Saucerful Of Secrets だったのかもしれません。(この日は箱根同様に Fat Old Sun は演奏していないようです。)
A Saucerful Of Secrets は既発同様に 6分目でいきなりカットアウト。盛り上がりが最高潮のパートですので、唐突感は免れませんが、下手なフェイド処理をせずにギリギリまで聴かせてくれるのはありがたい。後のこの時代の録音にしては、曲間のチューニング・パートもそれぞれかなり長めに録音してくれたのにもテーパーに改めて感謝の一本です。大変優秀なヴァージョンですので、是非お楽しみ下さい。』
Planets Meeting Down Under (Gift CDR)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160623/06/x-cinnamon/e1/b5/j/o0342033913679719865.jpg?caw=800)
Live At Festival Hall,Melbourne,AUSTRALIA 13th August 1971
Disc 1
1. Tuning
2. Atom Heart Mother
3. Intro & Tuning
4. Green Is The Colour
5. Careful With That Axe, Eugene
6. Intro & Tuning
7. Echoes
TOTAL TIME (56:06)
Disc 2
1. Set The Controls For The Heart Of The Sun
2. Tuning
3. Cymbaline
4. Tuning
5. A Saucerful Of Secrets
TOTAL TIME (34:16)
Atom Heart Mother
Echoes
Cymbaline
[参考]
1971 Tour Dates
::
::
July
01 Internationale Musikforum Ossiachersee,Congress Center Villach,Stiftshoff,Ossiach,AUSTRIA
August
06 Hakone Aphrodite '71,Seikei Gakuen Jofundai [Near Lake Ashi],Hakone,JAPAN
07 Hakone Aphrodite '71,Seikei Gakuen Jofundai [Near Lake Ashi],Hakone,JAPAN
09 Festival Hall,Osaka,Japan
13 Festival Hall,Melbourne,AUSTRALIA
15 St Leger Stand,Randwick Racecourse,Sydney,AUSTRALIA
[Get To Know,Broadcast 15 August]
21 Dallas Brooks Hall,Melbourne,AUSTRALIA
[Rescheduled To 13 August]
22 Dallas Brooks Hall,Melbourne,AUSTRALIA
[Rescheduled To 13 August]
September
18 Festival de Musique Classique,Pavillion de Montreux,Montreux,SWITZERLAND
19 Festival de Musique Classique,Pavillion de Montreux,Montreux,SWITZERLAND
22 Kungliga Tennishallen,Stockholm,SWEDEN
23 KB Hallen,Copenhagen,DENMARK
30 BBC Paris Cinema,Lower Regent Street,London,England
[Sounds Of The 70s ,BBC Radio 1,Broadcast 12 October]
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First Australian Show (GR 321)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160724/08/x-cinnamon/f9/0f/j/o0300028613705086201.jpg?caw=800)
1971/08/15 Randwick Racecourse でのライブ映像
[関連記事]
「GTK 1971 (Bonus DVDR)」
![PF - GTK 1971 (Bonus DVDR)](https://stat.ameba.jp/user_images/20130504/09/x-cinnamon/ca/6b/j/o0300029912524678486.jpg?caw=800)
「Aphrodite 1971:Peace Record」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151220/00/x-cinnamon/1e/8b/j/o0342033813516306969.jpg?caw=800)
「Hakone Aphrodite 1971:Remasterd & Restored (Sigma 139)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151007/06/x-cinnamon/18/7f/j/o0342034013446601946.jpg?caw=800)
「Hakone Aphrodete 1971:Master Recording (Sigma 138)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150917/23/x-cinnamon/4b/12/j/t02200218_0341033813427854778.jpg?caw=800)
「Aphrodite 1971 (Sigma 117)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141008/14/x-cinnamon/80/8c/j/t02200219_0342034013091360267.jpg?caw=800)
「Memories Of The East (Sigma 24)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20101011/10/x-cinnamon/0b/a6/j/t02200219_0300029910794705254.jpg?caw=800)
「Unprocessed Osaka 1971 (Sigma 112)」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140417/08/x-cinnamon/03/2b/j/t02200219_0346034412911185497.jpg?caw=800)
「Osaka 1971 (Sigma 67)」
![Pink Floyd - Osaka 1971 (Sigma 67)](https://stat.ameba.jp/user_images/20121010/11/x-cinnamon/d3/85/j/t02200219_0342034012229888927.jpg?caw=800)