1971年,ピンク・フロイドはポンペイでの撮影終了後 『Meddle (おせっかい)』 のリリースに合わせて,リリース前の 10月15日カリフォルニア州サンフランシスコのウィンターランド・オーディトリウム公演を皮切りに,11月20日オハイオ州シンシナティのタフト・オーディトリウム公演までプロモーションの為の北米ツアーを行います.
本音源は,この北米ツアー中盤に当たる,11月06日オハイオ州はクリーブランドのケース・ウエスタン・リザーブ大学エマーソン・ジム公演を収録したものです.
既発では Ayanamiレーベルから 『Cleveland 1971 (Ayanami-174)』,その音源のアッパー版を使用して Sigmaレーベルから 『Acute Danger (Sigma 9)』 ,そして Sigmaのアッパー版を使用して今年の7月に Eat A Peachレーベルから 『Emerson Gym CWRU (EAT 24/25)』 がリリースされていますが,今回の Sigma盤も,Eat A Peachレーベルで使用したソースと同一のソースを使用しつつ,リマスターしたものです.
元々,音質は素晴らしく,バランスが良い音源です.
細かい事を言うと,録音した位置の関係か,若干ベース音が低いのと,バンドの演奏音量が上がる部分が多少歪んでいる部分もありますが,気にはなりません.
メーカー情報にあるように,曲間のカットはありますが,チューニング含めて曲自体は,殆ど問題はありません.
ロジャーウォーターズの“We're Ready. This Is Called The Embryo.”とのアナウンスに続いて始まる "The Embryo" から 18分に及び 4人のみで演奏される "Atom Heart Mother" までがファーストセットで,往年の代表曲で占められます。多少,"Set The Controls For The Heart Of The Sun" 中でのオーディエンス・ノイズが気になるのと,"Atom Heart Mother" の前半の SE(:Sound Effects)部分の音量が低く聞き取り難い状況ではあるものの.非常に素晴らしい音質で収録されています.ちなみにオープニングで演奏される "The Embryo" は,このツアーの後,演奏されなくなります.
『Meddle (おせっかい)』 の 1曲目に収録された "One Of These Days" から始まるセカンドセットも,"Careful With That Axe Eugene" 間でのオーディエンス・ノイズ,そしてチューニング後に始まる少し長めの "Cymbaline" 中間部でのおなじみの足音の SE(:Sound Effects).観客も楽しんでいるのでしょうが,観客の笑声、話声等,オーディエンス・ノイズは少し気になります.
逆に静寂の中で鳴り響くリック・ライトのリング・モジュレータを介したピアノ音で始まる『Meddle (おせっかい)』 の最後に収録されている "Echoes" は,スタジオ・バージョンより長い 28分に及び,この演奏でセカンドセットを終了.アンコールの "Blues" でコンサートの終演を迎えます.
"Echoes" ではオーディエンスも静かに視聴しているので,非常に聴き易い状態です.
何れにしても,この日の決定盤です.
しかし,最近のフロイド関連のジャケットのセンスは何とかならないものでしょうか.
Sigmaレーベルの少し前のジャケットと比較すると,余りに酷過ぎる感があります.(苦笑)
メーカー情報では
『Yeeshkul ! 今週も Sigmaよりフロイドの新作が登場致します!
さてファンの方々はフロイド71年のライブ音源と言えば何を思い浮かべるでしょうか。ここ日本では何と言っても箱根アフロディーテと大阪というもはや伝説と化している初来日公演がありますので、先々週に新装版でリリースされた『APHRODITE 1971 (Sigma 133)』や、鮮やかな透明サウンドが印象的な『UNPROCESSED OSAKA 1971 (Sigma 112)』が思い浮かぶかと思います。
この時期はフロイドライヴの絶頂期。海外のライブ公演に目を向けても、他の年度以上に多くの名演奏・名タイトルががズラリ並んでいるのが1971年の特徴です。
『SAN DIEGO 1971 (Sigma 121)』や『MONTREUX 1971 (Sigma 113)』『OFFENBACH 1971 (Sigma 69)』等々と枚挙にいとまが無く、Sigmaの全バックカタログの割合からしても71年は他年度のタイトルより多めで、かつ演奏内容の濃い秀逸なものがずらりと並んでいます。
そんな中で『おせっかい』発表の僅か5日前、71年11月6日の北米クリーブランド公演の決定版として話題になった『ACUTE DANGER (Sigma 9)』という Sigma初期タイトルがあったのを御記憶でしょうか。これはかつての人気レーベル Ayanamiから出ていた『CLEVELAND 1971 (Ayanami-174)』のアッパー版として Sigmaが収録内容の見直しを図り製作したもので、そのバランスの良い優れた音質がリリース当時マニアの間で大きく反響を呼んだ一枚でした。
ところが近年これに使用した録音ソースのリマスター版がネット上に現れ、再びこの録音ソースがマニアの注目を集めています。本盤は、お察しの通り、この1971年クリ―ヴランド公演のアッパー版音源をリマスター収録した同公演決定盤であります。(ネット音源の全体的に低かったピッチも全てジャストに補整済み)
旧盤との違いで説明しますと、まず演奏音が手前に1歩出て、収録音が本来持っていた肉厚さが明瞭感を伴って向上しているのです。これはオープニング「The Embryo」は勿論、その前に収録されているロジャーのアナウンス(※「The Embryo」の曲紹介)や録音機周辺の音像から顕著に現れますので、再生ボタンを押した直後からお気付きになるでしょう。また聴き進むうちに深く気付かされるのは音像のブレが大幅に軽減されている事です。
実際に旧盤や他レーベルを含む既発盤と聴き比べて戴ければ判然としますが、どの曲のどのシーンでも演奏音が端整に整い、曲の表情がグッと引き締まって聴こえるのが容易にお分かり戴ける筈です。これはイコライズで音像を加工・変化させたのではなく、マスター音源が元々宿していたポテンシャルの高いサウンドを最新機材を使って厳密なピッチ調整や若干の音像・定位補正で最大限引き出した成果です。言わば過剰な味付けでそれを分からせるのではなく、素材の味を引き出す為に要所で確かな" 隠し包丁 "を入れる仕事技で質の向上を図ったと言えば通じるでしょうか。これによって弱音部では微かな音がしっかり立ち、強音ではよりマッシヴで鋭く立ったサウンドがなっているのです!!
こうした一皮剥けた新しい聴き心地はその後も噴出し、「Fat Old Sun」では近く鮮明なギルモアの歌声とオルガンの響きが終始パーフェクトに報告され、この日の揺れ動く音楽表現が非常に間近な音像で現れます。5分50秒付近から展開してゆく協奏的対話も先導するギターが近くて潤い豊かな音色で響き、ドラムとベースもこれまで以上にタフで艶のある音を放って音楽的な行間を埋めているのが分かる筈です。
「太陽讃歌」では低音のざわめきからゆっくり立ち上がる導入部がますます洗練された音像で蘇り、演奏音が沈み込む低音域でも音の彫りの深さがしっかり現れ、収録原音の質の高さが更に感じられると思います。中盤6分21秒からの展開もギターとオルガンが場の空気を振動させる様子がアッパー感満点の響きで出ていますし、歪んだ残響と共に終曲へ向かう様子も耳を疑う生々しさで出てきますので御注目下さい。
そして「Atom Heart Mother」では轟音から立ち上がる重量感満点の導入部で五臓六腑に染み渡る響きに圧倒されるでしょう。音割れが無くなったとは言いませんが、サウンドの精度が高まっている事で嫌味な轟音ではなくなっていますし、曲中の静かなパートでも中音域の豊かな空間の中で交差する声のハーモニーやベースの動き、シンバルの音がブレずに出て拡散し、この日の変化と洞察力に富んだ表現をより正確に耳へ運びます。
「One Of These Days」は冒頭の風のSEが更に近い音で聴こえ、骨太で芯のあるベースがド迫力の音像で迫ります。周知の通り、この日は" One Of These Days, I'm going to... " の後から再始動する演奏が非常に高い推進力を放っている訳ですが、これも収録音本来の鋭いサウンドで次々とこちらへぶつかってくる興奮で心躍るでしょう。
僅かに頭切れで始まる「ユージン」は、この日も音楽が詞を取り払う事によって生まれるフォービスム、すなわち心のままに色彩を置いてゆく姿が鮮明に浮き上がります。霊感に充ちた音の装飾が鮮明なサウンドで聴き手を生々しく挑発し続け、詞が無い事によって得られる可能性を音楽によって開いてゆくその姿は、既発盤で聴き馴染んでいればこそ未知の輝きと驚きを発見されるに違いありません。
「Cymbaline」は強弱が幅広く取られたその特徴的なアンサンブルが単に音の強弱で変化せず、この日の演奏が持っているスケールの自然な表現変化として感じ取れるのも嬉しいアッパー・ポイントです。またこの日は曲途中の足音シーンで女性の笑い声が挿入されるレアシーンがありますが(※ 8分10秒~22秒)、これも録音機周辺の様子と共に透明度の高い音像で出てきます。
「Echoes」では導入のリングモジュレータを介したピアノ音から威力ある鋭い音が立ち上がり、演奏表現の縁取りも旧盤以上の確かさで掴めるでしょう。アホウドリの鳴き声の後ろで鳴る風の効果音も解像度が増し、映像喚起力が更に高まっている点も本作のアドヴァンテージです。演奏終盤も至近距離で現れる表現の鮮やかな陰影に圧倒されること請け合いですし、何よりも音楽が人の心の中で像を結んで意味を為すマジカルな瞬間、すなわちこの曲が根底に秘めている芯の部分と更に深く通じ合える筈です。
尚、この録音ソースは以前から唯一の欠点として録音者が一曲ごとに録音のオンオフを繰り返している事でも知られていますが(※ 曲中の欠落は「ユージン」の僅かな頭切れ以外ありません)、これは今回使用した新マスターも同様です。
しかし本作は収録原音の生々しさを残す意味からも敢えてこれを未加工のまま収録しております。ちなみに近年リリースされた海外のプレス盤タイトルではディスク冒頭からこうしたシーン全てにフェイド処理が掛けられているのですが、本Sigma盤はマスターそのままのオリジナル収録音を忠実に引き出すディスクを目指して製作していますので、欠落もガチャ、というアナログノイズもあるがままの姿で残している訳です。
しかし文章冒頭で書いた通り、厳密なピッチ補正と定位補正は隠し包丁を忍ばせるが如くしっかりとリマスタリングを施してありますから、精度を上げた収録原音本来の鮮烈なアッパー感を存分に噛み締めて戴けるに違いありません。今週末は魂により深く71年フロイドの新しい爪跡がグッと差し込んでくるこのSigma最新作を是非お試し下さい。もちろんプレス盤・ビクチャーディスク仕様での登場です!!』
Clevekand 1971 (Sigma 136)
Live At Emerson Gym, Case Western Reserve University,Cleveland,OH,USA 06th November 1971
Disc 1
1. The Embryo
2. Fat Old Sun
3. Set The Controls For The Heart Of The Sun
4. Atom Heart Mother
TOTAL TIME (61:33)
Disc 2
1. One Of These Days
2. Careful With That Axe Eugene
3. Cymbaline
4. Echoes
5. Blues
TOTAL TIME (72:39)
The Embryo
One Of These Days
本商品には,2点のボーナス・アイテムが付属しています.
1点目は
本商品のの初回ナンバー入りステッカー付きに限ってになりますが,クリ―ヴランド公演の一週間前に当たる1971年10月31日のオハイオ州トレドのトレド大学公演をオーディエンス録音で収録した 『University Of Toledo 1971 (Special Bonus 2CDR)』 です.
本音源は,2014年にもギフト・アイテム 『University Of Toledo 1971(Gift CDR)』 として配布されていたものですが,メーカー情報によると,今回はリマスターしているとの事.
ちなみに前回ギフトで配布された際のジャケットよりは,今回のジャケットの方が格段に良いですね.前回のジャケットはセンスの無さが目立ちます.(苦笑)
メーカー情報では
『1971年、「Middle」リリース後に行われた秋の北米ツアーから、10月31日のオハイオ州トレド公演を約1時間20分に渡って収録。
過去にも殆ど音盤化されたことのなかった貴重な音源であり、当店でも数年前に一度ギフトリリースされたきりのレア音源です。
今回、そのギフト盤をリマスター。低域の歪みを緩和し、音像のスケールを自然にアップさせ、よりグレードの高い一枚に仕上げました。その音質は非常にクリアーで近く、これをそのままプレスCD化しても全く問題ないと思えるほどの、抜群の音質と内容の良さを誇る、一級品のタイトルです。
おそらくオープニングの Embryo、Fat Old Sun が未収で、Set The Controls For The Heart Of The Sun の頭からカットインでスタートしますが、前述の通り、驚きはその音質の素晴らしさで、ダイレクト感と高い分離感に満ちた、素晴らしいサウンドで収録されています。とにかく音像がやけに近く、それでいて音割れしないのは、録音者にとっては非常にラッキーだったと言えるでしょう。
ラウド感いっぱいのサウンドで、今にも RECメーターを振り切りそうなサウンドですが、ゆえに音の迫力、ドラマチックな響きは格別です。高域のクリアーさも全く失われておらず、例えば Set The Controls- でのギラギラした音響効果抜群のキーボードサウンドには思わずクラクラしそうです。
本テイクが、相当ジェネの若いテープからダイレクト・トランスファーされたことは、聴いて一発で判断がつきます。サイケデリックな音の壁をリアルなサウンドで体感するには、まさにうってつけの好音源と言えるでしょう。続く Atom Heart Mother でも歪む寸前の凄まじい爆音がスピーカーいっぱいに唸りまくる様は、まさに圧巻。勿論、音が近いと言っても、ライン録音のようなダイレクトさとはまた違うので、決して初心者向けのタイトルではありませんが、この鮮度の良い、劣化の少ないダイナミックなサウンドは、本当に素晴らしく、各所で聞ける幽玄の音の魅力は、凄まじい音の発色を持って、聴き手を大いに魅了してくれます。
フロイドファンならば、絶対にこの録音は聞かなければ勿体ないです。セット的にはこの時期お馴染みの大作ナンバーがズラリとセットインしていますが、この日はアンコールで、10月28日のミシガン州アナーバー公演同様に、A Saucerful Of Secrets の代わりにBluesが演奏されているのもポイントです。原音では若干、高かったピッチも正確に補正済み。想像以上の音の手ごたえを満喫できる、1971年後期北米ツアーの傑作ライヴ音源のリマスター版。新装ジャケにてリリース決定です!』
University Of Toledo 1971 (Special Bonus 2CDR)
Live At Fieldhouse, University Of Toledo,Toledo,OH,USA 31st October 1971
Disc 1
1. Set The Controls For The Heart Of The Sun
2. Atom Heart Mother
3. One Of These Days
4. Careful With That Axe, Eugene
TOTAL TIME (48:16)
Disc 2
1. Cymbaline
2. Echose
3. Blues
TOTAL TIME (35:37)
Cymbaline
Blues
2点目は
これまで1971年クリ―ヴランド公演の決定盤と言われており,2008年に Sigmaレーベルよりリリースされた 『Acute Danger (Sigma 9)』 です.
こちらの方は
"ご希望のお客様に、特別に無料プレゼントしたいと思います。"
とあるように希望者だけです.
確かに今回リリースされた 『Cleveland 1971 (Sigma 136)』 が決定盤となるので,過去の同日の音源は店として不要でしょうから,ある意味在庫処分と言う形でしょうか.
更に
"ただし人気タイトルだったことから、現在、在庫が30枚しかありません。
ご希望のお客様は、オーダーの際、「ACUTE DANGER希望」と書いて頂けるとありがたいです。
ただし、なにぶん在庫30枚オンリーです。企画の早期終了が予想されますので、品切れの際は、どうか、ご容赦下さいませ。<(_ _)>"
と記載されていたように,こちらも
「9/1 ★30セット・オンリーのボーナスタイトル、ピンク・フロイド「ACUTE DANGER」は終了致しました。」
週末リリースの告知が出た日で終了.
Acute Danger (Sigma 9 / Special Bonus 2CD)
Live At Emerson Gym, Case Western Reserve University,Cleveland,OH,USA 06th November 1971
Disc 1
1. The Embryo
2. Fat Old Sun
3. Set The Controls For The Heart Of The Sun
4. Atom Heart Mother
Disc 2
1. One Of These Days
2. Careful With That Axe, Eugene
3. Cymbaline
4. Echoes 5. Blues
The Embryo
[参考]
Emerson Gym CWRU (EAT 24/25)
Cleveland 1971 (Ayanami-174)
University Of Toledo 1971(Gift CDR)
1971 North American Tour Dates
October
15 Winterland Auditorium,San Francisco,CA,USA
16 Civic Auditorium,Santa Monica,CA,USA
17 Convention Hall,Community Concourse,San Diego,CA,USA
19 National Guard Armory,Eugene,OR,USA
21 Willamette University,Salem,OR,USA
22 Paramount Theater,Seattle,WA,USA
23 Gardens Arena,Vancouver,B.C.,CANADA
26 Eastown Theater,Detroit,MI,USA
27 Auditorium Theater,Chicago,IL,USA
28 Hill Auditorium,University Of Michigan,Ann Arbor,MI,USA
30 Taft Auditorium,Cincinnati,OH,USA
[Rescheduled To 20 November]
31 Fieldhouse,University Of Toledo,Toledo,OH,USA
November
02 McCarter Theatre,Princeton University,Princeton,NJ,USA
03 Central Theatre,Passaic,NJ,USA
04 Music Hall,Boston,MA,USA
[Rescheduled to 11 November]
04 Lowes Theatre,Providence,RI,USA
05 Lowes Theatre,Providence,RI,USA
[Rescheduled To 4 November]
05 Assembly Hall,Hunter College,Columbia University Of New York,New York City,NY,USA
06 Emerson Gymnasium,Case Western Reserve University,Cleveland,OH,USA
08 Peace Bridge Exhibition Center,Buffalo,NY,USA
09 Centre Sportif,Université de Montréal,Montréal,Québec,CANADA
10 Pavillion de la Jeunesse,Québec City,Québec,CANADA
11 Music Hall,Boston,MA,USA
12 Irvine Auditorium,University Of Pennsylvania,Philadelphia,PA,USA
13 Chapin Hall,Williams College,Williamstown,MA,USA
14 The Gymnasium,State University Of New York,Stony Brook,Long Island,NY,USA
15 Main Hall,Carnegie Hall,New York City,NY,USA
16 Lisner Auditorium,George Washington University,Washington D.C.,USA
19 Syria Mosque Theater,Pittsburgh,PA, USA
20 Taft Auditorium,Cincinnati,OH,USA
[関連記事]
「San Diego 1971 (Sigma 121)」
「Quebec City 1971 (Gift CDR)」
「The Growing Embryo (Sirene-031)」
「University Of Toledo 1971 (Gift CDR)」
「Hunter College 1971 (Special Bonus CDR)」
※) 「Unprocessed Osaka 1971 (Sigma 112)」の下部に記載している特典です.
「Chicago 1971 (Gift CDR)」
「San Diego 1971 (Gift CDR)」
「Acute Danger (Sigma 9)」
本音源は,この北米ツアー中盤に当たる,11月06日オハイオ州はクリーブランドのケース・ウエスタン・リザーブ大学エマーソン・ジム公演を収録したものです.
既発では Ayanamiレーベルから 『Cleveland 1971 (Ayanami-174)』,その音源のアッパー版を使用して Sigmaレーベルから 『Acute Danger (Sigma 9)』 ,そして Sigmaのアッパー版を使用して今年の7月に Eat A Peachレーベルから 『Emerson Gym CWRU (EAT 24/25)』 がリリースされていますが,今回の Sigma盤も,Eat A Peachレーベルで使用したソースと同一のソースを使用しつつ,リマスターしたものです.
元々,音質は素晴らしく,バランスが良い音源です.
細かい事を言うと,録音した位置の関係か,若干ベース音が低いのと,バンドの演奏音量が上がる部分が多少歪んでいる部分もありますが,気にはなりません.
メーカー情報にあるように,曲間のカットはありますが,チューニング含めて曲自体は,殆ど問題はありません.
ロジャーウォーターズの“We're Ready. This Is Called The Embryo.”とのアナウンスに続いて始まる "The Embryo" から 18分に及び 4人のみで演奏される "Atom Heart Mother" までがファーストセットで,往年の代表曲で占められます。多少,"Set The Controls For The Heart Of The Sun" 中でのオーディエンス・ノイズが気になるのと,"Atom Heart Mother" の前半の SE(:Sound Effects)部分の音量が低く聞き取り難い状況ではあるものの.非常に素晴らしい音質で収録されています.ちなみにオープニングで演奏される "The Embryo" は,このツアーの後,演奏されなくなります.
『Meddle (おせっかい)』 の 1曲目に収録された "One Of These Days" から始まるセカンドセットも,"Careful With That Axe Eugene" 間でのオーディエンス・ノイズ,そしてチューニング後に始まる少し長めの "Cymbaline" 中間部でのおなじみの足音の SE(:Sound Effects).観客も楽しんでいるのでしょうが,観客の笑声、話声等,オーディエンス・ノイズは少し気になります.
逆に静寂の中で鳴り響くリック・ライトのリング・モジュレータを介したピアノ音で始まる『Meddle (おせっかい)』 の最後に収録されている "Echoes" は,スタジオ・バージョンより長い 28分に及び,この演奏でセカンドセットを終了.アンコールの "Blues" でコンサートの終演を迎えます.
"Echoes" ではオーディエンスも静かに視聴しているので,非常に聴き易い状態です.
何れにしても,この日の決定盤です.
しかし,最近のフロイド関連のジャケットのセンスは何とかならないものでしょうか.
Sigmaレーベルの少し前のジャケットと比較すると,余りに酷過ぎる感があります.(苦笑)
メーカー情報では
『Yeeshkul ! 今週も Sigmaよりフロイドの新作が登場致します!
さてファンの方々はフロイド71年のライブ音源と言えば何を思い浮かべるでしょうか。ここ日本では何と言っても箱根アフロディーテと大阪というもはや伝説と化している初来日公演がありますので、先々週に新装版でリリースされた『APHRODITE 1971 (Sigma 133)』や、鮮やかな透明サウンドが印象的な『UNPROCESSED OSAKA 1971 (Sigma 112)』が思い浮かぶかと思います。
この時期はフロイドライヴの絶頂期。海外のライブ公演に目を向けても、他の年度以上に多くの名演奏・名タイトルががズラリ並んでいるのが1971年の特徴です。
『SAN DIEGO 1971 (Sigma 121)』や『MONTREUX 1971 (Sigma 113)』『OFFENBACH 1971 (Sigma 69)』等々と枚挙にいとまが無く、Sigmaの全バックカタログの割合からしても71年は他年度のタイトルより多めで、かつ演奏内容の濃い秀逸なものがずらりと並んでいます。
そんな中で『おせっかい』発表の僅か5日前、71年11月6日の北米クリーブランド公演の決定版として話題になった『ACUTE DANGER (Sigma 9)』という Sigma初期タイトルがあったのを御記憶でしょうか。これはかつての人気レーベル Ayanamiから出ていた『CLEVELAND 1971 (Ayanami-174)』のアッパー版として Sigmaが収録内容の見直しを図り製作したもので、そのバランスの良い優れた音質がリリース当時マニアの間で大きく反響を呼んだ一枚でした。
ところが近年これに使用した録音ソースのリマスター版がネット上に現れ、再びこの録音ソースがマニアの注目を集めています。本盤は、お察しの通り、この1971年クリ―ヴランド公演のアッパー版音源をリマスター収録した同公演決定盤であります。(ネット音源の全体的に低かったピッチも全てジャストに補整済み)
旧盤との違いで説明しますと、まず演奏音が手前に1歩出て、収録音が本来持っていた肉厚さが明瞭感を伴って向上しているのです。これはオープニング「The Embryo」は勿論、その前に収録されているロジャーのアナウンス(※「The Embryo」の曲紹介)や録音機周辺の音像から顕著に現れますので、再生ボタンを押した直後からお気付きになるでしょう。また聴き進むうちに深く気付かされるのは音像のブレが大幅に軽減されている事です。
実際に旧盤や他レーベルを含む既発盤と聴き比べて戴ければ判然としますが、どの曲のどのシーンでも演奏音が端整に整い、曲の表情がグッと引き締まって聴こえるのが容易にお分かり戴ける筈です。これはイコライズで音像を加工・変化させたのではなく、マスター音源が元々宿していたポテンシャルの高いサウンドを最新機材を使って厳密なピッチ調整や若干の音像・定位補正で最大限引き出した成果です。言わば過剰な味付けでそれを分からせるのではなく、素材の味を引き出す為に要所で確かな" 隠し包丁 "を入れる仕事技で質の向上を図ったと言えば通じるでしょうか。これによって弱音部では微かな音がしっかり立ち、強音ではよりマッシヴで鋭く立ったサウンドがなっているのです!!
こうした一皮剥けた新しい聴き心地はその後も噴出し、「Fat Old Sun」では近く鮮明なギルモアの歌声とオルガンの響きが終始パーフェクトに報告され、この日の揺れ動く音楽表現が非常に間近な音像で現れます。5分50秒付近から展開してゆく協奏的対話も先導するギターが近くて潤い豊かな音色で響き、ドラムとベースもこれまで以上にタフで艶のある音を放って音楽的な行間を埋めているのが分かる筈です。
「太陽讃歌」では低音のざわめきからゆっくり立ち上がる導入部がますます洗練された音像で蘇り、演奏音が沈み込む低音域でも音の彫りの深さがしっかり現れ、収録原音の質の高さが更に感じられると思います。中盤6分21秒からの展開もギターとオルガンが場の空気を振動させる様子がアッパー感満点の響きで出ていますし、歪んだ残響と共に終曲へ向かう様子も耳を疑う生々しさで出てきますので御注目下さい。
そして「Atom Heart Mother」では轟音から立ち上がる重量感満点の導入部で五臓六腑に染み渡る響きに圧倒されるでしょう。音割れが無くなったとは言いませんが、サウンドの精度が高まっている事で嫌味な轟音ではなくなっていますし、曲中の静かなパートでも中音域の豊かな空間の中で交差する声のハーモニーやベースの動き、シンバルの音がブレずに出て拡散し、この日の変化と洞察力に富んだ表現をより正確に耳へ運びます。
「One Of These Days」は冒頭の風のSEが更に近い音で聴こえ、骨太で芯のあるベースがド迫力の音像で迫ります。周知の通り、この日は" One Of These Days, I'm going to... " の後から再始動する演奏が非常に高い推進力を放っている訳ですが、これも収録音本来の鋭いサウンドで次々とこちらへぶつかってくる興奮で心躍るでしょう。
僅かに頭切れで始まる「ユージン」は、この日も音楽が詞を取り払う事によって生まれるフォービスム、すなわち心のままに色彩を置いてゆく姿が鮮明に浮き上がります。霊感に充ちた音の装飾が鮮明なサウンドで聴き手を生々しく挑発し続け、詞が無い事によって得られる可能性を音楽によって開いてゆくその姿は、既発盤で聴き馴染んでいればこそ未知の輝きと驚きを発見されるに違いありません。
「Cymbaline」は強弱が幅広く取られたその特徴的なアンサンブルが単に音の強弱で変化せず、この日の演奏が持っているスケールの自然な表現変化として感じ取れるのも嬉しいアッパー・ポイントです。またこの日は曲途中の足音シーンで女性の笑い声が挿入されるレアシーンがありますが(※ 8分10秒~22秒)、これも録音機周辺の様子と共に透明度の高い音像で出てきます。
「Echoes」では導入のリングモジュレータを介したピアノ音から威力ある鋭い音が立ち上がり、演奏表現の縁取りも旧盤以上の確かさで掴めるでしょう。アホウドリの鳴き声の後ろで鳴る風の効果音も解像度が増し、映像喚起力が更に高まっている点も本作のアドヴァンテージです。演奏終盤も至近距離で現れる表現の鮮やかな陰影に圧倒されること請け合いですし、何よりも音楽が人の心の中で像を結んで意味を為すマジカルな瞬間、すなわちこの曲が根底に秘めている芯の部分と更に深く通じ合える筈です。
尚、この録音ソースは以前から唯一の欠点として録音者が一曲ごとに録音のオンオフを繰り返している事でも知られていますが(※ 曲中の欠落は「ユージン」の僅かな頭切れ以外ありません)、これは今回使用した新マスターも同様です。
しかし本作は収録原音の生々しさを残す意味からも敢えてこれを未加工のまま収録しております。ちなみに近年リリースされた海外のプレス盤タイトルではディスク冒頭からこうしたシーン全てにフェイド処理が掛けられているのですが、本Sigma盤はマスターそのままのオリジナル収録音を忠実に引き出すディスクを目指して製作していますので、欠落もガチャ、というアナログノイズもあるがままの姿で残している訳です。
しかし文章冒頭で書いた通り、厳密なピッチ補正と定位補正は隠し包丁を忍ばせるが如くしっかりとリマスタリングを施してありますから、精度を上げた収録原音本来の鮮烈なアッパー感を存分に噛み締めて戴けるに違いありません。今週末は魂により深く71年フロイドの新しい爪跡がグッと差し込んでくるこのSigma最新作を是非お試し下さい。もちろんプレス盤・ビクチャーディスク仕様での登場です!!』
Clevekand 1971 (Sigma 136)
Live At Emerson Gym, Case Western Reserve University,Cleveland,OH,USA 06th November 1971
Disc 1
1. The Embryo
2. Fat Old Sun
3. Set The Controls For The Heart Of The Sun
4. Atom Heart Mother
TOTAL TIME (61:33)
Disc 2
1. One Of These Days
2. Careful With That Axe Eugene
3. Cymbaline
4. Echoes
5. Blues
TOTAL TIME (72:39)
The Embryo
One Of These Days
本商品には,2点のボーナス・アイテムが付属しています.
1点目は
本商品のの初回ナンバー入りステッカー付きに限ってになりますが,クリ―ヴランド公演の一週間前に当たる1971年10月31日のオハイオ州トレドのトレド大学公演をオーディエンス録音で収録した 『University Of Toledo 1971 (Special Bonus 2CDR)』 です.
本音源は,2014年にもギフト・アイテム 『University Of Toledo 1971(Gift CDR)』 として配布されていたものですが,メーカー情報によると,今回はリマスターしているとの事.
ちなみに前回ギフトで配布された際のジャケットよりは,今回のジャケットの方が格段に良いですね.前回のジャケットはセンスの無さが目立ちます.(苦笑)
メーカー情報では
『1971年、「Middle」リリース後に行われた秋の北米ツアーから、10月31日のオハイオ州トレド公演を約1時間20分に渡って収録。
過去にも殆ど音盤化されたことのなかった貴重な音源であり、当店でも数年前に一度ギフトリリースされたきりのレア音源です。
今回、そのギフト盤をリマスター。低域の歪みを緩和し、音像のスケールを自然にアップさせ、よりグレードの高い一枚に仕上げました。その音質は非常にクリアーで近く、これをそのままプレスCD化しても全く問題ないと思えるほどの、抜群の音質と内容の良さを誇る、一級品のタイトルです。
おそらくオープニングの Embryo、Fat Old Sun が未収で、Set The Controls For The Heart Of The Sun の頭からカットインでスタートしますが、前述の通り、驚きはその音質の素晴らしさで、ダイレクト感と高い分離感に満ちた、素晴らしいサウンドで収録されています。とにかく音像がやけに近く、それでいて音割れしないのは、録音者にとっては非常にラッキーだったと言えるでしょう。
ラウド感いっぱいのサウンドで、今にも RECメーターを振り切りそうなサウンドですが、ゆえに音の迫力、ドラマチックな響きは格別です。高域のクリアーさも全く失われておらず、例えば Set The Controls- でのギラギラした音響効果抜群のキーボードサウンドには思わずクラクラしそうです。
本テイクが、相当ジェネの若いテープからダイレクト・トランスファーされたことは、聴いて一発で判断がつきます。サイケデリックな音の壁をリアルなサウンドで体感するには、まさにうってつけの好音源と言えるでしょう。続く Atom Heart Mother でも歪む寸前の凄まじい爆音がスピーカーいっぱいに唸りまくる様は、まさに圧巻。勿論、音が近いと言っても、ライン録音のようなダイレクトさとはまた違うので、決して初心者向けのタイトルではありませんが、この鮮度の良い、劣化の少ないダイナミックなサウンドは、本当に素晴らしく、各所で聞ける幽玄の音の魅力は、凄まじい音の発色を持って、聴き手を大いに魅了してくれます。
フロイドファンならば、絶対にこの録音は聞かなければ勿体ないです。セット的にはこの時期お馴染みの大作ナンバーがズラリとセットインしていますが、この日はアンコールで、10月28日のミシガン州アナーバー公演同様に、A Saucerful Of Secrets の代わりにBluesが演奏されているのもポイントです。原音では若干、高かったピッチも正確に補正済み。想像以上の音の手ごたえを満喫できる、1971年後期北米ツアーの傑作ライヴ音源のリマスター版。新装ジャケにてリリース決定です!』
University Of Toledo 1971 (Special Bonus 2CDR)
Live At Fieldhouse, University Of Toledo,Toledo,OH,USA 31st October 1971
Disc 1
1. Set The Controls For The Heart Of The Sun
2. Atom Heart Mother
3. One Of These Days
4. Careful With That Axe, Eugene
TOTAL TIME (48:16)
Disc 2
1. Cymbaline
2. Echose
3. Blues
TOTAL TIME (35:37)
Cymbaline
Blues
2点目は
これまで1971年クリ―ヴランド公演の決定盤と言われており,2008年に Sigmaレーベルよりリリースされた 『Acute Danger (Sigma 9)』 です.
こちらの方は
"ご希望のお客様に、特別に無料プレゼントしたいと思います。"
とあるように希望者だけです.
確かに今回リリースされた 『Cleveland 1971 (Sigma 136)』 が決定盤となるので,過去の同日の音源は店として不要でしょうから,ある意味在庫処分と言う形でしょうか.
更に
"ただし人気タイトルだったことから、現在、在庫が30枚しかありません。
ご希望のお客様は、オーダーの際、「ACUTE DANGER希望」と書いて頂けるとありがたいです。
ただし、なにぶん在庫30枚オンリーです。企画の早期終了が予想されますので、品切れの際は、どうか、ご容赦下さいませ。<(_ _)>"
と記載されていたように,こちらも
「9/1 ★30セット・オンリーのボーナスタイトル、ピンク・フロイド「ACUTE DANGER」は終了致しました。」
週末リリースの告知が出た日で終了.
Acute Danger (Sigma 9 / Special Bonus 2CD)
Live At Emerson Gym, Case Western Reserve University,Cleveland,OH,USA 06th November 1971
Disc 1
1. The Embryo
2. Fat Old Sun
3. Set The Controls For The Heart Of The Sun
4. Atom Heart Mother
Disc 2
1. One Of These Days
2. Careful With That Axe, Eugene
3. Cymbaline
4. Echoes 5. Blues
The Embryo
[参考]
Emerson Gym CWRU (EAT 24/25)
Cleveland 1971 (Ayanami-174)
University Of Toledo 1971(Gift CDR)
1971 North American Tour Dates
October
15 Winterland Auditorium,San Francisco,CA,USA
16 Civic Auditorium,Santa Monica,CA,USA
17 Convention Hall,Community Concourse,San Diego,CA,USA
19 National Guard Armory,Eugene,OR,USA
21 Willamette University,Salem,OR,USA
22 Paramount Theater,Seattle,WA,USA
23 Gardens Arena,Vancouver,B.C.,CANADA
26 Eastown Theater,Detroit,MI,USA
27 Auditorium Theater,Chicago,IL,USA
28 Hill Auditorium,University Of Michigan,Ann Arbor,MI,USA
30 Taft Auditorium,Cincinnati,OH,USA
[Rescheduled To 20 November]
31 Fieldhouse,University Of Toledo,Toledo,OH,USA
November
02 McCarter Theatre,Princeton University,Princeton,NJ,USA
03 Central Theatre,Passaic,NJ,USA
04 Music Hall,Boston,MA,USA
[Rescheduled to 11 November]
04 Lowes Theatre,Providence,RI,USA
05 Lowes Theatre,Providence,RI,USA
[Rescheduled To 4 November]
05 Assembly Hall,Hunter College,Columbia University Of New York,New York City,NY,USA
06 Emerson Gymnasium,Case Western Reserve University,Cleveland,OH,USA
08 Peace Bridge Exhibition Center,Buffalo,NY,USA
09 Centre Sportif,Université de Montréal,Montréal,Québec,CANADA
10 Pavillion de la Jeunesse,Québec City,Québec,CANADA
11 Music Hall,Boston,MA,USA
12 Irvine Auditorium,University Of Pennsylvania,Philadelphia,PA,USA
13 Chapin Hall,Williams College,Williamstown,MA,USA
14 The Gymnasium,State University Of New York,Stony Brook,Long Island,NY,USA
15 Main Hall,Carnegie Hall,New York City,NY,USA
16 Lisner Auditorium,George Washington University,Washington D.C.,USA
19 Syria Mosque Theater,Pittsburgh,PA, USA
20 Taft Auditorium,Cincinnati,OH,USA
[関連記事]
「San Diego 1971 (Sigma 121)」
「Quebec City 1971 (Gift CDR)」
「The Growing Embryo (Sirene-031)」
「University Of Toledo 1971 (Gift CDR)」
「Hunter College 1971 (Special Bonus CDR)」
※) 「Unprocessed Osaka 1971 (Sigma 112)」の下部に記載している特典です.
「Chicago 1971 (Gift CDR)」
「San Diego 1971 (Gift CDR)」
「Acute Danger (Sigma 9)」