西新宿のダイカンプラザ 9F の 某店 にて,商品を 2組購入すると貰えるギフト・アイテムで,今回 (:と言っても 5月でしたが) は,何と1975年3月17日ワシントン州はシアトルのシアトル・センター・コロシアム公演を収録し,2008年にリリースされた 『Physical Explosion (No Label)』 です.

 過去にリリースしている商品をギフト・アイテムにするところなんて,やりますねぇ.
 当然,プレスCDですが,プレスCDは,在庫分の 70枚のみで,それ以降はCDRでした.

 ブートから遠ざかっている間に,このような音源が出ていたとは...(笑)

 この時期になると "Dazed And Confused" は 30分超え,"No Quarter" も 25分前後 になるので,私的に演奏の中弛み感は否めないのですが,でも,そんな事を感じさせない演奏をしています.それに輪を掛けるのが,音像も近く,バランスも良く.高音質な音源であると言う点.
 一気に,CD 3枚を聴き終えてしまいます.

 メーカー情報では
 『約 2ヶ月に及んだ1975年北米ツアー2ndレグから、3月17日ワシントンは シアトル・センター・コロシアムでの公演初日をオーディエンス録音で収録。
 今回のアイテムは、Tandbergオープンリールデッキでモノラル録音したマスターリール 3本をコピーした1ジェネのオープンリール 3本からダイレクトにデジタル化された音源を使用しており、90年代初頭にリリースされたテープ変換の In My Time of Dying までと、The Song Remains The Same からの2ソースで繋ぎ合わせた最長盤、クオリティーは変わらないまでも、曲間にマイクロギャップがみられたもの、高域、低域をそれぞれ持ち上げる等、エフェクト処理が過剰なもの etc・・・数ある既発全てを軽く凌駕する、ずば抜けてクリアな音質で収録されています!
 約30年経過した現時点においては、経年劣化を考えるとリールで保存していた本アイテムが最良と言えるでしょう。もちろんピッチ、不安定な音の歪みも正確にアジャストされています。
 The Song Remains ~ での繊細に響くイントロでのペイジのリフ、豪快に突入するボンゾのバスドラの音圧だけで、その音の素晴らしさがリアルに伝わります!今回はあえて、この臨場感溢れる究極にナチュラルなサウンドを堪能して頂く為、音質が落ちてしまうディフ・ソースの Rock and Roll、Sick Again、 Over the Hills and Far Away、In My Timeof Dying 部分の補填は行っていません。
 アコースティック・セットを組み込まなかった轟音ライブとなった75年USAツアーですが、とくにこのシアトル公演からのテンションが半端ではなく、ツアー初期に続いた不調が微塵も感じられない、要所々のキメが非常にタイトな仕上がりの The Song Remains The Same、ペイジ、プラントが繊細に弾き出すフレーズの数々が美しくシンクロする Rain Song、いつも以上に緻密かつ雄大なグルーヴを生み出している Kashmir、高揚感が際立つジョンジーのピアノ・ソロ等、絶妙なインプロヴィゼーションの数々が味わえる No Quarter、見事にエッジを効かせたリズム・コントロールが秀逸な Moby Dick(パーツの細かい鳴りに至るまで、生々しく伝わるサウンドには感動してしまいます)中盤の緩やかなうねり、後半のスピード感溢れまくる展開が鮮やかなコントラストを生みだす、このツアーならではの長大なアレンジが見事に生かされた約30分にも及ぶ Dazed And Confused、北米ツアー中ベストとも言えるペイジの冴え渡るソロが炸裂する Stairway To Heaven、ジャム部分等ジョンジーの緩急素晴らいインター・プレイが独特のビートを放つ Whole Lotta Love、バンドのピーク状態を見事に醸しだす、テンション上がりまくり怒涛のBlack Dog等、まるで中だるみのないシアトル2日目に勝るとも劣らぬ屈指のアンサンブルがこれでもかと繰り広げられます。まさに、バンクーバー、イングルウッド公演と並びツェッペリン史上名演シアトル初日を、過去最高の鮮度をもって贅沢にパッケージした決定盤。

 ★beatleg誌 vol.102(2009年1月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 1975年3月17日のシアトル公演を収録。
 おそらく今年の9月にネット上で出回ったオープン・リールに保存されていたというファイルを元に作られていると思われるが、そのファイルのインフォメーションによると、このテープは『Blow Away』などに収録されている同会場 4日後の音源と同一人物により録音されたもので、同じくタンバーグ製オープン・リール・デッキを使って 3本のテープにモノラル録音されたそうだ。4日後は想定外の長いコンサートとなったために手持ちのテープが足りなくなってしまい、「Stairway To Heaven」の途中までしか録音出来なかったそうだが、この日は会場に向かう途中で交通事故に遭遇してしまい、コンサートの途中からしか録音出来なかったらしい。故、「Rock And Roll」,「Sick Again」,「Over The Hills And Far Away」,「In My Time Of Dying」は未収録となっているが、これまでリリースされている多くのブートレッグでこの 4曲が別音源から編集されているのはそういうことだ。
 マザー・テープをコピーした 1stジェネ・オープン・リールをデータ化したものが元ソースということになるが、さすがに一聴するだけで非常に“Raw”な質感であることが分かるというもので、このような形で改めてリリースされることも充分に納得させられる音質だ。『Blow Away』と対を成すブートレッグと位置付けると良いかもしれない。プレス盤。』

Physical Explosion (No Label)
 
 Live At Seattle Center Coliseum, Seattle,WA,USA 17th March 1975

 Disc 1
  1. The Song Remains The Same
  2. The Rain Song 
  3. Kashmir
  4. No Quarter

 Disc 2
  1. Trampled Underfoot
  2. Moby Dick 
  3. Dazed And Confused

 Disc 3
  1. Stairway To Heaven
  2. Whole Lotta Love 
  3. Black Dog

 The Song Remains The Same
 
 Kashmir
 
 Dazed And Confused
 
 Stairway To Heaven