あまりプライベート・アイテムが出回っていないザ・ナイスですが,ファンには嬉しい映像集がプレスDVDで,リリースされました.

 全体を通して収録されている曲は代表曲の "Rondo","America" が多いのは致し方無いですし,TVクリップ等なので,演奏の一部のみ収録等,1曲完奏で収録されていないものもありますが,カラー映像も含め非常に貴重なものです.
 キース・エマーソンが,ハモンド・オルガンの上に乗り,ハモンドを揺らしながら,ロデオばりに,鞭を振り回すシーン,ハモンドにナイフを突き刺すシーン等,EL&Pの初期にも観ることができるパフォーマンスを披露していたり,EL&Pで使用される細かいフレーズが演奏されたり,また「Colour Me Pop」の映像では,レズリー・スピーカーに突き刺さったナイフを映し出していたい,興味深い内容です.


 メーカー情報では
『1時間25分に及ぶナイスのプロショット映像集がプレスDVDで登場です。
 1968年マーキー・クラブから1969年のスウェーデンでのレア映像まで、当時のテレビ放送ライヴを中心に、ベストなクオリティの映像ばかりをコンパイルした決定版映像集。
 ナイスのアングラプロショット映像を、ここまで良質なクオリティで一度に収録したタイトルは過去に例がなく、次々と登場する貴重な高画質映像の数々に、ファンはただただ驚愕の思いで見入ってしまうことでしょう。
 断片的に収録されている映像もあれば、演奏をフルに収めているもの、更には、場違いではと思われるような当時のテレビショウで、凄まじいばかりの演奏を繰り広げるキース・エマーソン&ザ・ナイスの、まさに痛快部類、躍動感溢れるド迫力映像の数々。
 完全にショウと化してしまった後のELP時代とは別次元の、荒々しさと獰猛さを兼ね備えたパフォーマンスで、観る者を大いに魅了してくれます。「BOUTON ROUGE」にて白黒とカラーでそれぞれ観れる1968年3月のマーキー・クラブのライヴ映像の美しさに冒頭から唖然とさせられます。オルガンに馬乗りになって鞭を振り回す超高画質の「ROME POP FESTIVAL」のRondoは短いながらもインパクト抜群。「HITS A GO-GO」のAmericaでのスタジオ演奏はデヴィッド・オリストのギターが大きくミックスされており、その分面白く聴けます。この部分で見れるメンバー・インタビューも貴重。
 続いては1968年9月29日、イギリスはクロイドンのフェアフィールド・ホールズで収録された「COLOUR ME POP」のライヴ映像。ちょうどセカンドアルバム「Ars Longa Vita Brevis」リリース前の白黒映像で、ギターのデヴィッド・オリスト脱退直前の貴重な30分のライブテイクです。「FORUM MUSIQUE」も白黒映像でのスタジオライヴで、この段階ではオリストは脱退しており、3人だけの演奏となっています。映像の品質は非常に素晴らしく、見応え・聴きごたえ抜群です。
 これだけきれいな映像で観れる She Belongs To Me、Brandenburger などは本当に素晴らしいものがあります。客席の雰囲気がバンドの演奏と全然合っていないのも一興です。
 次は1969年1月に放送された「DIM DAM DOM」という番組で時折挿入される、当時の最先端(?)ファッションに身を包んだ女性のダンスも凄いインパクトがあります(特にRondoが凄い)。こちらも画面も音声も非常にキレイで、先の「FORUM MUSIQUE」同様に公式映像ソフトに入れても問題ないほどのクオリティです。
 ラストはスウェーデンで放送された Karelia Suite で、バイオリン・ボウでベースを弾くリー・ジャクソンの姿を確認することができます。ELP程、定番化してしまったプログレッシヴ・ロックの型にはまっていない分、その自由なフィールドでのびのびと才能を開花させ、凄まじくもインパクト抜群の演奏を繰り広げる60年代末期のナイスの超高品質映像集が、限定プレスDVDで海外より入荷しました。』との事.

Live 1968-1969 (DVD)
 cinnamon の裏音楽、そしてときどき競馬予想-The Nice - Live 1968 - 1969 (DVD)
 High Quality TV Live Compilation
 PRO-SHOT NTSC Approx. 85min.

 cinnamon の裏音楽、そしてときどき競馬予想-The Nice - Live 1968 - 1969 (DVD)

 Bouton Rouge Marquee Club (March 1968)
  1. Rondo
  2. Azrael (Angel Of Death)
 Rome Pop Festival (6th May 1968)
  3. Rondo
 How It Is (23rd August 1968)
  4. America
 Hits A Go-Go (September 1968)
  5. America
  6. Rondo
 Colour Me Pop Croydon (29th September 1968)
 Fairfield Halls, Croydon, UK 29th September 1968
  7. Intro
  8. America
  9. Ars Longa Vita Brevis
  10. Rondo
  11. Outro.
 Forum Musique (20th November 1968)
  12. America
  13. She Belongs To Me
  14. Brandenburger
 Dim Dam Dom (1st March 1969)
  15. Intermezzo from the Karelia Suite
  16. Rondo
 Sweish TV 1969
  17. Intermezzo from the Karelia Suite

  TOTAL TIME (85:07)

  Keith Emerson:Organ, Piano
  Lee Jackson:Bass, Vocals
  David O'List:Guitar
  Brian Davison:Drums, Percussion

 Rondo - Azrael (Angel Of Death)
  Bouton Rouge Marquee Club (March 1968)
 Rondo
  Rome Pop Festival (06th May 1968)
 
 Rondo
  Dim Dam Dom (01st March 1969)
 

 本DVD「Live 1968-1969」の限定ナンバリング入りステッカー付きに限り,2002年再結成ツアーより,10月9日英国はロンドンでのロイヤル・フェスティバル・ホール公演をオーディエンス・ショットで収録した「Royal Festival Hall 2002 (Special Bonus DVDR)」が付属しています.

 こちらの方はオーディエンス・ショットなので,映像がブレる部分,映像が停止してしまう部分等,厳しい部分もありますが,充分に高画質な映像で,ザ・ナイスの再結成ライブおよびキース・エマーソン・バンドの映像を楽しむ事ができます.

 メーカー情報では
 『2002年のナイス再結成ツアーより、10月9日のロンドンはロイヤル・フェスティバル・ホール公演を高画質オーディエンス・ショット映像で完全収録。
 2階席からのクローズアップ映像で、観客の隙間から撮っているのでパートによってはアングルが不安定になってしまうシーンもありますが、映像が驚くほどにキレイなのと、シンクロさせて収録してある「Lucifer Burns」の録音した高音質オーディエンス録音テイクが非常に高音質で録れているのが幸いし、どのレベルのファンでも、2時間に渡って楽しめる、第一級のアイテムに仕上がっています。
 たまに画面が停止状態になってしまうシーンもありますが、その部分でもオーディオは流れているので観ていてストレスを感じることはありません。内容は最初の一時間がナイスとしての演奏。ギターはデイヴィッド・キルミンスターが勤めています。そこからエマーソンのソロピアノを3曲。そこでピート・ライリー(ベース)とフィル・ウィリアムス(ドラム)が登場、キース・エマーソン・バンドとして、Tarkus, Hoedown が演奏されます。( Howdown ではエマーソンはハーモニカもプレイ)ラストは再び、ナイスの面々が参加しての Fanfare For The Common Man と Honky Tonk Train Blues。このパートはツィン・ドラムで華やかに楽しく演奏されます。2008年に他界してしまったブライアン・デヴィソンの雄姿にファンは目が釘付けになってしまうでしょう。リッケンバッカーのベースを抱えながらパワフルなプレイを見せるリー・ジャクソンは髪の毛はなくなってしまってますが変わらぬハスキーボイスでの迫力あるボーカルを聴かせてくれます。ロイヤル・フェスティバル・ホールはパイプオルガンが設置されているので、冒頭、エマーソンがそれを弾きながらスタートするAmericaは感動的なシーンになっています。もう二度と観ることができないナイスの再編ライヴを高画質で記録した、ファン必見の映像タイトルです。』
との事.

Royal Festival Hall 2002 (Special Bonus DVDR)
 cinnamon の裏音楽、そしてときどき競馬予想-The NICE - Royal Festival Hall 2002
 Live At Royal Festival Hall, London, UK 06th October 2002
 AUDIENCE-SHOT COLOUR NTSC Approx.121min.

 cinnamon の裏音楽、そしてときどき競馬予想-The NICE - Royal Festival Hall 2002

 Disc 1
  1. Fanfare Intro Remix
  2. America
  3. Rondo
  4. Little Arabella
  5. She Belongs To Me
  6. The Cry Of Eugene
  7. Hang On To A Dream
  8. Country Pie
  9. Intermezzo From Karelia Suite
  TOTAL TIME (63:52)

 Disc 2
  Keith Emerson
  1. A Cajun Alley
  2. Blade Of Grass
  3. Creole Dance

  Keith Emerson Band
  4. Tarkus 5. Hoedown

  The Nice & Keith Emerson Band
  6. Fanfare For The Common Man
  7. Honky Tonk Train Blues
  TOTAL TIME (57:06)

 Keith Emerson:Keyboards, Harmonica
 Lee Jackson:Bass, Vocals
 Brian Davison:Drums
 Dave Kilminster:Guitar
 Pete Riley:Bass
 Phil Williams:Drums

 Fanfare Intro Remix - America - Rondo
 
 Part Of Tarkus