アルバム「Atom Heart Mother (原子心母)」リリースに伴って,1970年9月26日ペンシルバニア州フィラデルフィアのエレクトリック・ファクトリー公演からの北米ツアーを終了したピンク・フロイドは,1970年11月06日オランダはアムステルダムのコンセルトヘボウ公演から欧州・北欧ツアーを開始します.
本CDは,この欧州ツアーの中盤,スイスはモントルーで行われた「SUPER POP '70 VII」(別称:モントルー・ジャズ・フェスティバル) に 2日間連続で出演した際の初日(:11月21日) の公演を高音質なオーディエンス録音で収録したものです.
「SUPER POP '70 VII」出演時のピンク・フロイドの演奏は,両日とも EMI によって正式にレコーディングされ,後にデイブ・ギルモアのインタヴューも収録されたアセテート盤も製作されたものの,演奏内容に不満を抱いたメンバーの意向で結局リリースは中止になったという曰く付きの日であり,後述するヴィクターなる人物が録音した本CDの音源がネット上に公開された際には,あまりの高音質に,正式にレコーディングされたものが流出したのではないかとの噂まで流れました.
本公演日は2009年末にヴィクターなる人物の高音質音源が突如ネット上にシェアされ,それを使用したものが LIGHTHOUSE のギフトCDR「Montreux 1970 Day 1」として2010年初に配布された後,9ヶ月程度経過した,2010年夏に Sigmaレーベルから「Victor's Montreux (Sigma 60)」がリリース.
その後,2010年11月21日にファン主宰レーベルである HRV (:Harvested Records) レーベルから「Too Late For Mind Expanding (HRV CDR 036)」が発表され,その後,その音源を使用して LIGHTHOUSE のギフトアイテムで完全版のCDR「Too Late For Mind Expanding」,その直後にプレス化された本CD「Too Late For Mind Expanding (No Label)」がリリースされました.この LIGHTHOUSE のギフトCDR を持っているのですが,結局プレスCDを昨年,購入してしまいました.(苦笑)
流石 HRV (:Harvested Records) レーベルです.素晴らしい仕事です.
ちなみに 2日目にあたる11月22日も,ファン主宰レーベルである HRV (:Harvested Records) レーベルから「Too Early For A Gig (HRV CDR 037)」が発表され「Too Early For A Gig (No Label)」が発売されていますが,こちらの方も高音質です.
メーカー情報では
『ファン主幹のフロイド専門レーベル「ハーヴェステッド」が発表した最新超高音質アイテムを収録。2009年末にtorrentサイトに公開され、世界中の フロイド・コレクターを唖然とさせた「ヴィクター」なるテーパーが録音したとされる1970年モントルー・ジャズ・フェスティバルの初日11月21日のライブ音源を収録。
当初、11月22日(モントルー2日目)の新音源と言うことでインターネットで紹介され、そのクオリティの高さにフロイド・ファンの間で、ちょっとしたパニックを巻き起こした程の最高グレード・アイテムでしたが、後のネット上のマニアの検証で、ラストトラックのInterstellar Overdrive を除いては、全て11月21日のモントルー初日公演のテイクということが判明しました。(テーパーは2晩ともリールデッキでショウを録音していたとのことですが、後に再生装置が壊れてしまい、その全てをトランスファー出来ず、結果として、それぞれのトラックの公演日が曖昧になってしまっていたようです。)
熱心なフロイド・マニアの探究の結果、1995年に登場した定番音源「Smoking Blues」のEmbryo, Just Another Twelve Bar, More Bluesはこのヴィクター・テイクのコピー・ヴァージョンであったことが判明(実際は、ヴィクター版のほうが音が良く、収録時間も長いため 「Smoking Blues」は若干、世代を経たテープコピーをマスターに使用したと思われます。)、また長らく翌日22日テイクと信じられてきた「The Good… The Bad」は実は初日音源だったことが判明したりと、このヴィクター音源の登場は、頑なに信じられてきたモントルー70年音源の通説を根底から覆す非常に重要な発掘でありました。
2010年に入り、オリジナルの「ヴィクター音源」はピッチおよびノイズ補正を施したタイトル「Victor's Montreux」が Sigma からリリースされ、フロイド・ファン必携の1枚として好評を得るに至りました。しかし、2010年末、突如、「ハーヴェス テッド」が本テイクの最終決定版「Too Late For Mind Expanding」を発表、世界中のマニアを再び唖然とさせました。2009年末発表された「ヴィクター音源」は、現代DATで録音されたかのような超高品質なサウンドなのですが、幾多のピッチやノイズの問題を孕んでおり、リールテープの特性か、特に Fat Old Sun, Atom Heart Mother, A Saucerful Of Secrets などは曲中からどんどんスピードが下がってしまうという問題がありました。「Too Late For Mind Expanding」では、それらは先にリリースされた Sigma盤「Victor's Montreux」同様に、全ての曲ごとにしっかりとピッチ補正がされています。「Victor's Montreux」はピッチとノイズ補正のみで、純粋に「ヴィクター音源」をあるがままの状態でお聞かせすることを主眼に作成されましたが、今回のハーヴェステッド版「Too Late For Mind Expanding」は、複数のカット部分を別音源から補填することで、より完成度の高い、その名の通り「11月21日」の決定版を作り上げています。非常に長い時間と高度な技術でリストアを試みており、キュルっとした感じでスタートしていたFat Old Sunの冒頭、テープ劣化によりつっかかるような再生だった Cymbaline の冒頭2分(正確には140箇所のドロップをひとつひとつ丹念に処理)、Atom Heart Mother の 6:27 のキュルノイズの補填、A Saucerful Of Secrets の中間部のカットを別のショウから補填しています。更に素晴らしいのは原音で欠落していた Green Is The Colour 3:20以降のエンディング、Careful With That Axe, Eugene 丸ごと、そして Set The Controls For The Heart Of The Sun の冒頭30秒で、この部分は同日別音源の「The Good… The Bad」から見事に補填しており、流石にこの部分は音質は落ちるものの、それでも十分に聴ける音質ですので、無理無く一気にこの日のライブを聴くことができます。全体の音の印象やラウド感、スケール共に更にアップグレードしており、あれだけ頻繁にあったLRチャネルの不安定な感じも全く問題なくなっており、見事なトリートメントを通過した、正に文字通りの「Definitive Version」を楽しむことができます。本当に気が遠くなるほどの作業を通して歓声されたテイクであり、しかも、これほどまでに完璧な音質と形態で聴けるのですからファンにとっては究極の「モントルー音源」と言えるでしょう。「初日の決定版」というコンセプトで作成されたものですので、ヴィクター音源の中から唯一の翌日テイク Interstellar Overdrive は故意に未収ですが(「Victor's Montreux」には収録されています。)ここまで完成度の高いフロイド・ライブ盤というのも滅多に無いと断言できる程の力作・出来栄えであり、ファンは絶対必聴です。収録時間は 2時間14分。ヴィクター音源のダイレクト版「Victor's Montreux」所有のコレクターにこそ、この違いと完成度を満喫し、楽しんで頂きたい、フロイド・ライブCDにおける頂点の一枚。聴けば聴く程凄い・・・このクラスの音源は絶対にプレスCDで所有したい!という、多くのコレクターの皆様の声にお応えして、話題の超々高品質音源が待望のプレス盤タイトルにて緊急入荷!!貴方のフロイド・コレクションの中で、永遠の光を放つであろう、決定版中の決定版音源タイトルが海外より限定入荷しました。
★beatleg誌 vol.129(2011年4月号)のレビュー要訳です。ご参考まで。
Floyd が1970年の Montreux Jazz Festival に出演した2日間の記録は、Uher 4200とSennheiser MD-421を使用して、Victor なる人物によって素晴らしいレコーディングが行われたのだが、その音源が2009年に torrent サイトを通じて広くシェアされたことはすでにご存知の通り。その音源を使用したタイトル『Victor's Montreux(Sigma 60)』が、Sigma からファクトリープレスでリリースされ、大変な人気盤となったことも記憶に新しい。その後、Vector音源から初日分のみを抽出した徹底的なレストア作業がファン主宰のHarvestedレーベルによって行われ、昨年暮れについに『Too Late For Mind Expanding』というタイトルでリリースされた。このレストア作業には大変な労力が費やされており、一小節単位でのピッチ修正や140箇所にも及ぶ drop-outsの修正が行われている。またカット箇所は当日の別音源からリミックスされている。今回のImport Titleの『Too Late For Mind Expanding』は、そのHarvestedレーベルの同名タイトルをファクトリープレス仕様でリリースしたものだ。サウンドボードに匹敵する極上のレコーディングと彼らの編集技術、そしてファクトリープレスのシナジーをじっくりと堪能してみてほしいと思う。』
との事.
Too Late For Mind Expanding (No Label)
Live At Altes Casino, Montreux, Switzerland 21st November 1970
[Repitched & Restored: Ultimate Edition]
Disc 1
1. Astronomy Domine
2. Fat Old Sun
3. Cymbaline
4. Atom Heart Mother
5. The Embryo
Disc 2
1. Green Is The Colour
2. Careful With That Axe, Eugene
3. Set The Controls For The Heart Of The Sun
4. A Saucerful Of Secrets
5. Just Another 12 Bar Blues
6. More Blues
Cymbaline
Atom Heart Mother
Green Is The Colour
Just Another 12 Bar Blues
More Blues
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[参考]
Smoking Blues (FBR 001/002)
The Good... The Bad (FA033)
Montreux 1970 Day 1 (LIGHTHOUSE Gift)
Victor's Montreux (Sigma 60)
Too Late For Mind Expanding (HRV CDR 036)
Too Late For Mind Expanding (LIGHTHOUSE Gift)
Too Early For A Gig (HRV CDR 037)
Too Early For A Gig (No Label)
1970
November
06 Concertgebouw,Amsterdam,The NETHERLANDS
07 Grote Zaal,De Doelen,Rotterdam,The NETHERLANDS
11 Konserthuset,Gothenburg,SWEDEN
12 Falkoner Teater,Copenhagen,DENMARK [Two Shows]
13 Vejlby Risskov Hallen,Arhus,DENMARK
14 Ernst-Merck Halle,Hamburg,GERMANY
19 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
[Rescheduled To Syria Mosque]
21 Super Pop '70 VII,Casino de Montreaux,Altes Casino,Montreux,SWITZERLAND
22 Super Pop '70 VII,Casino de Montreaux,Altes Casino,Montreux,SWITZERLAND
23 Grosser Konzerthaussaal,Wiener Konzerthaus,Vienna,AUSTRIA
[Rescheduled To 29 November}
25 Friedrich Ebert Halle,Ludwigshafen,GERMANY
26 Killesberg Halle 14,Stuttgart,GERMANY
27 Neidersachsenhalle,Hannover,GERMANY
28 Saarlandhalle,Saarbrucken,GERMANY
29 Grosser Konzerthaussaal,Wiener Konzerthaus,Vienna,AUSTRIA {Cancelled]
29 Circus Krone,Munich,GERMANY
December
05 ORTF TV Studios, Buttes Chaumont,Paris,FRANCE
[Volumes, ORTF2, Broadcast 27 May 1971]
11 Big Apple,Regent Theatre,Brighton,UK
12 The Roundhouse Public House,Dagenham,UK
18 Town Hall,Birmingham,UK
20 Colston Hall,Bristol,UK
21 Free Trade Hall,Manchester,UK
22 City (Oval) Hall,Sheffield,UK
[関連記事]
「Victor's Montreux (Sigma 60)」
「Too Early For A Gig (No Label)」
「Killesberg Halle 1970 (Sigma 81)」
「Rise & Shine (Bonus CDR)」
本CDは,この欧州ツアーの中盤,スイスはモントルーで行われた「SUPER POP '70 VII」(別称:モントルー・ジャズ・フェスティバル) に 2日間連続で出演した際の初日(:11月21日) の公演を高音質なオーディエンス録音で収録したものです.
「SUPER POP '70 VII」出演時のピンク・フロイドの演奏は,両日とも EMI によって正式にレコーディングされ,後にデイブ・ギルモアのインタヴューも収録されたアセテート盤も製作されたものの,演奏内容に不満を抱いたメンバーの意向で結局リリースは中止になったという曰く付きの日であり,後述するヴィクターなる人物が録音した本CDの音源がネット上に公開された際には,あまりの高音質に,正式にレコーディングされたものが流出したのではないかとの噂まで流れました.
本公演日は2009年末にヴィクターなる人物の高音質音源が突如ネット上にシェアされ,それを使用したものが LIGHTHOUSE のギフトCDR「Montreux 1970 Day 1」として2010年初に配布された後,9ヶ月程度経過した,2010年夏に Sigmaレーベルから「Victor's Montreux (Sigma 60)」がリリース.
その後,2010年11月21日にファン主宰レーベルである HRV (:Harvested Records) レーベルから「Too Late For Mind Expanding (HRV CDR 036)」が発表され,その後,その音源を使用して LIGHTHOUSE のギフトアイテムで完全版のCDR「Too Late For Mind Expanding」,その直後にプレス化された本CD「Too Late For Mind Expanding (No Label)」がリリースされました.この LIGHTHOUSE のギフトCDR を持っているのですが,結局プレスCDを昨年,購入してしまいました.(苦笑)
流石 HRV (:Harvested Records) レーベルです.素晴らしい仕事です.
ちなみに 2日目にあたる11月22日も,ファン主宰レーベルである HRV (:Harvested Records) レーベルから「Too Early For A Gig (HRV CDR 037)」が発表され「Too Early For A Gig (No Label)」が発売されていますが,こちらの方も高音質です.
メーカー情報では
『ファン主幹のフロイド専門レーベル「ハーヴェステッド」が発表した最新超高音質アイテムを収録。2009年末にtorrentサイトに公開され、世界中の フロイド・コレクターを唖然とさせた「ヴィクター」なるテーパーが録音したとされる1970年モントルー・ジャズ・フェスティバルの初日11月21日のライブ音源を収録。
当初、11月22日(モントルー2日目)の新音源と言うことでインターネットで紹介され、そのクオリティの高さにフロイド・ファンの間で、ちょっとしたパニックを巻き起こした程の最高グレード・アイテムでしたが、後のネット上のマニアの検証で、ラストトラックのInterstellar Overdrive を除いては、全て11月21日のモントルー初日公演のテイクということが判明しました。(テーパーは2晩ともリールデッキでショウを録音していたとのことですが、後に再生装置が壊れてしまい、その全てをトランスファー出来ず、結果として、それぞれのトラックの公演日が曖昧になってしまっていたようです。)
熱心なフロイド・マニアの探究の結果、1995年に登場した定番音源「Smoking Blues」のEmbryo, Just Another Twelve Bar, More Bluesはこのヴィクター・テイクのコピー・ヴァージョンであったことが判明(実際は、ヴィクター版のほうが音が良く、収録時間も長いため 「Smoking Blues」は若干、世代を経たテープコピーをマスターに使用したと思われます。)、また長らく翌日22日テイクと信じられてきた「The Good… The Bad」は実は初日音源だったことが判明したりと、このヴィクター音源の登場は、頑なに信じられてきたモントルー70年音源の通説を根底から覆す非常に重要な発掘でありました。
2010年に入り、オリジナルの「ヴィクター音源」はピッチおよびノイズ補正を施したタイトル「Victor's Montreux」が Sigma からリリースされ、フロイド・ファン必携の1枚として好評を得るに至りました。しかし、2010年末、突如、「ハーヴェス テッド」が本テイクの最終決定版「Too Late For Mind Expanding」を発表、世界中のマニアを再び唖然とさせました。2009年末発表された「ヴィクター音源」は、現代DATで録音されたかのような超高品質なサウンドなのですが、幾多のピッチやノイズの問題を孕んでおり、リールテープの特性か、特に Fat Old Sun, Atom Heart Mother, A Saucerful Of Secrets などは曲中からどんどんスピードが下がってしまうという問題がありました。「Too Late For Mind Expanding」では、それらは先にリリースされた Sigma盤「Victor's Montreux」同様に、全ての曲ごとにしっかりとピッチ補正がされています。「Victor's Montreux」はピッチとノイズ補正のみで、純粋に「ヴィクター音源」をあるがままの状態でお聞かせすることを主眼に作成されましたが、今回のハーヴェステッド版「Too Late For Mind Expanding」は、複数のカット部分を別音源から補填することで、より完成度の高い、その名の通り「11月21日」の決定版を作り上げています。非常に長い時間と高度な技術でリストアを試みており、キュルっとした感じでスタートしていたFat Old Sunの冒頭、テープ劣化によりつっかかるような再生だった Cymbaline の冒頭2分(正確には140箇所のドロップをひとつひとつ丹念に処理)、Atom Heart Mother の 6:27 のキュルノイズの補填、A Saucerful Of Secrets の中間部のカットを別のショウから補填しています。更に素晴らしいのは原音で欠落していた Green Is The Colour 3:20以降のエンディング、Careful With That Axe, Eugene 丸ごと、そして Set The Controls For The Heart Of The Sun の冒頭30秒で、この部分は同日別音源の「The Good… The Bad」から見事に補填しており、流石にこの部分は音質は落ちるものの、それでも十分に聴ける音質ですので、無理無く一気にこの日のライブを聴くことができます。全体の音の印象やラウド感、スケール共に更にアップグレードしており、あれだけ頻繁にあったLRチャネルの不安定な感じも全く問題なくなっており、見事なトリートメントを通過した、正に文字通りの「Definitive Version」を楽しむことができます。本当に気が遠くなるほどの作業を通して歓声されたテイクであり、しかも、これほどまでに完璧な音質と形態で聴けるのですからファンにとっては究極の「モントルー音源」と言えるでしょう。「初日の決定版」というコンセプトで作成されたものですので、ヴィクター音源の中から唯一の翌日テイク Interstellar Overdrive は故意に未収ですが(「Victor's Montreux」には収録されています。)ここまで完成度の高いフロイド・ライブ盤というのも滅多に無いと断言できる程の力作・出来栄えであり、ファンは絶対必聴です。収録時間は 2時間14分。ヴィクター音源のダイレクト版「Victor's Montreux」所有のコレクターにこそ、この違いと完成度を満喫し、楽しんで頂きたい、フロイド・ライブCDにおける頂点の一枚。聴けば聴く程凄い・・・このクラスの音源は絶対にプレスCDで所有したい!という、多くのコレクターの皆様の声にお応えして、話題の超々高品質音源が待望のプレス盤タイトルにて緊急入荷!!貴方のフロイド・コレクションの中で、永遠の光を放つであろう、決定版中の決定版音源タイトルが海外より限定入荷しました。
★beatleg誌 vol.129(2011年4月号)のレビュー要訳です。ご参考まで。
Floyd が1970年の Montreux Jazz Festival に出演した2日間の記録は、Uher 4200とSennheiser MD-421を使用して、Victor なる人物によって素晴らしいレコーディングが行われたのだが、その音源が2009年に torrent サイトを通じて広くシェアされたことはすでにご存知の通り。その音源を使用したタイトル『Victor's Montreux(Sigma 60)』が、Sigma からファクトリープレスでリリースされ、大変な人気盤となったことも記憶に新しい。その後、Vector音源から初日分のみを抽出した徹底的なレストア作業がファン主宰のHarvestedレーベルによって行われ、昨年暮れについに『Too Late For Mind Expanding』というタイトルでリリースされた。このレストア作業には大変な労力が費やされており、一小節単位でのピッチ修正や140箇所にも及ぶ drop-outsの修正が行われている。またカット箇所は当日の別音源からリミックスされている。今回のImport Titleの『Too Late For Mind Expanding』は、そのHarvestedレーベルの同名タイトルをファクトリープレス仕様でリリースしたものだ。サウンドボードに匹敵する極上のレコーディングと彼らの編集技術、そしてファクトリープレスのシナジーをじっくりと堪能してみてほしいと思う。』
との事.
Too Late For Mind Expanding (No Label)
Live At Altes Casino, Montreux, Switzerland 21st November 1970
[Repitched & Restored: Ultimate Edition]
Disc 1
1. Astronomy Domine
2. Fat Old Sun
3. Cymbaline
4. Atom Heart Mother
5. The Embryo
Disc 2
1. Green Is The Colour
2. Careful With That Axe, Eugene
3. Set The Controls For The Heart Of The Sun
4. A Saucerful Of Secrets
5. Just Another 12 Bar Blues
6. More Blues
Cymbaline
Atom Heart Mother
Green Is The Colour
Just Another 12 Bar Blues
More Blues
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[参考]
Smoking Blues (FBR 001/002)
The Good... The Bad (FA033)
Montreux 1970 Day 1 (LIGHTHOUSE Gift)
Victor's Montreux (Sigma 60)
Too Late For Mind Expanding (HRV CDR 036)
Too Late For Mind Expanding (LIGHTHOUSE Gift)
Too Early For A Gig (HRV CDR 037)
Too Early For A Gig (No Label)
1970
November
06 Concertgebouw,Amsterdam,The NETHERLANDS
07 Grote Zaal,De Doelen,Rotterdam,The NETHERLANDS
11 Konserthuset,Gothenburg,SWEDEN
12 Falkoner Teater,Copenhagen,DENMARK [Two Shows]
13 Vejlby Risskov Hallen,Arhus,DENMARK
14 Ernst-Merck Halle,Hamburg,GERMANY
19 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
[Rescheduled To Syria Mosque]
21 Super Pop '70 VII,Casino de Montreaux,Altes Casino,Montreux,SWITZERLAND
22 Super Pop '70 VII,Casino de Montreaux,Altes Casino,Montreux,SWITZERLAND
23 Grosser Konzerthaussaal,Wiener Konzerthaus,Vienna,AUSTRIA
[Rescheduled To 29 November}
25 Friedrich Ebert Halle,Ludwigshafen,GERMANY
26 Killesberg Halle 14,Stuttgart,GERMANY
27 Neidersachsenhalle,Hannover,GERMANY
28 Saarlandhalle,Saarbrucken,GERMANY
29 Grosser Konzerthaussaal,Wiener Konzerthaus,Vienna,AUSTRIA {Cancelled]
29 Circus Krone,Munich,GERMANY
December
05 ORTF TV Studios, Buttes Chaumont,Paris,FRANCE
[Volumes, ORTF2, Broadcast 27 May 1971]
11 Big Apple,Regent Theatre,Brighton,UK
12 The Roundhouse Public House,Dagenham,UK
18 Town Hall,Birmingham,UK
20 Colston Hall,Bristol,UK
21 Free Trade Hall,Manchester,UK
22 City (Oval) Hall,Sheffield,UK
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「Victor's Montreux (Sigma 60)」
「Too Early For A Gig (No Label)」
「Killesberg Halle 1970 (Sigma 81)」
「Rise & Shine (Bonus CDR)」