1969年4月英国公演から1969年9月オランダ公演(*)にかけて僅か数回程度しか披露されなかった伝説の組曲．
当初は「The Massed Gadgets of Auximines」と呼ばれていましたが，ファンの間では，それぞれ「The Man」および「The Journey」として「The Man And The Journey」と呼ばれるようになりました．
本音源は，1969年6月26日ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール公演をオーディエンスで収録したものです．ちなみに入手時期は不明です．(苦笑)
1969年と言えば前年のシド・バレットの脱退により，短命に終わった 5人編成のフロイドから，ロジャー・ウォーターズを中心とした 4人編成のフロイドで活動し始めた翌年でもあります．ある意味，シド・バレットという柱を失ったフロイドは，その方向性を模索している時期でもあり，その延長でロック界で初めての組曲を作曲し，実験的に演奏を試みました．
しかしその組曲は，参考に記載しているように，数回の公演でのみ披露されただけでした．
短命に終わった組曲「The Man」および「The Journey」ではあるものの，それが後の "Atom Heart Mother"，"Dark Side Of The Moon" の発想に繋がったのは言うまでもないでしょう．
また1969年当時に「More」を発表しており，その録音はわずか一週間で行われたと言われていますが，その中には，この組曲に引用されたものが含まれています．
この組曲内の多くの曲はロジャー・ウォーターズにより作られ，演奏はライトのキーボードが中心となっています．後にギターもヴォーカルも両方メインになるギルモアではありますが，ここではヴォーカルがメインで，ギターはサポート程度なのが，非常に興味深いです．
(*) 「The Man」単独では，1970年1月等にもフランス公演で披露されています．
本音源は録音された年代を考えれば，充分高音質と言えるものです．
残念なのは，組曲「The Man」の冒頭の 2曲 "Daybreak (Part 1)" と "Work" が，収録されていない点ですが，幻の組曲である「The Man」「The Journey" を聴く事ができるだけでも，貴重だと考えなければなりません．
特にブラスとコーラス入りの "The End Of The Beginning" は素晴らしく，これらが後の "The Amazing Pudding" つまり "Atom Heart Mother" 構想に繋がっていくのは明らかです．
The Man & The Journey In London (No Label)
Live At Royal Albert Hall, Kensington, London, UK 26th June 1969
--The Man--
1. Afternoon
2. Doing It!
3. Sleeping
4. Nightmare
5. Daybreak (Part 2)
--The Journey--
6. The Beginning
7. Beset The Creatures Of The Deep
8. The Narrow Way
9. The Pink Jungle
10. The Labyrinth Of Auximenes
11. Behold The Temples Of Light
12. The End Of The Beginning
--Encore--
13. Set The Controls For The Heart Of The Sun
Afternoon
Doing It!
Sleeping
Nightmare
Daybreak (Part 2)
The Beginning
Beset The Creatures Of The Deep
The Narrow Way
The Pink Jungle
The Labyrinth Of Auximenes
Behold The Temples Of Light
The End Of The Beginning
Set The Controls For The Heart Of The Sun
[参考]
The Man And The Journey Tour 1969
April
14 Royal Festival Hall, London, UK
May
24 City Oval Hall, Sheffield, UK
30 Fairfield Halls, Croydon, UK
June
22 Free Trade Hall, Manchester, UK
26 Royal Albert Hall, London, UK
September
17 Concertgebouw, Amsterdam, NETHERLANDS
[関連記事]
「The Man And The Journey (Ayanami-125)」
「The Man In Paris (Sigma 89)」
「Royal Festival Hall 1969 (Gift CDR)」
「Paris 23.1.1970 Original Radio BC (Bonus CDR)」
当初は「The Massed Gadgets of Auximines」と呼ばれていましたが，ファンの間では，それぞれ「The Man」および「The Journey」として「The Man And The Journey」と呼ばれるようになりました．
本音源は，1969年6月26日ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール公演をオーディエンスで収録したものです．ちなみに入手時期は不明です．(苦笑)
1969年と言えば前年のシド・バレットの脱退により，短命に終わった 5人編成のフロイドから，ロジャー・ウォーターズを中心とした 4人編成のフロイドで活動し始めた翌年でもあります．ある意味，シド・バレットという柱を失ったフロイドは，その方向性を模索している時期でもあり，その延長でロック界で初めての組曲を作曲し，実験的に演奏を試みました．
しかしその組曲は，参考に記載しているように，数回の公演でのみ披露されただけでした．
短命に終わった組曲「The Man」および「The Journey」ではあるものの，それが後の "Atom Heart Mother"，"Dark Side Of The Moon" の発想に繋がったのは言うまでもないでしょう．
また1969年当時に「More」を発表しており，その録音はわずか一週間で行われたと言われていますが，その中には，この組曲に引用されたものが含まれています．
この組曲内の多くの曲はロジャー・ウォーターズにより作られ，演奏はライトのキーボードが中心となっています．後にギターもヴォーカルも両方メインになるギルモアではありますが，ここではヴォーカルがメインで，ギターはサポート程度なのが，非常に興味深いです．
(*) 「The Man」単独では，1970年1月等にもフランス公演で披露されています．
本音源は録音された年代を考えれば，充分高音質と言えるものです．
残念なのは，組曲「The Man」の冒頭の 2曲 "Daybreak (Part 1)" と "Work" が，収録されていない点ですが，幻の組曲である「The Man」「The Journey" を聴く事ができるだけでも，貴重だと考えなければなりません．
特にブラスとコーラス入りの "The End Of The Beginning" は素晴らしく，これらが後の "The Amazing Pudding" つまり "Atom Heart Mother" 構想に繋がっていくのは明らかです．
The Man & The Journey In London (No Label)
Live At Royal Albert Hall, Kensington, London, UK 26th June 1969
--The Man--
1. Afternoon
2. Doing It!
3. Sleeping
4. Nightmare
5. Daybreak (Part 2)
--The Journey--
6. The Beginning
7. Beset The Creatures Of The Deep
8. The Narrow Way
9. The Pink Jungle
10. The Labyrinth Of Auximenes
11. Behold The Temples Of Light
12. The End Of The Beginning
--Encore--
13. Set The Controls For The Heart Of The Sun
Afternoon
Doing It!
Sleeping
Nightmare
Daybreak (Part 2)
The Beginning
Beset The Creatures Of The Deep
The Narrow Way
The Pink Jungle
The Labyrinth Of Auximenes
Behold The Temples Of Light
The End Of The Beginning
Set The Controls For The Heart Of The Sun
[参考]
The Man And The Journey Tour 1969
April
14 Royal Festival Hall, London, UK
May
24 City Oval Hall, Sheffield, UK
30 Fairfield Halls, Croydon, UK
June
22 Free Trade Hall, Manchester, UK
26 Royal Albert Hall, London, UK
September
17 Concertgebouw, Amsterdam, NETHERLANDS
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