cinnamonの独り言:音楽ときどき競馬予想

 Acute Danger (Sigma 9)

Emerson Gym, Case Western Reserve University, Cleveland, OH,USA - November 6th, 1971

Disc 1
 The Embryo
 Fat Old Sun
 Set The Controls For The Heart Of The Sun
 Atom Heart Mother

Disc 2
 One Of These Days
 Careful With That Axe Eugene
 Cymbaline
 Echoes
 - Encore -
 Blues

『おせっかい』発表の1週間後の1971年11月6日オハイオ州クリーブランドのケースウエスタンリザーブ大学における演奏です。

音質は素晴らしいく、良くバランスがとれています。強いてあげれば、録音した位置の関係か、ベース音が低いのと、バンドの演奏音量が上がる部分が多少歪んでおり少し気になる程度です。
また曲間のカットはありますが、チューニング含めて曲自体は、問題はありません。

ロジャーウォーターズの“We're Ready. This Is Called The Embryo.”とのアナウンスに続いて始まる The Embryo から 18分に及び4人のみで演奏される Atom Heart Mother までがファーストセットで往年の代表曲で占められます。多少、Set The Controls For The Heart Of The Sun 中での観客の話声が気になるのと、 Atom Heart Mother の前半のサウンドエフェクト部分の音量が低く聞き取り難い状況です。ちなみに The Embryo は、このツアーの後、演奏されなくなります。

『おせっかい』の1曲目に収録された One Of These Days から始まるセカンドセット。ここも Careful With That Axe Eugene 間での観客の話声、そしてチューニング後に始まる少し長めの Cymbaline。中間部でのおなじみの足音のサウンドエフェクト。観客も楽しんでいるのでしょうが、観客の笑声、話声は気になります。

逆に静寂の中で鳴り響くリックライトのリングモジュレータを介したピアノ音で始まる『おせっかい』の最後に収録されている Echoes、スタジオバージョンより長い28分におよぶこの演奏でセカンドセットを終了し、アンコールの Blues でコンサートの終演を迎えます。Echoes では観客も静かに視聴しているので、非常に聴き易い状態です。