心理カウンセラーのための分析ブログ/良いことをしている人が不幸になるのはなぜ? その1 | フラクタル心理学開発者から 心理分析を学ぼう

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さて、リンさんからご質問をいただきました。

 

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先日、「人間は生まれる前に全てを決めて生まれてくる」について質問させていただいたリンと申します。
何度も質問させていただいて申し訳ありません。
別の質問なのですが、私は今まで人生は前向きに生きるんだと思いそれをモットーに生きてきました。
でも、中には無理に前向きに生きようとすると逆にストレスになって心身が壊れる時がある
とおっしゃる方もいます。
最近、とても尊敬していた方に癌が見つかったそうです。
その方は、常に前向きに生きる事をモットーにしていて、ホリスティックの仕事をされている方でサプリメントもしっかり飲み、食生活も素晴らしい方でした。
なぜ、こんな素晴らしい生き方をしている人が癌になるのだろうと不思議です。
思考が現実化するからと言うのはわかっているのですがやはり不思議です。
その方を見習って前向きに生きてきたので自信がなくなってしまいました。
一色先生は、常にどんなことに意識を向けて生きていらっしゃるのでしょうか?
常に前向きに生きることにこだわりすぎても良くないのでしょうか?
ご意見をお聞かせ頂くと幸いです。
宜しくお願い致します。

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はい、ご質問ありがとうございます。

 

リンさんは前に、「人は生まれる前にすべてを決めて生まれる、と聞いたが、それは病気になって死ぬことも決めてきているのか」

という質問をいただきましたね。

 

その回答がこちら。

 

重要なまとめは以下です。

 

 

1.自分の心の微細な部分が、自分でわからない

2.他人を見て、自分に置き換えてみるので、感情が動いて、わからない

3.この世界の錯覚がまったく見抜けないので、この世界が正しく認識できず、わからない

 

 

この3番ですが、

 

リンさんは、まだまだ深い錯覚の世界にいる、ということ。

 

リンさんが「すばらしい人」と思っている人たちもまた、

 

錯覚の世界で真実がわからないまま生きているということ。

 

その迷いの中にいて、「これが正しいこと」と思って、

実は間違ったことをやっているわけですね。

 

それを見てリンさんは、「正しいことをしたはずなのに…」と、不条理を感じています。

 

 

 

リンさんには、いろいろとまだわからないことが多いと思います。

 

私も30代の頃はまだなにも知りませんでしたので、

 

わからないことだらけでした。

 

たとえば

 

手を患者の患部にかざして、「がんを治している」有名なヒーラーが昔いらっしゃいました。

 

そのかたのところには、全国から人が集まってきて、大きな組織になっていました。

 

でも、そのかたは60歳でがんで亡くなりました。

 

なんで?! …と私も当時は思いました。

 

それから、

 

某・食餌療法を創り上げたある人も、73歳で老衰死だったり、

 

世界的に著名な某修道女も、たくさんの病人や弱者を助けたはずなのに、自らはがん死。

 

などなど。

 

私もレイキヒーリングなどを覚えていたので、

 

それを人にやることが功徳になると思い込んでいましたが、

 

インドの賢者に、

 

「人にヒーリングをするのは悪である。やめなさい」と(書物で)教えられ、

 

「へ~…。いいことだと思っていたが、間違っているのか…。なんでだろう?」

 

と、何がいいことなのか、何が悪いことなのか、全然わからない時期もありました。

 

でも、私はそのままにせずに、ひとつひとつ、なぜなのかを解明しようと思ったのです。

 

リンさんも、不条理のままにせず、真実を知りたいのですよね。

 

 

さて、さきほどの3つの中の、1番に行きましょう。

 

1.自分の心の微細な部分が、自分でわからない

 

これならば、今のリンさんにも少しはわかるでしょう。

 

 

私は今まで人生は前向きに生きるんだと思いそれをモットーに生きてきました。
でも、中には無理に前向きに生きようとすると逆にストレスになって心身が壊れる時がある

 

リンさんにとって、心とか自分の思い、というものの範囲が狭すぎて、

 

自分が理解できていないのです。

 

このブログでは何度か書いていますので、

 

お読みになったかもしれませんが、

 

自分というのはたくさんいるんですよ。

 

リンさんが自分だと思っている自分は、その中のほんの一人にしかすぎません。

 

満員のバスがあると思ってください。

 

そのバス全体がリンさんです。

 

そして、運転席に座っているのが「リンさん」ですが、

 

他の乗客も、実は全部「リンさん」なのです。

 

それを分けて話すと、

 

運転席にいるのが、リンさんが「自分だと思っている自分」(表層意識)で、

 

その他の乗客は、リンさんが全然知らない自分(深層意識)なのです。

 

乗客のほうが大量ですよね。そのくらい、量が異なります。

 

それなのに、

 

「私(表層意識)はこう思っています」というのは、ほとんど嘘になりますよね。

 

 

たとえば、乗客のほとんどが左に偏っていて、車体がバランスを崩している時、

 

ハンドルをそのままボーッと持っていると、勝手にバスが左に行ってしまうという状態のときは、

 

運転手のリンさんはしっかりとハンドルを握って、少し右に力をかけて、まっすぐ進もうとします。

 

つまり、

 

口で「私はいつも前向きで生きようと思っています」というのは、

 

ハンドルをわざと右に向けているのと同じで、

 

もともとほうっておくと左(ネガティブ)に行ってしまうから、

 

「私はいつもまっすぐに進もうと頑張っています。でも、(実際には右に一所懸命ハンドルを切っているので)時々疲れます」

 

という状態になるのです。

 

わかりますか?

 

リンさんが「前向きに生きるんだ!」と常日頃考えているのは良いことだと思いますが、

 

なぜそんなふうに思う必要があるのかというと、

 

もともと前向きではないからなのです。

 

もともと前向きな人は、「私は前向きだ」とも感じておらず、

 

ハンドルを自然に持っているだけで、まっすぐに進むので、

 

ただ目標に向かって常に前進しているはずです。

 

このように、

 

自分が意識していること、

 

自分が努力していることが(←これらは表層意識なので)

 

自分自身の体(バスそのもの)を動かしているとは限らないし、

 

むしろ、その逆であることが多いのです。

 

つまり、ネガティブな性質が強いから、バランスを取る必要が出てきて、

 

ポジティブになろうとするのです。

 

疲れてくると、元のネガティブが出てくるので、

 

中には無理に前向きに生きようとすると逆にストレスになって心身が壊れる時がある

 

ということも生じるわけです。

 

 

だから、ここで知っていただきたいのは、

 

「自分はこうです」というのが、まったく真実ではない、ということです。

 

それは自分がそう信じていることなのです。

 

 

常に前向きに生きる事をモットーにしていて、

ホリスティックの仕事をされている方でサプリメントもしっかり飲み、食生活も素晴らしい方でした。

 

これは、昔、テレビに出ていた保健婦さんのことを思い出します。

 

そのかたは、乳がんの危険性を訴え、そういう保健指導を長年していらっしゃったのですが、

 

何年か経つと、自分自身が乳がんになってしまいました。

 

「なんでこうなったのかわからない。この世は不条理だ」とそのかたは涙でインタビューに答えていました。

 

 

フラクタル心理カウンセラーには原因がわかりやすい例ですね。

 

 

ヒントは、自分の中の強迫観念に気づくことなのです。

 

 

そして、必要なのは、意識的に前向きでいよう、とすることではなく、

 

そもそもネガティブになってしまう原因を解消することなのです。

 

すると、自然と前向きになります。

 

つまり、車体のバランスが取れて、左に行こうとしなくなるので、

 

力を抜いても自然に前に進むというわけです。

 

これがフラクタル心理療法の目的なのです。

 

常に前向きに生きることにこだわりすぎても良くないのでしょうか?

 

答えはわかりましたか?

 

そもそも、ハンドルを右に切ることを続けていたら、それは疲れてしまいます。

 

しかし、もともとのネガティブをやめずに、「前向き」にこだわるなと言っても、元のネガティブが戻ってくるだけなのです。

 

「もともとのネガティブをやめなさい」というのが答えになります。

 

それは、フラクタル心理学のインナーチャイルド療法でなければ、直せません。

 

つづきは次回。

 

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