サムライカウンセリング1「営業マン・ジョンの小学校時代」6 潜在意識のなかで起きていること | フラクタル心理学開発者から 心理分析を学ぼう

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フラクタル心理学開発者がお答えします。ご質問をお待ちしております。

そろそろこの世界が仮想現実だと知るときがきた

一色真宇著

 

あなたは、

「自分の人生にはもっと別の生き方があるのではないか」

 

と思ったことはありませんか?

 

「でも、こういう生まれだし、

 

こんな人生だったし、

 

いまさら何かを願っても、

 

過去は変えられない…」

 

そう思って、あきらめていませんか?

 

 

もし、あなたが

 

「この世界は、自分の思考で創られた

 

仮想現実である」

 

と知ったなら、あなたの生き方は、全然違うものになるかもしれません。

 

その可能性をかんじてみませんか?

 

まずは、この仮想現実の構造を知るところから始めましょう!

 

特設ページはこちら。

 

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ドラマシナリオシリーズ
「サムライ・カウンセリング」
 

第6回 

主な登場人物
マダム・マヤ(F.カウンセラー) 
サトル(マダムの弟子/ボディーガード/付き人) 
デービッド(弁護士) 
ロバート・セバスチャン (執事)  


舞台はロサンゼルス。
ウィルシャー通りの裏手に事務所を構える
老弁護士デービッドのところに、
今日も一人の相談者が現れる。

そして、相談者はベルエアに住む
一人の日本人女性を紹介されるのだった…。


第1回目はこちら。

 

前回までのあらすじ

会社の元社員にハラスメントで訴えられたジョンは、

経営する会社が危機に瀕していた。
弁護士デービッドのところに相談に行くが、ベルエアに住む謎の日本人女性を紹介される。
ジョンの話を聞いて、日本人のマダムは

「あなたは子どもの頃、人をいじめたことがあるでしょ」

というのだった。

まさかと思ったジョンだったが、脳裏に子どもの頃のあるシーンが浮かんできた。

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ジョンは十歳の頃を思い出す。


回想シーン1/

クラスルーム。ジョン、ルークの机の上にあるノート、鉛筆、消しゴム、

筆箱などを一斉に床に落として、4、5人のクラスメートと一緒に笑ってからかっている。

回想シーン2/

ジョン、ルークのバックパックを窓から外へ落とそうとしている。

それを阻止しようとするルークは、他2名のクラスメイトに押さえつけられて動けない。

ジョンは、バックパックを手から離して下へ落とし、勝ち誇ったように笑っている。

悔しそうにジョンを睨みつけるルーク。

回想シーン3/

校庭。花壇のなかに落ちたバッグパックを拾おうとしているルークを、

ジョンが後ろからどついて転ばせ、ルークは植木の合間にドサリと倒れ込む。

それを観て、ほかの友達とあざけ笑っているジョン。

シーン/マダムの部屋
鹿威しの音。琴の音のBGM。ジョンは黙って思い出している。

ジョン
(なにかが心にひっかかっていてモヤモヤした気持ちで落ち着かない)

確かに、ルークのことをからかったけれど、いじめたというほどでは… 

だって、あいつだって最初は笑っていたし、周りのみんなもそれを見て笑ってくれて。

俺にとっては、楽しい小学校の思い出くらいの印象しか残っていないんです。

マダム
あなたのサル脳が、人を傷つけたことを、

楽しかった思い出だと言い張るのね。

ジョン
傷つけただなんて…。嫌だったら、嫌だって言えばよかったんだ。友達だったんだから。

マダム
さっき、今の自分が味わっている苦しみについて話していたわよね。

それは、あなたがルークに与えた苦しみと同じものなのよ。

ジョン
まさか。今の僕の苦痛は、あんなもんじゃありませんよ。

マダム
(ピシャリと)

全く同じです。
    
マダム、立ち上がってコンソールに近づき、大皿にたくさん乗っているオレンジ一個を掴んで、

それを横に並んである別の小さなボール(内側がステーンレススチールのようにオレンジの

色を反映するマテリアルになった)に移しいれる。

マダム
ごらんなさい。この大きなお皿はあなたの今の脳。この小さなお皿は子どものころの脳。

このオレンジは、感情の嵐よ。今のあなたには、このオレンジは小さく見えるけど、

子どもの小さな世界では、このオレンジが毎日を占拠して、死にたいくらいつらいことなのです。

ジョン
しかし、自分が、子どもの頃に人をいじめたことと、今、裁判沙汰に巻き込まれているのと、

どう関係しているっていうんですか? 

マダム
あなた、夢を見るでしょ? 

ジョン
ええ、でも、最近は、ストレスからの睡眠障害で、夢を見る暇もないですけど。

マダム
夢はね、深層意識の活動の一部のことなの。あなたの意識は、あなたが眠っている間も

いつでも活動しているわ。海の中の魚みたいに、ひっきりなしに活動しているの。

心理学者の言う夢と、私が言う夢の違いはね…。

たとえばね、あなたが三歳のころ、絵を描いているとするでしょ。

イメージ映像/
シーン/一般家庭のテーブル。三歳の子どもが白い紙に線を描いている。母親がそれをそばで見ている。

 

 

母親
なにを描いているの?

子ども
(笑って)えっとね…

 子ども、さらに描く。だんだんと線が重ねられていく

母親
あ、わかった。おうちね?

子ども
 うん!

シーン/マダムの部屋

マダム
つまり、線だけ描いておいただけと思っても、そのうちにそれらが重なっていき、

意味を成すようになる。意識の活動も同じ。

起きている間に、無意識に溜められた思考が、

あるとき意味を成すようになって、

そこに感情が付け足されて、ストーリーに出来上がって来る。

その過程を、私は夢と呼んでいるの。

マダム、部屋の奥に戻り、リモコンで障子を開けるとスクリーンが現れる。

ジョンは、この部屋にハイテクがあったことにびっくりしている。

そして、そこに図形が現れ、線やマルが重なっていき、人になったり、怪獣になったりしている。

マダム
夢の中では、たくさんの人物が現れる。怪獣も、お化けも、動物もね。

すごく意地悪な人に泣かされる夢も見るし、人に追いかけられる夢も見る。

それらは、みんなあなたの意識の活動なのよ。

 

(続く)

 

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あなたの潜在意識が、眠っている間になにをしているか知っていますか?

 

あなたが何気なく頭の中で描いていることも、

時間がくれば、それはあなたの現実になります。

 

過去の思い出も同じで、もう忘れてしまった

と思っていても、

それは潜在意識の中にしっかりと残っているので、

 

あなたが完全に終止符をつけていない限り、

それは終わっておらず、夢の中で形をつくっています。

 

すると、それはいつか現実化していきます。

 

ですから、あなたの頭の中の想像や、

過去の思い出が、

未来に生じても良いものかどうかをよく考えましょう。

 

もし、未来に生じては困るものならば、

 

今からその想像や思い出を消去しておいた方がいいですね。

 

それは、潜在意識の中にあるので、潜在意識を扱わなくてはだめなのです。

 

フラクタル心理カウンセラーはその扱い方を知っていますから、ぜひご相談くださいね。

 

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