続・感情をコントロールするってどういうこと?  | フラクタル心理学開発者から 心理分析を学ぼう

フラクタル心理学開発者から 心理分析を学ぼう

フラクタル心理学開発者がお答えします。ご質問をお待ちしております。

さて、2週続けて関西にいっておりました。

久しぶりに、大阪城や奈良公園に行き、日本の歴史に感動しておりました。



日本という国は、素晴らしいですね~!

 

↑関学で特別講義中。

 

 

さて、前回の続きです。

 

感情をコントロールするということは、抑圧することなのか、という質問に対して、

 

そもそも感情が起きるとはどういうことか、

 

をお話しします。

 

感情を感じる元となるものは、脳のある部分なのですが、

 

これは当然古い部分です。

 

幼児がよく泣いたら怒ったりしていますよね。

 

つまり、理性が生じる前に、感情はすでにありました。

 

 

ですから、そもそも感情は、理性というコントロール(操縦かん)なしに動いていたのです。

 

感情を語るときには、必ず、幼児脳だとして、考えましょう。

 

 

 

あなた自身が、大福だと思ってください。

 

周りがモチで、中アンコです。

 

モチはあなたの大脳新皮質、理性の脳。

 

アンコはあなたの大脳旧皮質、感情の脳です。

 

 

 

さて、幼児だったあなたは、なんと当時、モチの部分がなかったのです!

 

アンコだけでした。

 

ですから、「この世界はアンコがすべて」

 

と思ってしまいました。

 

 

ですから、アンコを(感情を)否定されると、

 

全否定された感じがします。

 

これが今でも残っていて、

 

「感情をコントロールする」いうのが、

 

全否定されように感じて、嫌な気分がするのです。

 

 

 

さて、アンコだけだったあなたは、

 

感情がコミュニケーションの手段なので、

 

感情を出すことは、相手に自分の思いをわかってもらうこと、なのです。

ですから、感情を出すことは必然なのです。

 

ですから、何かにつけて、感情を出します。

 

 

 

あんこだけだった幼児のあなたは、
 

周りのモチがしていることを理解できませんでした。

 

モチだって大福ですから、中にはアンコがあるので、

 

アンコの気持ちはよくわかっているのですが、

 

アンコしかないあなたにはわからず、

 

「今遊びたいのに、遊ばせてくれないのは、モチが抑圧しているからだ!」

 

と思い込みます。

 

または、

 

「頑張ったのに、わかってくれないのは、モチがわからずやだからだ」

 

とか。

 

全ては、自分にモチの部分がなかったために、

 

理解できないことが多すぎて、

 

それを全部悪いことだととらえた、ということなのです。

 

 

 

今、りっぱな大福となっているあなたには、

 

過去には自分にもアンコだけの時代があったことがわかるでしょう。

 

だから、大福のあなたにはアンコの気持ちはわかります。

 

アンコはかわいいのです。

 

しかし、アンコの望み通りにはできません。

 

その通りにしてしまうと、本当に望んでいるものが手に入らないからです。

 

だから、ときどき押さえます。

 

 

 

しかし、アンコだけだったころには、

 

大福が持っている、愛や思いやり、それでも守らなければならない社会のルールなどは

 

冷たい、悪者にしか見えなかったのです。

 

ですから、「この悪者!」と思って、モチを突き破ろうとします。

 

 

 

もし、大人のあなたがまだ、感情がときどきあふれて困る、ということがあるならば、

 

それは、この状態です。

 

 

 

大人になってもまだ、「あの時の気持ちをわかってほしかった」

 

と思い、アンコがいまだに感情を出そう、出そうします。

 

映画やドラマを見て泣くのが好き、というのもその行動の一つです。

 

 

 

 

これはどうやって治すかというと、

 

モチがアンコの自分に教えてあげることです。

 

 

 

確かに昔はアンコだけですから、

 

大人のやっていることがわからなかったのですが、

 

今はわかるはず。

 

その、「今はわかる」が、アンコに届いていないのです。

 

アンコの時間が止まってしまっているために、

 

モチの成長が伝わっておらず、

 

アンコが暴走するのです。

 

アンコは確かに、大福の中にあり、モチに包まれていますが、

 

そのままでは、大福とアンコは、別々で、結びついていないのです。

 

だから、「よく考えるとわかる」ということも、

 

いったんアンコが暴走すると、

 

それがわからなくなり、アンコが暴走します。

 

 

この直し方は、簡単に言うと、

 

 

モチとアンコが向かい合って、

 

コミュニケーションをとることです。

 

これは、心の中で、

 

大人の自分が

 

幼児の自分に話しかける、ということです。

 

そして、大人として理解していることを幼児の自分に伝えます。

 

その内容が、重要なのですが、

 

まだフラクタル心理学の講座に出ていなくても

 

できる方法としては、

 

 

「…そう感じていたんだね。

 

もう大丈夫。

 

お前は一人じゃないよ。

 

大人の自分がいるからね」

 

と言うことです。

 

これだけで、

 

アンコの暴走は、30%は減るでしょう。

 

ですから、まずはこれをやってみましょう。

 

もし、これを半年くらい続けて、

 

感情のコントロールが面白くなってきたら、

 

次の段階に行きましょう。

 

 

この世界にたくさん作り出してしまった、

 

「悪者」たちを

 

お掃除するステージが来ますよ。

 

すると、

 

「なあんだ! この世界はこんなに安全だったんだ!」

 

ってわかります。

 

そしたら、

 

アンコはもう暴走せず、モチに包まれて、幸せに暮らせます。

 

みんな、そんな境地を望んでいるのですよね。

 

それは、

 

アンコとモチのコミュニケーションで成し遂げられます。

 

 

次回は能力開発の続きです。

 

 

 

 

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