離婚の決意は30年前にした? 運命の仕組みとは その4 | フラクタル心理学開発者から 心理分析を学ぼう

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フラクタル心理学開発者がお答えします。ご質問をお待ちしております。

 

一色真宇です。

地方のツアーは終わり、東京にいます。

あと2週間、日本にいる予定です。

 

さて、前回のつづきです。

 

私たちは、現在感じていることを、

「今の環境がこの気持ちの原因である」

 

と思い込むのですが、本当はそうではありません。

 

「私がこう言ったら、あの人はこう言った。

だから、私はこう感じた」

 

などという話を誰かにしても、

「なんでそう感じるの?」

 

と理解してもらえないことがありますよね。

 

そして、私たちは「言葉が足りない」とか、

「私の気持ちはわかってもらえない」

 

と思うのですが、本当はそうではなくて、

その環境でそう思うのは確かにおかしいのです。

 

自分がそう感じる本当の理由は、

現在の状況にはないので、

現在の状況をどんなに詳しく説明しても、

無駄だったりします。

 

フラクタル心理カウンセリングでは、

カウンセラーは、

相談者様の現在の状況をお聞きしながら、

 

実は、過去の状況を想像しています。

元の原因は幼児期にあるのです。

 

「あのとき、夫に『おまえはなにもできないだろう』と言われて、

とても悔しかったんです」

というならば、

 

「ふむふむ。どうやら子どもの頃、お父さんに、

『おまえはなにもできないだろう』と言われたのだな。

それは、この人がとても傲慢で、お父さんを馬鹿にしたのだな」

 

と、カウンセラーはわかります。

ですから、現在の状況のほうはどうでもよくて、

過去の状況を直すのです。

 

なぜなら、現在、そう言われる状況をつくっているのは、

夫ではなく、

自分の脳の神経回路だからです。

 

それを直さずに、現在を変えようとしてもムリなので、

一般的には、現在の感情を癒やすだけなのです。

 

フラクタル心理カウンセリングでは、

過去につくられた神経回路を直すことで、

現在の状況を実際に変えていくのです。

 

では、

「もう離婚したい」と思う、その原因となっている出来事は何でしょうか。

 

それも、幼児期にあります。

私の場合、夫が海外出張ばかりで家にいなかった、

ということから、

 

幼児期にいつも一人にされた、ということが想像できます。

 

そして、幼児期に、

 

「いいよ。だったらもう、一人で生きてやる!」

 

と決めただろう、ということがわかります。

 

この「決めたこと」がずっと後に、

 

同じような状況になったとき、発動します。

つまり、

 

結婚というものは、生まれたときにお母さんと二人きりになっていた

ということと等しいのです。

 

ですから、結婚したときに、お母さんに対して思っていたことが出やすくなります。

 

そのために、

 

夫が海外赴任する、ということまで生じます。

 

ここ、注意ですよ。

 

夫が海外赴任するから、「もう一人で生きてやる」とふたたび思ったのではなく、

 

「もう一人で生きてやる!」と決意したらかこそ、

結婚したあとにも、

夫が海外赴任して、「一人で生きる」ということが現実化してしまったのです。

 

そして、同じ事を再び決意します。

 

「もう一人で生きてやる!」

 

こうして、人は同じ事を繰り返しているというわけです。

 

これは脳に刻まれた回路のせい。

この回路は、自分で変えられるのです。

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