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さて、きのう、町を歩いていた時に聞こえてきた会話。
「子どもにはみんな、絵の才能があるんだって。
でも、大人たちに「できない、できない」と言われたから、
その才能がなくなったんだって。
だから、それを伸ばしてやれば、誰でも芸術家になるんだって」
この会話にどう思いますか?
「へえ。そんなんだ、すごい!」
でしょうか?
それとも?
TAWを学んだ人ならば、
「うわ~、それはすごい被害者意識だね」
とわかります。
自分の絵の才能がないのを、
親が「できない」と言い続けたため、などというのは、
まったくの勘違い。
なぜ、自分が絵を描き続ける努力をしなかったことを、
親のせいにするのでしょうね?
だいいち、実際に親は「できない」と言い続けたのでしょうかね?
こうして、親を攻撃し、社会を駄目なものだとみなしているのです。
これは、本当はとってもソン。
だって、親を認めないと、自分も認めてもらえないからです。
私たちの体も心も、親のエッセンスでできているのですからね。
前述の「親にできないと言われたから…」という言葉が、
被害者意識や攻撃的な言葉だと全然わからない…
というかたは、被害者意識にどっぷり浸っている最中ということ。
それは、才能の問題だけではなく、
人生の真の幸福感が味わえません。
TAWを学ぶと、そこから抜け出せます。
才能は、被害者意識から抜け出したときに、
花開きます。
きのうのお客様の会話より。
「私は、ずっと親にほめてもらえないと思っていました。
親は、近所の子はほめるのに…って。
でも、今わかりました。
私はほめられていたら、そこで満足して、こんなに努力しなかったと思います。
親が私を安易に誉めなかったからこそ、今の私の能力があるんですね!」
はい。そうです。
自分の子は安易にほめません。
そのくらいじゃ、社会に通用しないとわかっているので。
それでほめると、向上心がなくなるときには、
絶対にほめません。
でも、その親もよその子は簡単にほめます。
というのは、その子に責任がないので、
そこで向上心が止まろうと、関係がないからです。
つまり、安易にほめるのは、無責任だから。
あなたの親は、無責任にあなたを誉めましたか?
誉めなかったとしたら、だからこそ、あなたの脳は発達したのかもしれません。
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