フラクタル現象学、次回のプレセミナーは、３／１０です。
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公爵夫人／
時間的に遠いものを見るときには、あなたの脳は電流を少なく使用しているのです。そして、時間的に近いものを見るときには、あなたの脳は電流を大量に使います。
これが意味することはなんだかおわかりですか？
博士／つまり、観察している対象が頭の中で認識されるときのエネルギーと、時間には、相関関係があるとおっしゃりたいのでしょうか？
公爵夫人／そのとおりです。時間は、頭の中で認識されているエネルギーの量に関係しているのだと言いたいのです。
博士／公爵夫人、宇宙のような物理的なものと、自分の頭の中のエネルギーを同時に考えるということが、私には理解できないのですが…。おっしゃっている意味は、平行宇宙を考えるときには、時間のことを考えろということでしょうか。
公爵夫人／そのとおりです。私が頭の中の感覚を持ちだしているのは、「たとえ」ではありません。あなたが、自分自身の時間を追うとき、感覚の異なるものを証拠に出さざるを得ないように、時間の異なるものは同じ感覚で同じ場所に存在できません。
これは逆に言うと、同じ感覚で同じ場所に存在できないものは、時間が異なる存在だということです。
だから、平行宇宙を考えるとき、それぞれが同じエネルギーを持っていると考えるのは間違いなのです。
あなたが写真の中の自分を本当の自分だと思わないように、自分の存在する宇宙が本物の宇宙なら、平行宇宙は本物ではなく、その影に過ぎません。
（つづく）
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