不幸になるひとの心理……むかしの講座の会話より | フラクタル心理学開発者から 心理分析を学ぼう

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前回のつづきはおいといて…


昔の講座の録音を聞いていると、こんな内容が出てきました。


ご参考までに。



思考が現実化するならば、誰でも成功することを願うから、みんな成功すると思いますが、なぜ成功しない人がいるんでしょう?

もちろん、成功することを願っていないからです。成功しないことを願っています。


もし、「成功する」という意味が「自分の願いが叶うこと」ならば、私たちはいつでも自分の願い(思考)が叶っている状態なので、いつでも成功中と言えますけどね。


たとえ、不幸のどん底に見えても、実は本人がそれを願っていたというわけです。

成功したくないって思うことがあるんですか?

あなたがそう願ったことがないとしても、あなた以外の人は、そう願っていることがあります。


「成功したら生じる嫌なこと」ってたくさんあるんです。


成功したら、責任が重くなる。


成功したら、ずっと期待され、ラクができない。


成功したら、次の仕事を言われ、ずっと忙しくて自由がなくなる。


成功したら、もう自分にかまってもらえない。

(あなたは大丈夫でしょ?と言われて、まわりが去る。愛されていないと感じる)


成功したら、自分に期待した人が勝ってしまう。

(ほら、私のおかげであなたは成功できた、と誰かに自慢される)


成功したら、母親に非難ができない。

(こんなに不幸になったのは、お母さんのせいだ!と言えない)

これは逆に、「不幸になったら得られること」になります。


不幸の意味は、「一般的には望んでいないと思われる状態」のことだと思ってください。


失業、貧乏、無能、病気、事故などですね。

つまり…。


不幸になったら、責任を取らなくてもいい。人のせいにできる。


不幸になったら、期待されないから、ラクができる。


不幸になったら、ずっとひまでいられる。


不幸になったら、たくさんの人にかまってもらえる。


不幸になったら、誰かに自分が勝つことができる。

(「あなたが間違っているから、私が不幸になった」という証明ができる)


不幸になったら、親を非難でき、親に謝罪させられる。

(親は実際に謝罪しなくても、罪悪感のために子の面倒をみようとする)


不幸になったら、ドラマチックで退屈しない。


不幸になったら、あとで幸せになったときの感動が大きい。

(とにかく感情を感じることが人生の目的となっている)

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人はパワフルですね。こんなに現実化してしまうんですから…。


あなたはどうですか?? 大丈夫??