世界の川の曲第2弾は、ヨーロッパの川の特集。クラシック中心の音楽となった。
まずは恒例により、地理の勉強を。
ここに載せている川の長さは、長い順に
1.ドニエプル川:2,290㎞ 2.ドナウ川:2,820km 3.ライン川:1,233km 4.ロアール川:1,012km 5.セーヌ川:780km 6.ポー川:652km 7.ヴァルタ川:430km 8.テムズ川:346km
ドナウ川
ヨハン・シュトラウス2世/美しく青きドナウ(1867年)
イヴァノヴィチ/ドナウ川のさざ波(1880年)
ヴァルタ川(モルダウ)
スメタナ/「わが祖国」より「モルダウ」(1874年)
(左はマンドリン、右はハープの演奏です)
ライン川
ジルヒャー/ローレライ(1837年)
ライン川は近代ヨーロッパの生みの親である。スイスと北海をつなぎ全長1,233キロ。そのうちドイツを流れるのは698キロ、ドイツ人はこの川を「父なる川」と呼んでいる。ドナウ川とともに、外国の船が自由に航行する国際河川の一つ。
流域のマインツからコブレンツの間は「ロマンティック・ライン」と呼ばれ、川辺に立つ数々の古城が中世の香りを醸し出している。城がこんなに狭い地域に並んでいるのはとても珍しく、その理由は川を行き来する船から通行税を取るために、領主たちがこぞって城を建てたためだそうだ。
ローレライ(Loreley)は、ライン川流域の町ザンクト・ゴアルスハウゼン近くにある、水面から130mほど突き出た岩山のことであり、この河川でも一番狭いところにある。流れが速く、水面下に多くの岩が潜んでいるため、かつては航行中の多くの舟が事故を起こした場所である。現在は幾度にも渡る工事により大型船が航行できるまでに川幅が広げられている。
ローレライ伝説は、上述のようにローレライ付近が航行の難所であったことが、ローレライにたたずむ金色の櫛を持った美しい少女に船頭が魅せられると船が川の渦の中に飲み込まれてしまう、という魔女伝説に変化したものである。
(Wikipedia 参照)
テムズ川/セーヌ川
ジョー・スタッフォード/霧のロンドンブリッジ(1956年)
ミレーユ・マチュー/パリの空の下(1954年)