第254話:会社案内 | 中高年の中高年による中高年のための音楽

中高年の中高年による中高年のための音楽

10年続けたYahoo!ブログから移転してきましたが、Amebaのブログライフも4年を越えました。タイトルは当時と同じ「中高年の中高年による中高年のための音楽」です。
主にオールディズが中心の音楽を紹介しています。よろしくお願いいたします。

会社案内作成の指示

 それは突然の指示だった。9月28日の月曜日、社長から「10月21日に展示会があるので、それまでに会社案内を作り変えてくれ。」ー私はあわてた。大体私がその担当だという自覚すらない。現在会社案内はあるが、誰がどこに頼んで作らせたのかも知らない。

展示会に間に合うのか

 幸いもう10年くらい前ではあるが、以前いた会社で会社案内を編集したことがある。けれどもそのときは時間もエネルギーも相当かかった。その記憶があるので、納期に間に合わせる自信はない。

制作業者へ日程の問い合わせ

 現在の会社案内を作った業者はどこかと聞くと、この件ではないが、一度名刺交換をしたことがあった。早速、いつまでに何をやればいいか、電話で問い合わせした。答えはこうだった。
 「金曜日(10月2日)まで(これから4日間)にどんな内容のものを作るか連絡して下さい。載せる写真が遅れるようであれば、来週の水曜日(10月7日)までに揃えて下さい。それから校正を始め、その次の月曜日(10月12日)校了。印刷にかかると、展示会前日の10月20日(火)に納品できます。」
 「え~っ、本当に時間がないではないか」ーでも悩んでいる場合ではない、とにかくやるしかない。

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打ち合わせ

 社長から指示のあった次の日、社長も交え関連部門のメンバーを集めて今後の段取りの打ち合わせ。各ページのレイアウト責任者を決める。日程がきついので、くれぐれも納期を守るようお願いする。

 上表の通り、何度も制作業者と打ち合わせを行った。社内的にも役員や、社員に意見を求めた。それで10月10日(土)、その日は休みであったが社長と制作業者に会社に来てもらい、3人で最終確認をした。

会社案内の重要性

 ところで、最近はWebの時代。会社の紹介はホームページで十分だという人もいるだろうが、私は全然違うと思っている。「体力のない企業は会社案内が出せない」「会社案内は企業力のバロメーター」 人材銀行に行くと、募集している会社の情報ファイルがある。私は、会社案内がない、あるいはあってもその内容が貧弱な企業は怖くて、できれば応募したくない。

内容の改善

 短納期なので、抜本的なリニューアルは望めない。それでも、できるだけいいものを作りたい。制作業者や社長とディスカッションしながら、以下の通りいくつか改善することができた。
表紙・背表紙…表紙・背表紙のデザインを現代風に一新した。
ファイリング対策…ファイルに綴じることが出来るように、最初から穴を開けて(二穴)おくとともに、6ページだが、綴じても全ページを開いて見ることが出来るような仕様にした。(意味わかりますか?)
見せ方の改善…写真を多くすると共に、ページを開くと、まず今後注力していく事業、更に開くと既存の事業が見られるようにした。
会社の付近図を表示…場所がわからないという方に対して、会社付近の拡大図を加えた。

自己評価

 大げさに言うと、仕事に不可能なことはないことがわかった。必ずしも時間をかければいいものができるわけでもないことも知り、本当に良い経験をした。また、手前味噌ではあるが、これまでの会社案内に比べ飛躍的に良くなったと思う。もちろん、これは自分一人の力ではない。社内の協力、制作業者の協力の賜物である。

最後に

 特に制作業者がよくやってくれた。丁寧でミスも無く完璧な仕上がりだった。それで、何かお礼をしたいと思っていた。見積もりを持ってきたとき、「これは安すぎる。社長に言っておくので、少し請求を多くして下さい。」と言った。私も生まれて初めてのことだが、相手も初めてのことで驚き、感激していた。ーまあ、人生に一度ぐらいこんなことがあってもいいのじゃあないの。