さて、ストラトスのショートホイールベース化のメイキングです。
ベース車はこちらの【黄緑】のストラトスを使用しました。
まずは頭の中でショートホイールベース化のプランを立てます。
作業性を考慮すると、リアカウルの分割線でボディを
切断するのがベストと考えました。
そして、ショート化するのはボディ前側の切断面から
窓の辺りまでを削るのが良いかなと思い
試しにフォトショップで画像加工してシミュレーションしてみました。
下の画像がショート化した時のシミュレーション画像です。
チョロQらしいバランスになり中々よさげだったので
このプランで改造を実施する事にしました。
こんな感じに真っ二つにされ
その前半分の後部が削られました。
シャーシに乗せた状態の写真なんですが
この隙間分ショート化されます。
たった1~2㎜の差なんですが
この差が見た目のバランスに大きく左右します。
横からみるとこんな感じ
シャーシ部に造形されてるボディ下部を見比べると
タイヤハウスが前進しています。
一方シャーシの方ですが
ボディとの結合を考えると前後はそのまま流用したかったので
前輪の軸辺りで切断してショート化しております。
ただぜんまいの方に問題が発生しておりまして
そのままだとショート化した影響でぜんまいの位置が
前進していて窓パーツに干渉して取り付けられない状態でした。
ゼンマイの形状的にパンサーエンジンに換装すると
干渉せずにOKそうなのですが
車軸が少し前進してしまうという弊害もあります。
なので邪道ですが
干渉部を削ってやりました。
これで窓の取付と車軸の位置の問題も解決です。
加工したのはガワだけなので
もちろん走行にも影響はありません。
こんな感じにシャーシは仕上がりました。
シャーシ側に付いていたボディ下部は
ボディに張り付けてあります。
このボディとシャーシを合体させたのがこちら
サフ吹き前のプレーンな状態です。
黄土色の部分がエポパテで造形した部分です。
必要な部分にはスジ彫りを施しております。
リアスポイラーを削るのに、テールランプのモールドを
綺麗に残すのは至難の業なので諦めて削り取って
エポパテで複製したものを、後で取り付けました。
一番の見どころのサイド
シミュレーション通り、チョロQらしい仕上がりとなりました。
ロングホイールベースのSTDチョロQとほぼ同じ感じのサイズに
ショート化する事が出来ました。
チョロQzero発売時には謳い文句として
「チョロQ車検といったルールや原点、文法を守っている」
とか言っていたのに、今や車検違反と思われる
カッコ重視のモドQっぽいもの作ってますよね(笑)
トミーテックさんにはもう一回、値段も含めて
原点(zero)に帰って欲しいものです。
ショート化により窓も後ろが干渉するので
後部の切り離しとサイドの後部削っております。
最後に余談ですがネット上で話題にはなっていましたが
車輪のシャフトとネジの錆が半端なかったです。
シャーシ側の溝にまで錆色に染まってましたから…。
ステンレスではなく鉄製なのかって位の錆です。
30数年前の初期A品番のシャフトやネジでも
錆びていないのでこれはどうかと思いましたね。
イタ車の弾はほぼこんな感じになっていたので
この弾のみ部品が粗悪だったと考えられます。
もうちょっと素材の品質にもこだわって欲しいです。
高い値段するんだから、こんな細かいところで
ケチって欲しくないな…。
製品のストラトスラリー共に
アリタリアカラーもこのバランスで作ってみたいな~。
ゼッケンが無かったり不満点も多かったからね。
ただもう一回手塗りでこの塗り分けを
しなきゃならないのが難点ですけど(^_^;)
まあこいつも作ってるんで、2回はやってるから
頑張って3回目もやってみるかな?