朝晩、急に冷えてきましたね。
今日も名古屋では日中の気温が20度以下。

雨模様と相まって一日肌寒い1日でしたね。

ちなみに昨年はこの時期、30度くらいでしたから今年はやや寒い・・・というところでしょう。

 

さて来週(11日)から外国人観光客の入国緩和がスタートします。

今年に入って日本国内は急激な円安の影響もあり生活負担増のニュースが増えてきました。

がしかしその円安がプラスにはたらく人もいるわけです。

日本国内の輸出品目が多き企業はもちろんですが、一番は訪日外国人の皆様。

 

今年に入って急に円安がほぼすべての通貨ですすんでしまいました。

特にドル円は20%も円安になったのです。

それに先進国の多くは急激な物価高に悩みが尽きず、自国での物の売り買いに苦労しています。

ところがそれらの国からすれば円安が急速に進んだ私達日本は物やサービスを安く手に入れられる状況になっているわけです。

例えばマクドナルトのビッグマックを例にあげて話をするとわかりやすいかもしれません。

過去のブログでも触れていますが、「ビッグマック指数」というもので検証してみるとわかりやすいでしょう。

この「ビッグマック指数」というのはマクドナルトの商品のビッグマックが世界中で売られていることに着目し国ごとの販売価格から通貨レートを検証する指数としても有名です。

購買力平価説」なんて言葉と一緒に出てきますね。

ちょうど今年7月に数値が発表されていましたので掲載します。

価格上位をみてみるとスイスがトップ。

日本円で925円。

これは昔からトップを続けています。

アメリカは710円で6位ですね。

では円安真っ只中の私達日本は・・・

41位で390円です。

アメリカと比べてもおよそ55%の価格です。

また興味深いのは30位以下の国々は基本的に途上国。

そんな中に日本があるのがやや不思議な状況です。

 

そんな「弱い円」の現状なのですから日本で買い物をすれば今までより割安というわけです。

しかし私達日本は今までコロナ禍を理由に大きく入国制限をし続けてきたので訪日を希望する方々を締め出すこととなり、円安の恩恵を受けづらくなっていました。

それがやっと解禁(条件付きですがある程度)というわけです。

コロナ前の観光大国が復活することを願いたいですね。

内需の弱い私達日本には海外の人たちの存在が今や不可欠なのですから。