昨日、世界中に悲しいお知らせが広がりましたね。

イギリスの 「エリザベス女王」が96歳で亡くなりました。

お亡くなりになる2日前まで公務を行っていたようで6日に新首相となったトラス氏の任命も行っていました。

ところが8日になって急遽健康懸念の報道が出たと思いきやそのままお亡くなりになったようです。

昨年フィリップ王配を亡くしやや元気のなかった女王ですがここにきてフィリップ王配のもとに召されたのですね。

 

第二次大戦後の世界の混乱期に25歳の若さで君主となり、やく70年イギリス国民の心のよりどころとして職務をこなしてきた女王。

開かれた王室」をめざし、インターネットを活用するなど広く活動を行ってきたのですがこの70年は順風満帆という訳でもなかったですね。

戦後のイギリスは政治的にも不安定な時期も多く王室も安泰であったわけではありません。

そして王室内の数々のスキャンダルやダイアナ妃の事故死など、王室の危機が叫ばれた時期もありました。

その後もスコットランドの独立問題やEU離脱(ブレグジット)など気の休まらないことばかりが直近まで続き、さらには孫であるヘンリー王子の王室離脱さわぎなどお悩みも尽きなったことでしょう。

 

とはいえ、多くのイギリス国民にとってかけがえのない存在であったのだろうとは思います。

当たり前のように存在し続けてくれたエリザベス女王がいなくなったことで英国民の皆さんはそのことを改めて実感しているような気がします。

そんな女王の国葬は19日頃を予定しているようです。

国葬には英王室と長きにわたり関係を築いてきた皇室からも今上天皇が参列されるようです。

陛下は3年前に即位したのち、コロナ禍に見舞われ英王室への訪問が延期となっていました。

よって即位後のご挨拶が女王の葬儀ということになってしまったのです。

残念でならないでしょうね。

そういえば女王がお亡くなりになる直前、バッキンガム宮殿に二重の虹が現れたことが話題となっています。

女王はこの橋を渡ってフィリップ王配に会いにいったのでしょう。

この虹といえば、今上天皇の即位の時も皇居に虹が現れたのを思い出します。

偶然なのかはわかりませんが、王室や皇室が何となく “特別な存在” と感じてしまう一コマですよね。

 

とにかく70年もの間、公務ありがとうございました。

昨年先に召されたフィリップ王配とゆっくりお話しをしながら今後のイギリスを引き続き見守っていただきたいものです。