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小川村塾ブログ

小・中学生・高校生のための学習塾 [小川村塾]
〒417-0842 静岡県富士市三新田9-20TEL 0545-32-0662   
生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

 

 11/4(水) オマハ①

 8: 40 オマハに到着。

 オマハでバスを乗り換える人は多いみたいだが、降りてホテルに泊まる人は少なそうだ。
 バスターミナルは小さくて、ほとんどハンバーガーショップに占領されている。
 町をちょっと歩いてみるが、それほど面白そうな所はなさそうだ。
 

 10: 00 Y.M.C. にチェックインする。(20ドル25セント)

 顔を洗ってシャワーを浴びるつもりだったが、すぐに寝てしまう。
 

 13: 00 目が覚める。

 ダウンタウンのセンタービルに行く。
 それほど大きくない。
 ビルの下はスーパーと飲食店。

 その飲食店でヨーグルトとピザを食べて、アップルジュースを飲む。
 書店もあったので、覗いてみる。

 シカゴの水族館で展示していた GARY LARSON の本8巻全部があった。
 ポストカードも結構多く置いてある。

 とりあえず、本を1、2、7、8巻を買う。
 8巻が25% OFF だった。

 お腹の調子が悪くなったので、トイレへ駆け込む。
 すると、トイレの中に人がいて、なかなか出てきそうにない。
 

 しかたがないので、ひとまず Y.M.C. へ戻ることにした。
 Y.M.C. へ戻って、ついでにシャワーも浴びた。
 

 15: 00 ダウンタウンではなく、もっと遠くの方を回ってみようと思う。

 オマハ(オールドマーケット)にて
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 「 等伯 」上・下( 阿部龍太郎著 )を読んだ。
 直木賞受賞作ということで読んだ。

 面白かった。
 下の最終章「松林図」の結末近くでは今までの出来事が思い出され感動で涙腺もゆるみ、体も震えた。

 物語は安土・桃山時代、信長・秀吉の頃に絵師として活躍した長谷川等伯の生涯を描いている。

 この頃の絵師としては狩野永徳が有名で、自分も以前に狩野永徳の「唐獅子図屏風」を美術館で観たことがある。

 けれども、長谷川等伯は知らなかった。
 今回、この小説を読んで初めて知った。
 

 戦国という荒波に巻き込まれ、多くの物を失い、新たな縁を得て、絵を描くことの本質を探求する。
 ひとつのことに全てを投げ打って取り組み、秀でるためには、これほど多くの犠牲を伴わなければならないのか。

 凡人には考えられない精神力が必要とされる。
 その人並み外れた精神力が偉大な芸術を作り上げる。
 その作り上げた芸術が多くの人々を救い、慰める。

 本を読んでいる途中で、物語の中で描かれている等伯の絵などもネットで調べて鑑賞した。
 本物を観たいので調べてみると、大掛かりな等伯展は3年ほど前に行われていて、今のところないようだ。

 残念だ。
 機会があったら必ず観ようと心に誓った。

 とりあえず、本の表紙にもなっている「松林図屏風」は東京国立博物館所蔵で来年初めに展示される予定らしいので、それは楽しみにしている。

 松林図屏風
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 11/3(火) シカゴ⑪

 19: 00 グレイハウンドのバスターミナルへ行く。

 オマハへ行く手続きをする。

 バスターミナルのハンバーガーショップでチーズバーガーとペプシを注文する。
 どうも CH の発音が相手には聞き取りにくいようだ。

 店の中で現像ができた写真を見る。
 やはり心配していた通りだった。
 ニューヨークで現像した写真を見て、思っていた心配が当たってしまった。

 写真が全体的に暗い。
 ニューヨークで現像した写真を見た時にそう感じた。

 今回もそうだ。
 そんなにきれいになっていない。

 19: 30 待合室に入る。

 シカゴではバスの待合室が厳重になっている。

 いつも入口に係員がいて、待合室に入るときにバスのチケットの提示を促す。
 バスのチケットを見せない限り、待合室の中には入れなくなっている。

 バス旅行者にとっては、待合室はとても安全な場所ということになる。
 このように待合室が厳重に守られているということは、町は治安が悪いということでもある。

 20: 45 オマハ行きバス出発。

 次に目指すゴールデン・ゲイト・ブリッジ
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 映画「アルゴ」をDVDで観た。
 映画館で観る機会が今回はなかったので、DVDでの鑑賞となる。

 久しぶりにハラハラドキドキの感じで、画面から目を離せられなかった。
 結末は分かっていても、どうなってしまうのか心配で、あっという間の2時間だった。

 映画は1979年に起きたイラン・アメリカ大使館人質事件を題材にした実話に基づく作品とされている。

 当時のイラン情勢などについて映画冒頭で語られるが正直よく分からない。
 だから、なぜ人質になったのか、なぜ命をかけて救出するのか、などといったことが分からないまま映画を観ることになってしまう。

 事前にイラン革命のことなどを頭の中に入れておけば、また違った角度で映画を観ることになったかもしれない。
 でも、そんなことは分かっていなくても、映画を観ていると、どんどん引き込まれていく。

 カナダ大使私邸に匿われている6人のアメリカ人外交官を救出しなければならない。
 そのために取られた作戦が6人を架空の映画「アルゴ」を撮るためのスタッフにさせて、イランから国外脱出するというのが話の内容。
 

 映画では常に身の危険と隣り合わせで、ちょっとしたことが死につながるスリルを味わう。
 改めて、普通に死を考えないで、毎日を生きていけることの幸せを感じる。
 

 また、人質を救出するために架空の映画制作を考える発想力に脱帽。
 これが本当にあったことに、ある種、人間の能力の偉大さを感じる。
 映画ではハラハラドキドキ感を増すために、だいぶ脚色されているだろうが、根本の発想がすごい。

 また、この事実が17年間も秘密裏にされていたこと、それが守られていたこと。
 そのことにも感心し、また恐れも感じる。

 まだまだ世間に知られていない、秘密のままということが、世界では結構あるのだろう。
 宇宙人が本当は地球に来ていることなど、秘密にされているだけなのかもしれない。
 なんて思ってしまう。

 

 11/3(火) シカゴ⑩

 17: 50 Sears Tower のスカイデッキに入る。(3ドル50セント) 

 スカイデッキの中で10分位ビデオを見て、103階のスカイデッキへ登る。
 人が結構いる。
 昨日のジョン・ハンコック(ビッグ・ジョン)もそうだが、日本人が結構いる。

 Sears Tower とジョン・ハンコック(ビッグ・ジョン)と夜景の展望を比較してみると、ジョン・ハンコックの方が夜景が幻想的だ。
 その要因を考えてみる。

① ガラス張りのところが Sears Tower は3m位の間隔で1m位の幅の柱が立っている。
 その柱はワインレッド色なんだけれども、とにかく柱が邪魔してその部分は夜景が見られない。
 そのため一面の夜景を感じられない。
 夜景の見える範囲が狭くなってしまっている。

② Sears Tower より南側には高層ビルがなくて、北側のジョン・ハンコック側の景色も幻想的に見えない。
 街灯の光だけが線に見える。

③ 夜景の場合、ジョン・ハンコックは南西だけ(他は光るものがないので)になるけれど、Sears Tower は東西南北を一応見ることができる。
 けれども、その夜景がすべて街灯の光なので、同じようなので飽きてしまう。

 ジョン・ハンコック(ビッグ・ジョン)の夜景
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 最近、生徒達が言う言葉で気になる言葉は「無理」。

 以前、よく言われていた「めんどくさい」よりも今では多く言われるように感じる。
「めんどくさい」と同様に、問題を解こうとしたりする時に、始めに問題も見ないで「無理」と言う。

「できない」ということを示しているわけだけれど、当然、何も考えないで、問題も読まないで口にまず出す。

 この「無理」というのは頭の中の思考回路を遮断してしまう言葉になる。
 物事をこれから開拓していこうというのではなく、否定することから入っていくことになる。

「無理」が何か新しい事を起こす時の口癖になってしまっている。
 可能性を否定しているようで、とても気になる。

 否定的な言葉を繰り返していると、どんどん悪い「気」を集めてしまう。
 はじめは自信がないから、やりたくないから、で言っていた言葉かもしれない。

 でも、それが口癖になってしまうと、自分の能力をマイナス方向へ導いてしまう。
 そして、そのことの重大さが分かっていない。

 だから、容易に「無理」を使う。
 生徒に「無理」を容易に使わないようにした方が良いと言ってもなかなか理解してもらえない。
 残念だ。

 

 11/3(火) シカゴ⑨

 7: 40 起床。

 ホテルより日本の友達に電話をする。(15ドル)
 すると、こちらから送った郵便物が税関止めになっているそうだ。

 実家に電話した時には郵便物が着いていると聞いたので安心していたのだが、他の友達に送った郵便物についても確認しなければならない。

 そこで、ハンドバッグは自分宛に sea mail で送ることにした。
 成田に税関止めにしておいて、入った時に受け取る。

 すると、送料が3ドル49セント。
 安い。
 でも、1ヶ月後に無事に日本に着けば良いのだが。

 10: 10 朝食を食べに店に入る。(3ドル50セント)

 シカゴ Board of Trade に入る。
 シカゴ穀物取引所を見学する。

 世界の商品取引に大きな影響を持つ取引所ということなので、すごい活気なのかと思っていたら、それ程ではなかった。
 びっくりするほどではなかったので拍子抜けした。

 左足首が痛い。
 今日は無理をしないで、そんなに歩かない方が良いようだ。

 12: 40 ミシガン湖畔のいちばん南側にいる。

 
 日なたでは海パン姿で体をやいている人達が結構いる。
 

 13: 30 またシカゴ美術館に入る。

 今度は2階全体を観て回る。
 中世の絵画の方も観る。
 1階の彫刻関係は観なかった。

 近代絵画の方はまたゆっくりと何回も観た。
 今日は火曜日なので午後8時まで開館している。

 16: 40 美術館を出る。

 スーパーへ写真を受け取りに行く。
 100何ドルかかかると思っていたが、47ドルだった。

 ニューヨークと比べると安い。
 ニューヨークが高いのかもしれない。

 クツ下(3足パック)を買う。

 シカゴ穀物取引所
シカゴ取引.jpg

 

 革靴を磨いた。
 久しぶりのことになる。
 ピカピカに靴が輝いていると気分までよくなる。

 人間は足元から見られるので、靴はきれいに磨いておくようにと言われている。
 でも、実際の話、靴など磨くことはないのが通常のことになっている。

 履く靴の性能も良くなっているし、歩く道も舗装されている。
 だから昔ほど、靴は汚れなくなっている。
 必然的に、靴を磨くということをしなくても、靴がきれいな状態であるということも言える。
 

 若い人は靴を磨くということを知らないかもしれない。
 履いている靴も革靴よりも、布製のシューズの方だろう。

 それではシューズが汚れたら洗うのかというと、これもしない。

 昔、ナイキのシューズが爆発的に流行した時、海外のシューズ事情をレポートしていた。
 その時に、アメリカではシューズを洗うという行為自体考えられないと言っていた。

 シューズが汚れたら、洗うということはしないで、とにかく履いて、ダメだったら新しいのを購入する。
 ということらしい。
 その時は、ナイキのシューズが3万円、4万円なんていう話をしていた時なので、印象に残っている。
 

 今の日本はその頃のアメリカの状態に似てきているようだ。
 シューズを洗うということはしなくなってきているように思われる。

 ただ、この4月に新社会人になって、革靴を履くような仕事に就いた場合は、休みに革靴を自分で磨いてみるのも良いかもしれない。

 大リーグのイチロー選手も子供たちに野球が上手になるための条件のひとつは道具を大切にすることと言っていた。
 グローブを毎回、きれいに磨いておくことは野球上達の絶対条件ということだ。

 それと同じで、靴だけでなく自分が持っている物は大切にする、ということが必要だ。
 それは自然と周りに好印象を与える。

 

 11/2(月) シカゴ⑧

 20: 40 ビッグジョンにのぼる。

 94階までエレベーターで39秒であがる。
 入場料3ドル50セントを払って展望台に入って夜景を見る。

「わっ」とみんな入った時に思うだろう。
 南側向きに出るのだけれど、総ガラス張りで高さ3m、フロアが6m位。

 中は広々していて、少し照明は暗くしてあるので本当に幻想的になっている。
 幻想的な世界に入ったような、別世界に入ったような感じになる。

 映画「ブレードランナー」をちょっと思い出してしまう。
 とにかく素晴らしい世界が目の前に広がる。

 特に南側と西側が素晴らしい。

 南側は高層ビルがあって、その遠くに街灯が線を描いて輝いている。
 西側は街灯が線を描いて、きれいに点灯している。
 

 夜景って本当にきれいだ。
 きっと、この展望台の雰囲気も良いのだろう。
 とにかく素晴らしい。

 21: 20 下に降りていく。

 スーパーで絵ハガキを探す。
 あまり良いのがないので、購入はやめる。
 ジュースを買ってホテルへ向かう。

 途中、「マネーをくれ」と言ってきた黒人がいて、「NO!」と言って断った。

 22: 00 ホテル着。

 ビッグジョンの展望台から(南側)
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 ビッグジョンの展望台から(西側)
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 今日は気温も春らしく暖かだった。
 昨日は暴風雨で関東地方など大騒ぎだったらしい。

 こちら富士市でも風は強く吹き、パンジーなど花びらが飛んでいったものもある。
 春の嵐とはよく言ったものだ。

 最近は気温の変化が大きい。

 もう4月の声を聞いたというのに、まだまだ寒い日もある。
 夜間に外を歩く時はまだ冬の格好をしている。
  

 今朝、富士山を見ると、富士山も冬の格好をしていた。

 ちょっと前には、富士山の雪も溶け始めて春が近づいてきているな、と思っていた。
 それなのに、あっという間に今朝の富士山は冬に逆戻りだ。

 今の時期、富士山は午前中は顔を出しているが、午後は雲に覆われて姿をかくしてしまうことが多い。
 これも天候と関係がある。

 そんなことを考えながら朝歩いていると気づいたことがある。
 毎朝、富士山を見ながら歩いている。

 今朝の富士山(H25.4.4)
富士山250404.JPG