「どうしてこんなこと勉強するの」
「こんなこと勉強して将来役に立つの」
こんな質問をしてくる生徒がいます。
真剣にそんなことを考えているならばいいのですが、大体このような質問をしてくる生徒はいやいや勉強をしている時です。
それは「勉強がしたくない」
「勉強をしない理由づけを探している」
と見られます。
そんな生徒が多いので前述の質問をされて真剣に答えても、その答えはどんな答えでも質問をした生徒には関係ありません。
「ただ勉強したくない」
「今の状態から逃げたい」
そんな気持ちでいる生徒にはどんな答えも的を射たものではないのです。
一生懸命に勉強していてなぜ勉強するのだろう、
と思うのとは違います。
しかし、「なぜ勉強するのだろう」と考えることは悪いことではありません。
そして、正しい答えというのは見つからないかもしれないけれども、
「やはり勉強することは大切なのだ」
と思ってもらいたいと考えています。
では、なぜ勉強するのでしょうか。
当然、これだと言う正しい答えは見つからないでしょう。
ですが、人間は進歩することによって発展してきました。
その根本には、勉強するということがあります。
人間を車に例えると勉強するということはガソリンの一つだ、
という人がいます。
ガソリンがないと車は動かない。(今は電気自動車というものがありますけれど)
勉強することは人間が成長するためのガソリンの一つというわけです。