小学生、中学生などで算数、数学の計算の時に、計算をするのに問題用紙に筆算をするスペースがあまりない場合、計算用紙として白い用紙を与える。
その計算用紙をどのように使っているかを見ると、いろいろなパターンがみられる。
几帳面にしっかりと番号まで書いて、タテヨコをきれいに並べて書いている子どもがいれば、数字1個を1辺5cm位の正方形のような大きさで書いて、1枚の用紙に3つ位の筆算しかできないような子どももいる。
当然、計算の筆算もきれいに書いてあるような子どもの方が計算の間違いも少なくなる。
計算の間違いが少ないということは、問題を解いた時の間違いも少なくなることになる。
つまり、間違い直しが、少なくなることになる。
そのことは、結局、算数、数学が得意になることに通じる。
逆に考えれば、計算の間違いが多くなれば間違い直しも多くなり、やる気がなくなり、算数、数学が嫌いになる。
つまり、計算用紙の使い方で算数、数学の好き嫌いが決定することになる。
そのことを考えると、計算の筆算を書く時も、丁寧に書く意識を小学低学年の時に植え込む必要がある。