年末年始のこの時期は、夏のお盆休みと同様に、交通渋滞の話題が多くなる。
高速道路などを走ると、この時期は事故もいつもより多くなる。
そこで、高速道路などで、自然渋滞と事故渋滞のダブルパンチとなることもある。
テレビやラジオなどでも、交通渋滞の解消法を特集として取り上げることもある。
この前、テレビで交通渋滞の時、速く抜け出るためにはどの車線を走ればよいのか、ということを放送していた。
それによると、三車線の場合は、いちばん進行方向左側の車線に入って走るのが得策だということだ。
通常、いちばん右側の追い越し車線がいちばん速く動くと思いがちだが、そうでないと言っていた。
交通渋滞に巻き込まれたら、誰もが、どの車線を走ったなら、いちばん速く進むかというのは考える。
ただ、あっちの方が進んでいるからと思って、車線を変更したところ、前にいた車線の方が今度は進んで行って、結局は遅くなってしまったなどということがある。
車線を変更するたびに遅くなって、貧乏くじの引きまくり、という結果になってしまうこともありえる。
結構、経験することだ。
だから、そのような経験をすると、あっちこっちと移り変わるのは得策じゃないと思ってくる。
その結果、車線変更をするのは、すすんでしなくていい、というようになってくる。
交通渋滞の時に、車線を変更して、流れの速い車線を走るようにすると、神経を使うことになる。
他の車の割り込みや、車線変更に神経を使わなければならなくなってしまう。
交通事故に遭う可能性も高くなってしまう。
その点、渋滞であまり車が流れていない車線は、割り込みもなく、車もそんなに進んで行かないので、神経はあまり使わなくてよいことになる。
どちらを選択するかだが、年を取ると、安全な神経を使わない方に行ってしまう。
安全に走行するのがいちばん大切だ。と思うようになる。
すると、どの車線を走ればいいのか、なんて関係がなくなると思えるようだが、そうでもない。
そこが不思議なことだけれど、やっぱり、車が流れている車線はどれなのか、考えてしまう。
自分の走っている車線の進みが悪いと、車線変更はしないが、確実にストレスはたまっていく。
結局、交通渋滞はドライバーのストレスを増加する。
当然のことだけど。