「宇宙兄弟」第21巻 小山宙哉作
前の巻で月ミッションに任命されそうになったのが、ゲイツの一言で取り消しになってしまった主人公の南波六太。
今回は月ミッションに任命されるために全力をかけて向っていく。
この漫画はちょっとぬけているような主人公の六太が夢に向かってあらゆる難関に立ち向かっていく姿が気持ち良い。
今回も六太が月ミッションに任命されるための条件としてゲイツに出された月面基地運営コストの1億ドル削減に向かって奮闘する。
1億ドル削減は俺たちを諦めさせるための方便だと言う仲間に「だからこそ、チャンスとも言える」と言い切る六太。
この姿勢が仲間を集めて、できそうもないこともやり遂げていってしまう。
これが面白いところだ。
今回はISS廃止の署名を六太が集めていると疑ったせりかが六太たちが集まっているファミレスに行く場面が感動的だ。
六太達の隣のテーブルに座って六太達の話を聞いているせりかと絵名。
六太が話していることはISS廃止の署名活動ではなく、ISSを守る署名活動の話だった。
このシーンは感動的だった。
この漫画は笑いもほどよく入れて読みやすく、そして感動的なところが必ず一つは入っているので尾を引く。