野良犬 | 小川村塾ブログ

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生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

 最近は野良犬を見ないけれども、この前、犬で恐い思いをした。

 外の掃除をしていると、首輪をしているけれども、鎖につながれていない白い犬が、一匹で歩いていた。
 野良犬のように、気の向くまま自分の好きなように歩いていた。

 自分としては関わりたくないので、心の中で「こっちへ来るな」と念じながら、顔を合わせないように、下を向いて掃除をしていた。
 すると、逆に念が伝わってしまったらしく、犬がこちらに気がついて、こちらの方にやって来た。
 しかも、走ってワンワンと吠えながら、こちらに近づいて来る。

 恐ろしかった。
 こっちに来て、噛みついてきたなら、どうしようかと考えた。
 もし、噛みつきそうになったら、足で思いっきり蹴るしかないと覚悟を決めた。
 足で蹴る心構えをしながら、顔は下を向けて、掃除をする体勢で体は固まっていた。

 すると、犬はこちらに向かって吠えたが、そのまま一瞥して、通りすぎていった。
 恐かった。

 以前、家人が公園の芝生にいた時のこと。
 放し飼いの犬が吠えながらやって来たので、恐がっていると飼い主がやって来た。
「恐いから、犬は鎖をしっかりつけてください」
 と、家人が言ったところ、飼い主が
「うちの犬は噛まないから、いいんだよ。恐くないよ」
 と、言ったそうだ。

 犬が吠えてやって来れば、恐いのは当たり前のことだ。
 もし、犬が吠えてやって来て、足で蹴ったら、飼い主は
「うちの犬は噛まないのに、何てひどいことをするんだ」
 と、激高するだろう。
 そして、悪いのは犬を蹴ったこちら側に、なってしまうのだろう。

 ペットとして飼っていれば、飼い主にとっては、ヘビもかわいいと感じるだろう。
 でも、他人には恐い動物でしかない。
 その点を、しっかり理解しておいてもらわなければならない。