上海情報ございません。
ご存知の通り、ヒマな婆はテレビ相手に過ごす日々でございます。
このところ、忙しいったらないほど、吠えることばかりです。
例の水俣の件。形ばかりの会なら開かん方が良かったくらいで、患者遺族の方々、被害者の皆様、水俣市民の方々の気持ちを裏切り、感情を逆撫でにする、驚くほど愚劣な会でした。
そもそも人の話を聞く意思がないでしょ。
3分間では。
水俣病の歴史は古いです。
私が高校生だった1970年頃、日本は「公害」が深刻な問題として、授業でも取り上げられました。
私の通っていた高校は、私立高校の特権と申しましょうか、社会科、保健体育科が合わさったような「社会福祉」の授業に重きを置いていました。
1年の時は、障害児施設でのボランティア活動が夏休みの課題でした。夏休み明けには報告会を開き、それぞれの体験をもとに議論しました。
2年生になると「公害」が研究課題になりました。グループごとに公害のテーマを決め、調べて発表するという授業でした。私のグループは、「大気汚染」をテーマに、当時の東京で空気の悪い場所、新宿区牛込柳町交差点を徘徊し、近隣住民にインタビューしました。
それらの集大成として、九州への修学旅行では、水俣に宿泊し、市長や地域住民の方々のお話を伺う計画が立てられました。
3分などで聴ける話ではありませんでした。
確か2時間ほどはお話を伺い、我々高校生からの質疑応答の時間もたっぷり取ってくださり、午後いっぱいを費やしたかと記憶しています。地元新聞社も取材に来て、翌朝には大きな紙面に紹介されました。
関東の私立高校生たちが、修学旅行で水俣を訪れ、市長と懇談
というタイトルだったかどうかは忘れましたが、たぶん、当時でも珍しい修学旅行だったと思います。
あれから50年以上です。
今回の件、あまりに情けないです。
「環境大臣が水俣にやってくる」
私が水俣に行った頃から数えてでも50年以上ですが、水俣病発生時期は私が生まれた1953年頃から始まっていますので、70年です。
患者、患者家族、漁師、水俣に住む全ての人々が、肉体的痛みと精神的痛みに耐え、風評被害で生活も狂わされ、水俣の海を取り戻そうと頑張ってきた、、、その中で、水俣病と認定されないままお亡くなりになった方や、その家族の苦悩など、
どうして、3分で聴けますか?
最初から設定がおかしいです。3分間で区切るという会の計画そのものが狂っています。
マイクをオフするなんて言語道断ながら、そもそもの3分縛りがあり得ない話です。
この国の首相は、「人の話をよく聴きます」とかなんとか言って国のトップに踊り上がったんじゃなかったでしたっけ?あなたの選んだお仲間が、こんなことやってますけど。
ってなことを記事にしようと思っていたら、今度は、
デジタル大臣が
マイナカードは目視で偽造かどうか判別できる
って、得意気に説明し始めたのには、目が点、私は吠える声が掠れました。
この件は、スマホ乗っ取りという事件の裏に、マイナンバーカードの本人確認が偽造カードでできちゃうという大問題の内容です。
ひと言で言えば、日本の国会辺りにいる大臣と名のつく人や、その集団より、詐欺の方々の方が一枚も二枚も上手で頭がよろしいということでしょう。
マイナカードのチップ読み取りで本人確認するんじゃないの?と、思ったら、読み取り機を置いてない所があちこちにあるというし。。。
なぜ、先に準備しておかないかなぁ。
そして、こういうスマホ乗っ取りで被害額240万ほどという事件が起こった後でも、、、
デジタル化を進めているはずのトップのオッサンが、
「マイナカードの右上のウサギのマークのところは光っていて、角度によって色が変わるんです。偽造カードは、そこが違いますから、簡単に目視で判断つきます」
と、真顔で説明した時には、私は既に頭から湯気が出尽くし、炎と煙が出て、ソファから転げ落ちました。
もう、つける薬がないというのか、どこから手をつけたら良いかわかりません。
なんと表現して良いか、適切な言葉が思い浮かびません。
いや、思い浮かぶけど、書けません。
裏金問題はうやむや、なんちゃって改革で誤魔化して幕引きは許せませんし、、、
実務に長けて、人の気持ちが理解できて、時代と共に変わりゆくこと(デジタルの意味とか)を勉強し続けて、国民に寄り添うことができて、裏金作ったり、アメリカに尻尾降ったり、防衛費という名の軍事費みたいなことに無駄金注ぎ込まず、憲法改悪に走らず、国民に少額のお金をばら撒いて誤魔化そうとしないで、国民の生活実態をきちんと理解して、、、2世のボンボンやお嬢ちゃんじゃなくて、、、言い出したらキリないですけど、、、、
諸々まとめて、ちゃんとした人、いませんか?
こんなこと書いておりましたら、
「お母さん、いつもありがとう」
って、ファミリーLINEに皆さんからメッセージ届きました。
そか、今日は母の日か。
穏やかに過ごしたいものです。