上矢印この記事にコメントを頂く中で、

「それそれ、それもあったわ」

と、激しく同意したのが、


「全然」の使い方

思いっきり否定する言い方だと認識しておりましたが、最近では、その使い方は真逆にも通用するようになりました。


「全然あり〜」「全然イイわ〜」


その使い方が、どうなのか?

調べてみました。


戦前までは肯定の意味に「全然」を使うことがあったようです。明治の文豪、夏目漱石も「全然の肯定形」は使っていたと言われています。


全然とは、全くもって然りということですから、「全面的に」とか、「完全に」という意味で肯定文に使われていたとのことです。

つまり「全然大丈夫です」は、正しい使い方だということです。


それが、戦後の教育で「全然は否定に使う」と決められ、否定に使うことが正しく、肯定に使われるのは間違いだと教わるようになりました。


そして最近の使われ方は、「とても」「非常に」という意味で「全然」を肯定文に用いています。


つまり、明治時代には肯定にも使われ、戦後教育では否定に使うべきということに決められ、現代においては、肯定にも使われるケースもあるということのようです。

(国語辞書によって、少しニュアンス違うようですが、要するに現在は俗語としての扱いで「肯定」OKらしいです。)


本当はもっと文献や辞書で調べ、検討したい課題ながら、


ウチに

国語辞書が全然ないガーン


それもこれも、ケチな会社がアカン

日本から深圳に行くのに、引越し荷物は段ボール箱8個しか許されなかったせいだプンプン




随分前に読んだ本、三浦しおん著「舟を編む」は、良い作品でした。

辞書を作る人々が言葉をとことん追究し、辞書に載せるために何度も吟味する過程を丁寧に描いています。

映画にもなり、つい最近はBSで連続ドラマになりました。

私は、原作を読み、映画もテレビドラマも全てみました。ドラマでは、今の時代に即した内容に変更されている部分が多くありました。パソコンやスマホで調べれば簡単に答えが見つけられる時代に、なぜ紙の辞書を作るのか!という議論は、原作にはない新しい要素です。

分厚い辞書に使われる紙質について、紙を開発し製造する会社の真剣な取り組みも見どころでした。


私は広辞苑の、あのなんとも言えない、小気味良いまでの紙の薄さと滑り感、そして匂いも大好きです。

引いた言葉の説明には、イラストがついている場合があったり、例文から更に広がる疑問で、また別の言葉を引くという時間も好きです。

ネットでは得られない、五感で受ける刺激が辞書にはあります。


もちろん、どこにいても簡単に調べられるネット検索に、大変お世話になっておりますし、中国に広辞苑どころか小さな国語辞典すらないのですから、ネットを全否定するつもりなどは毛頭ございません。


が、たまに辞書を眺めたくなります。


ああ、あの感触が懐かしい〜ラブラブ

辞書フェチか笑い泣き


それにしても、、、ケチ会社メプンプン

と、また思い出して腹立たしい、、、。