日本は10連休などと言われるゴールデンウィークが始まっていますが、こちらでは、劳动节(労働節)の連休(5月1日から)を前に、日曜出勤の上海でした。
「あ〜あ〜会社か〜〜」
と、朝からどんより重たい雨の中、気持ちもどんより出かけて行った夫です。
さて、ワタクシはルンルン
日曜出勤の夫に、感謝と申し訳なさを(一応)感じつつ、、、
ちょっとステキな上海料理のお店で、
懐石料理のようなオシャレランチ
こちらは中国の女流小説家「張愛玲」の世界観をモチーフとしたモダン上海料理の店「愛玲」です。
(と、sallyさんに教えて頂きました)
どれもこれも、大変手の込んだ細かい仕事がされており、私の持っている中華料理のイメージを良い意味で裏切ってくれるお料理ばかりでした。
全て、大変美味しゅうございました
最後のスイーツ
コレは、
「大众点评(食べログみたいなもの)に、感想を書いてくれたらプレゼントします」
というもので、中国語ペラペラのsallyさんが書き込んでゲットしたスイーツを、私もお相伴に預かった次第です。
超多忙なsallyさんですから、なかなかお会いできるチャンスは少ないのですが、お会いすれば豊富な話題で、いつも実りある楽しい時間を過ごすことができ、ありがたい限りです。
しかも、今回はランチの後に、お宅まで押しかけました。
休日にも関わらず、学校のテストがあった娘ちゃんが疲れてお帰りになっていらっしゃるところをお邪魔しただけでなく、極上の素晴らしいピアノを触らせてもらって、騒音を撒き散らした私
写真の撮り方が下手過ぎて、ごめんなさい
ドイツの名器グロトリアンです。
1907年生まれだそうで、どんな方々がどのような演奏をしてこられたのか、想像するだけでワクワクドキドキの貴婦人楽器です。
ちょっと弾かせて頂いて、私の手には負えない立派過ぎるピアノに、たじろぎました。
と言いつつ、彼女のライブラリーから楽譜を引っ張り出しては、騒音撒き散らしました。
彼女との話は、日本の教育のことやら、今の若者のことやら、日本の過去と未来やら、時間がいくらあっても足りないほどですが、私より20歳ほど年下の彼女から、いつも教わることいっぱいです。とくにピアノに関しての話は、私のやってこなかったことをいっぱい教えて頂いています。
彼女の恩師の教えを、横から盗み聞きしているようなものでして、モグリでごめんなさい
ステキな器でお茶を頂き
ケーキとグァバとおせんべいまで頂き、お喋りは尽きません。
最後にsallyさんの演奏を聴かせて頂いて、私の出す騒音との違いに愕然です。同じ楽器か
彼女の言う
「グロトリアン、可愛い音なんです〜」
ホント可愛い音です。私には出せない可愛さをsallyさんが鳴らしてくださいました。
同じ楽器を弾きながら、私の出す音は騒音以外のナニモノでもないのは、この楽器に慣れていないというのか、普段アップライトしか弾いていませんからグランドピアノに慣れていないこともあるとは思うけれど、、、と言い訳しつつ、、、
そもそもの弾き方の問題であることを思い知りました。
ピアノの奏法について語り出すと、私の子供の頃からの長い話になりますからやめておきますが、指の使い方に翻弄された歴史があります。
sallyさんの家からタクシーで家に戻るまでの間も、頭からグロトリアンの音色が抜けませんでした。
そして、帰宅後すぐにピアノに向かったのは言うまでもありません。ウチのピアノだって、日本の名器YAMAHAのU5ですから、悪くはないのですよ。むしろアップライトの中では、国産最高峰の貴重なピアノのひとつですわ。
でもでも、、、グランドと構造が違うんだもーん。
ってことにしておきます。
彼女と会うと、いつも良い刺激を頂きます。
今回も若返らせてもらった気分です。
今朝起きてすぐ洗面所の鏡を見たら、
「若返った」というのは気のせいだと
思い知りましたけど