注意上海情報ございません。しょうもない婆のつぶやき記事です。お急ぎの方は、どうぞスルーなさってくださいませ。



ドラマ好きの私ですが、最近の地上波ドラマは、今ひとつ。。。


ならば、テレビから離れれば良いものを、子供の頃にテレビを観せてもらえなかった恨みが、70になった今でも続くワタクシは、何か面白そうなものはないか?と、あちこち探します。

巳年は執念深いのだ。ニヤリ


見つけました!

BS-TBSで、「想い出づくり」というドラマ

山田太一脚本ですから、期待が持てます。

1981年のドラマです。その頃、私は香港にいましたから、観たことのないドラマです。


24、25歳の女子3人が主人公です。(森昌子、田中裕子、古手川祐子)結婚適齢期のピークから、少し下り坂に向かうというお年頃なので、親が結婚させようと躍起になる中、独身時代に何かワクワクする思い出を作りたいと考える彼女たちですが、ヨーロッパ旅行に行こうと申し込んだ先の、詐欺まがいの商法被害に遭ってしまって、、、。


お見合いなんかで、一生の伴侶を決められるものなのか、大恋愛を経験してみたい、何も自分にない今の状態で結婚して自分の人生それで良いのかと、あれこれ悩みながら、迷いながら、危なっかしい橋を渡ろうとしてみたりと展開していきます。


このドラマの中に出てくるセリフが、実にあの時代らしく、私もしょっちゅう聞いていたなぁ、と、心チクチクする懐かしさを感じます。


彼女たちの親が口を揃えて言うのが

「女は、結婚してこそ幸せ」

「年齢上がると女の価値は下がる」

「売れ残ったら、どうする」



このドラマの放映された1981年、私は28歳。4歳下の妹には、ドンピシャだったことになります。


このドラマより遡ること4年前


私が24歳の誕生日を独身で迎えた日、母がささやかながら、バースデー祝いの食事を用意してくれて、、、


その食卓に座った途端、父が激怒しました。


24歳にもなって家にいる奴なんて、俺の姉貴には一人もいなかったぞ」ピリピリムキー


「女には友達なんか要らん」

「女の幸せは、男に尽くすことだ」

「自分の干支に独身でいるとは何事ぞ」


明治や大正時代に生まれ、大学に行っていない田舎の伯母たちと大卒の私を比較され、お説教。父の感情爆発による暴言、罵倒、悪口雑言が続き、涙で暮れた誕生日でした。


さすがに、ドラマでここまでの暴言はありませんが、女は結婚してこそ幸せになるという、そんな時代だったことを思い出させるドラマです。


まだ途中なので、最後がどうなるかわかりませんが、妹はリアルタイムで観ていたので結末を知っているものの、今また再放送を懐かしく観ているようです。


ということは、妹が24歳独身の時、実家で父もいるリビングでこのドラマを観ていたのか。


たぶん妹は、24歳のバースデーに父から怒鳴られることもなかったでしょうし、その後も長い独身時代(私の結婚年齢より更に晩婚)を実家で過ごしていても、父は妹を怒鳴ることはなかったでしょう。


そんなことまで思っちゃうものだから、実に疲れるドラマ鑑賞です。笑い泣き