和顔愛語? | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

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何のとりえもない平凡で臆病者の神経質者が語る森田的生き方ブログです。

もしかしたら依存症の方々も、こんな思いを抱いているのでしょうか?

「俺なんて、何のお役にも立てない、ダメ人間だ」

でも、程度の差はあれど、ほとんどの方が同じような思いを抱いているのかもしれません。

そんなあなたに知って頂きたい言葉・・『和顔愛語』です。

 

        画像 souzoku.sozai.com 入院している人

 

誰かのお役に立ちたい。だけど自分には何の才能も特技もない。自分は人さまのお役に立てない人間なんだ。と落ち込んでいる人はいないでしょうか。

でも大丈夫です。何も持たない人でも、人様を幸せにすることは出来るんです。

 

今日紹介する『和顔愛語』とは、「無財の七施」の一つで、笑顔で接しなさい、優しい言葉を使いなさい、と言う仏教の教えです。

依存症とかでなくても、自己肯定感の低い人は、このように思います。

『自分は人様に貢献できない、何の価値もない人間だ。』

さらに病気やけがなどで、長期入院されている方も、同じような気持ちになることがあるそうです。

 

入院すれば仕事もできなくなります。収入もなくなります。そうなると自分の存在価値って何だろう? もしかすると人に迷惑をかけるだけなら、自分なんかいない方がいいんじゃないか?

 

            画像 tegami.club 和顔愛語とは

 

そんな苦しみから、看護師さんや見舞いの方などにつらく当たってしまう人もいるようです。しかし例え入院していても、身体が動かなくても、『和顔愛語』は出来るんです。

たとえば患者の私たちが看護師さんなどに、「大変ですね」とか、「いつもありがとうございます」とか声をかけるんです。

すると看護師さんたちは励まされ、仕事に誇りと自信を取り戻すことが出来るかもしれないのです。看護師さんたちにとって、患者の笑顔とやさしい言葉が、生きる力となるのです。

 

見舞いに来た方々に対しても同じです。

知人が小学生の頃、おばあちゃんが入院しているところに見舞いに行くのが楽しみだったそうです。その理由は、共働きだった両親はいつも忙しく、ろくに知人の話も聞いてあげられなかったそうです。だけどおばあちゃんだけは、何時もニコニコして話を聴いてくれました。工作で褒められた話をしたら、一緒になって喜んでくれました。

おばあちゃんはその後亡くなりましたが、その温かい記憶は今でも知人の心を支え続けているそうです。

 

参考・・・「とどろきクラブメルマガ」、「心の再発見」