欲しがるものをあげてはいけない! | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

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何のとりえもない平凡で臆病者の神経質者が語る森田的生き方ブログです。

今日はバレンタインデーですね。巷ではあげた、あげない、もらった、もらえなかったの攻防戦が繰り広げられたのでしょうか。まぁ私にはまったく関係ない話ですけどね(笑)。

 

         画像 じやらんnet バレンタインデーの由来

 

神経質者の会のSさんの話です。彼は付き合っている人などに誕生日やクリスマスのプレゼントを贈る時、デパートなどに一緒に行き、相手の気に入ったものをプレゼントしていました。もし相手が欲しくないものを贈ってしまったら嫌ですものね。

でも、結婚して考え方が変わったそうです。

 

奥さんにプレゼントしようと、一緒にデパートに行くことになりました。しかし奥さんは「欲しいものがないから、行かない」と、一緒に行くことを固く拒んだのです。

どういうことなんでしょう。奥さんは真相を語ってくれました。

 

「プレゼントと言うのは、「これをあげたら相手が喜ぶだろうな」と想像を膨らまして、自分が楽しむものじゃないのか? そして選びに選んだ品物で相手が喜んでくれたとき、あなた自身もハッピーになれるのではなかろうか?」

「もし、プレゼント選びを楽しめないと言うなら、相手の事を愛していないんじゃないか?」

 

それを聞いたSさんはハッとしたそうです。そして自分のこれまでの間違いに気づいたそうです。

 

          画像 でんき案内板 喜ばれる贈り物

 

ある時、お花屋さんのご主人と話す機会がありました。私はこう尋ねました。

「女性ってお花をプレゼントされると嬉しいですよね。じゃあ、奥さんに薔薇を送るとしたら、何本くらいが適当なんでしょうか。」

するとご主人曰く、

「たとえ一本でも、喜ばれると思いますよ。旦那がわざわざ自分のために花屋に寄ってくれた。そして薔薇を買ってきてくれた。それだけでうれしいと思います。少なくとも私はそうですよ。」と、女主人は話していました。

 

Sさんもそうですが、私もプレゼントの意味をちゃんと理解していなかったのです。「もし相手に気に入られなかったらどうしよう」と不安になることもありますが、読みが当たり、相手が喜んでくれた時の悦びや嬉しさは例えようもありません。

プレゼントって、もらう方よりも贈る方が、、喜びがより大きいのかもしれませんね。

 

参考・・・「テレビの涙(朝日新聞)」、「つまづいたらいつもの逆をやってみよう」