遊びましょ! | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

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何のとりえもない平凡で臆病者の神経質者が語る森田的生き方ブログです。

昨日は、ストレスを受けて苦しいときこそ、楽しい事を考えた方が良いと言うような話しをしました。

けれども大半の人は、それが出来ないからこそ、悩んでいるのではないでしょうか。

ポジティブな考え方が出来ない理由は、性格的な事もありますが、私達の脳の構造にも、その秘密が有ったのです。

 

 

私達の脳は、ストレスを受けると脳の一部分のみが興奮します。これが『ストレス反応』と呼ばれるものです。こうなると中々新しい刺激を受け入れることが出来ません。もしこの状態で、楽しい刺激を受け入れることが出来たなら、互いの刺激は薄めあって、ストレス反応は減少するのではないかと思われるのです。

 

ストレスに負けてしまい、いわゆる『病的な状態』でクリニックを訪れる人の多くは、せっかくの休日を家でごろごろし、月曜日の仕事のことばかり考えているような人が多いそうです。

こういう人は、脳のストレス反応のために新しい考え方が出来ず、ストレス解消にも、『どうしたら仕事がうまく行くだろう・・』と、仕事モードでしか物事を考えられなくなっています。これではますますストレスに負けてしまいますよね。

 

そこで皆さんにお勧めなのが、『遊ぶ』事です。

"なぁんだ"。と思われる方が多いでしょうね。

ここで言う遊びとは、単なるストレス解消ではありません。非日常的な刺激をもたらすものです。

皆さんもそうだと思いますが、マンネリの日常を離れ、非日常的な体験をすると、自然にテンション上がりますよね。それが脳の活性化につながってくるのです。

 

 

『遊び』の良い点は、仕事のように、"○○のために"と言う目的意識が無い点です。遊びたいから遊ぶのであり、目的ではなく過程がすべてであり、褒められた表現ではありませんが、完全に"自己満足"の世界です。

遊びの考え方を取り込むことにより、仕事のストレスで硬直化した脳みそを揉み解し、ストレスに強い脳みそに鍛え上げることが出来るのです。

 

仕事が出来る人は、常に仕事の事ばかり考えている人ではありません。遊びのことをあれこれ思い描いている人です。今度の休みはあれがしたいな。これもしたいな。ならば今の仕事を効率的にこなしていこう。と考えるのです。良く遊ぶ人は良い仕事が出来るのですね。