魚も風邪を引く?? | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

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冬将軍本番となりました。私の周りにも風邪気味の人がたくさんおりますね。何を隠そう私も年を越したあたりから頭痛気味でのども痛い状態です。年をとるとあまり無理も出来ませんね。


さて、風邪を引くのは人間ばかりではありません。

お便りにありましたあなたの愛魚の症状から判断しますと、これはほぼ『魚の風邪引き』と呼ばれるものだと思います。人間の『風邪』と言うのは立派な『病名』ですが、魚の場合は『症状名』だと考えてください。ですから『魚の風邪』と『診断されてももしかしたら他の病気(例えば白点病)の前駆症状である場合もあるのです。


したがって『風邪』だと思って安心せず、ぜひとも経過を観察してみてください。あわせて同居しているほかの魚たちに変な症状が出ていないか注意してみてください。

ここでは純粋に『魚の風邪』だけの症状であるとして、お答えいたします。

なお専門的にはこういった『症状』を『シムミース』と呼ぶ場合もあります。

グッピー


『シムミース』とはこのような状態を言います。

体を一箇所に止めておいて、かつ全体をくねくねとゆするように体を動かしている場合が多いです。水温や水質が急変したり、あるいは水質が非常に悪くなってくるとこのような動作する場合が増えます。特に卵胎生魚と呼ばれる特定の種類(グッピーとかモリーとか、その他のクシィフォフォルス類)に多く見られます。

放置しても治る場合もありますが、水が古いときは3分の1から半分くらい変えてみて温度を28度くらいに上げて2~3日そのままにしておき、それからゆっくりと戻すとたいていは治ってしまいます。


それでも治らないときは他の病気に罹患している可能性があります。良く病魚を観察し、以上が見られたら速やかにしかるべき処置をしてください。シムミース自体は伝染しませんが、原因が例えば白点病のような伝染性の高いものであれば、たちまち水槽全体に蔓延してしまいます。